糖尿病の予防に一番有効なのは持続的血糖測定器でグルコーススパイクを調べること

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。

糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、

日本糖尿病学会厚生労働省も述べるように、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。

今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

糖尿病の予防には何が一番効果的であるかご存じですか?

  • 糖質制限?
  • 運動?

いずれも重要なことは間違いありませんが、

 

一番重要なことは、

  1. 何を食べると血糖値が上がるか?
  2. どれだけ食べると血糖値が上がるか?

を知ることです。

 

つまり、

血糖トレンドを知ることなのです。

 

 

血糖トレンドを見て、

グルコーススパイクといわれる食後高血糖が起きていないことを調べることです。

 

血糖トレンドを知るためには、

フリースタイルリブレのような持続的血糖測定器が必要なのですが、

テルモが新しい持続的血糖測定器を発売しました。

 

 

Sponsored Link

 

テルモが持続的血糖測定器を新発売

テルモは2月28日に、

持続血糖測定器である「Dexcom G4 PLATINUMシステム

を新発売しました。

 

詳しく見る ⇒ テルモ・プレスリリース

 

この、持続血糖測定器「Dexcom G4 PLATINUMシステム」は、

細胞間質液中のグルコース濃度を持続的に測定することができる、持続グルコースモニタシステムです。

 

腹部などの皮膚にグルコース濃度を感知するセンサーを貼り付け、

専用端末でグルコースの測定値を受信することによって、

患者は端末のモニターでリアルタイムでグルコース濃度の変化を確認することができるのです。

 

 

この製品はは、持続血糖測定器では世界トップシェアであるアメリカのデクスコム社が製造し、

テルモが日本で独占的に販売するものです。

 

センサーの使用期間は7日間で、

患者の在宅での使用、あるいは医療機関でグルコースのモニターを目的としており、

希望小売価格 10,000円(センサー1個あたり。消費税抜き)と公表されています。

 


Sponsored Link

 

持続的持続血糖測

持続的血糖測定は糖尿病の予防い非常に有用です。

 

健康診断では空腹時血糖値を測定しますが、

糖尿病の発症や糖尿病の悪化に関与するのは、

グルコーススパイクといわれる食後高血糖なのです。

 

糖尿病の予防にはグルコーススパイクといわれる食後高血糖を抑える必要があります

 

詳しく見る ⇒ グルコーススパイクを抑えて糖尿病の予防

 

さらい、グルコーススパイクといわれる食後高血糖は血管壁を傷害し、脳梗塞や心筋梗塞更には認知症を引き起こすことになるのです。

 

 詳しく見る ⇒ グルコーススパイクは脳梗塞や認知症の原因

 

グルコーススパイクを調べるには血糖トレンドを見る

グルコーススパイクは食後2時間目の血糖値が140mg/dl以上に上昇することをいいます。

したがって、

グルコーススパイクといわれる食後高血糖を調べるには、

食後に継続的に血糖値をモニターする必要があるのです。

 

血糖値の変化を「点ではなく曲線」で見る必要があるのです。

 

 

食後の血糖値を継続的に曲線で調べることができるのは、

今回テルモが新発売した、持続血糖測定器「Dexcom G4 PLATINUMシステム」や、

アボットが発売したフリースタイルリブレなどです。

 

フリースタイルリブレはAmazonで購入できる

テルモの持続血糖測定器「Dexcom G4 PLATINUMシステム」は医療機関でしか販売しないようですから糖尿病患者しか入手できないようですが、

 

フリースタイルリブレは高度管理医療機器等販売業の許可を得た薬局であれば誰でも購入可能で、Amazonでも簡単に購入することができます。

 

私もAmazonでフリースタイル・リブレを購入し使ってみました。

 

詳しく見る ⇒ Amazonでフリースタイル・リブレを購入

 

そして、14日間の測定結果を詳しくアップしたので参考になったかと思います。

 

    糖質量 最高血糖値 食後高血糖
3日目   基準食 117.1 183 140
4日目   ベジファースト 124.2 170 152
5日目   食後運動 117.1 191 130
6日目   糖質制限  53.6 142 112
7日目  カレーライス 100.3 210 175
8日目   牛丼 97.0 210 173
9日目   天ぷら蕎麦 154 130
10日目   玄米カレーライス 76.3 177 124
11日目  ポカリスエット 31 146 86
12日目  焼きそば 77.1 147 126
13日目  ラーメン ライス 79.1 153 118
14日目  バナナ2本 67.5 134 104
2日目    天丼+かけ蕎麦 180 182

 


Sponsored Link

 

まとめ

糖尿病にならないためには、血糖値がやや高いという糖尿病予備群の段階で生活習慣を見直すことが重要です。

糖尿病の治療は、

  1. 食生活の改善
  2. 運動の励行

が基本です。

 

しかし、むやみに「カロリー制限」や「糖質制限」をおこなっても効果がありません。

  1. 何を食べると血糖値が上がるのか
  2. どれだけ食べると血糖値が上がるのか

をしっかり把握する必要があります。

 

そのためには、

フリースタイルリブレのような持続的血糖測定器で血糖値の変化を調べてみることが重要なのです。

 

フリースタイルリブレで14日間、血糖値の変化を調べるには15,000円程度の投資が必要ですが、

これで糖尿病の予防ができるのであれば安いと思いませんか?

 

フリースタイルリブレの臨床試験を主導した東京慈恵会医科大学の西村理明教授は、

予備群の人たちが使用すれば糖尿病の進行を予防できる

と期待しています。

 

関連記事(一部広告を含む)

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ