製薬会社で20年以上、新薬の研究開発に携わった経験をもとに、科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えしています。
糖尿病治療では、日本糖尿病学会や厚生労働省も示しているように、食事療法と運動療法が基本です。
元木大介さんが「激やせした理由」は、
👉 糖尿病の治療と生活改善でした
2018年の番組企画では、
👉 空腹時血糖184mg/dl、HbA1c 8.3%と糖尿病の診断基準を上回る値でした
その後、自覚症状が乏しいことなどから治療を続けず、2020年の入院をきっかけに本格的な治療と生活改善を開始しました。
現在は20kg以上の減量に成功し、2026年5月にも本人が「元気」と話しています。
この記事では、
元木大介さんの糖尿病とHbA1cの推移、激やせの理由、現在の状態から、糖尿病を放置する怖さと改善のポイントを解説します。
元木大介の糖尿病|HbA1cは8.3%だった
元巨人軍の元木大介さん(以下敬称略)は、2025年12月に「主治医が見つかる診療所」で、
90kgあった体重を20kgも減量したと語っていました。
2026年2月10日放送の「踊る!さんま御殿!!」に出演したのですが、
この日は「激やせ重病説」の真相について糖尿病の治療によるものであることを明かしました。
元木大介は、2018年に出演した「主治医が見つかる診療所」で糖尿病と診断されていたのです。
その当時は、
- 空腹時血糖値 : 184 mg/dl
- ヘモグロビンA1c : 8.3 %
と日本糖尿病学会の糖尿病の診断基準を上回る検査値だったのです。
医者の薦めによって、「血糖値を10日間で改善」というプログラムに参加し、
- ご飯は1回100gとしてタマゴかけご飯にする
- 1日1回は納豆などのネバネバ食材を食べる
- もやし料理を食べる
- 毎食 1品に酢を大さじ1杯かける
という食事内容を見直すプログラムでしたが、
プログラム終了時には、
- 空腹時血糖 : 184 → 145 mg/dl(基準値は80~109mg/dl)
- HbA1c : 8.3 → 7.9%(基準値は4.6~6.2%)
と、まだまだ正常値ではないものの、このプログラムで血糖値は若干改善されたのでした。
プログラムでは卵、納豆、もやしなど糖尿病に良いとされる食品も取り入れられていましたが、
糖尿病の改善は特定の食品だけでは難しく、
- バランスのとれた食事
- 継続した管理
が重要とされています。
元木大介自身も、自覚症状がほとんどなかったことなどから、その後は通院や治療を継続しなかったと振り返っています。
元木大介の奥さんである日本テレビアナウンサーであった大神いずみも、
2017年、2018年に同番組「主治医が見つかる診療所」に出演し「糖尿病予備軍」との宣告を受けていました。
大神いずみも糖尿病の宣告 ⇒ 大神いずみも激太りで糖尿病
元木大介は糖尿病合併症の直前だった
2018年に「主治医が見つかる診療所」に出演し糖尿病と診断されたが、体に大きな違和感もないことから、
積極的な治療を受けていなかったのですが、2020年に盲腸で入院した際に、
このままでは足が壊死し、目が見えなくなる危険がある
と医師から告げられ生活改善することを決心したといいます。
👉 糖尿病を放置するとどうなるのかは、こちらで詳しく解説しています
実践したのは、
- 炭酸水を飲んで空腹を紛らわす
- 枝豆と炭酸水で空腹感を抑える
- もずくそばを食べる
- 噛む回数を増やし満足感を得る
- アルコールは焼酎の炭酸割り
など、
食物繊維を摂り糖質を避けて「グルコーススパイク」を起こさないような工夫をしたとのことです。
糖尿病の予防では食後高血糖といわれるグルコーススパイクを起こさないようにすることが重要なのです。
その結果、
20kg以上の減量に成功しました。2025年12月の「主治医が見つかる診療所」では、生活改善と投薬治療によって血糖値がほぼ正常値まで改善し、薬を飲まずにコントロールできている状態と紹介されています。
さらに2026年5月のテレビ出演では、ピーク時約90kgから67kgまで23kg減量したことを明かし、「元気ですから」と話しています。
ただし、糖尿病は「体重が減った=治った」と単純に判断できる病気ではありません。血糖値やHbA1cなどを継続して確認し、良好な状態を維持することが重要です。
このように糖尿病は自覚症状が少ないまま進行するため、気づいたときには合併症のリスクが高まっているケースも少なくないのです。
元木大介の現在|激やせは糖尿病治療と生活改善の結果
元木大介の「激やせ」を見て、重い病気ではないかと心配する声もありました。
しかし本人は、2026年2月の「踊る!さんま御殿!!」で糖尿病の治療による減量であることを認め、同年5月の「林修の今知りたいでしょ!」でも、糖尿病改善のために体重を約90kgから67kgまで落としたと説明しています。
2020年の入院をきっかけに生活を見直し、投薬治療も開始。その後は食事内容や食べ方を変え、散歩なども続けてきたことが報じられています。
元木大介の例で特に注意したいのは、糖尿病と診断されても「自覚症状がなかった」ため、一時は治療から遠ざかってしまったことです。
HbA1cや血糖値が高くても症状を感じないことは珍しくありません。元木大介自身も、近い文字が見えにくい、疲れが抜けにくいといった変化を「年齢のせい」と考えていたと2026年5月に振り返っています。
糖尿病は自覚症状がないが合併症が怖い
元木大介は、「自覚症状がなかったから大丈夫だと思っていた」と話しています。
そして、
「このままでは足が壊死し、失明の危険がある」といわれて初めてことの重大さを自覚したというのです。
糖尿病自体は自覚症状が無いことから甘く見てしまう人が非常に多いのです。
そのため、
気づいたときには重篤な合併症が起きていた
ということが多く、
- 下肢の切断に至る人が年間約1万人以上、
- 失明する人が年間約3,000人〜5,000人
- 人工透析になる人が年間約1.4万〜1.5万人
もいるのです。
糖尿病で高血糖状態が続くと血管壁が傷害されるのですが、
血管壁傷害は「細い血管から太い血管へ」と次第に進み、重篤な合併症が引き起こされるのです。
元木大介も医師から、糖尿病をこのまま放置すれば足の壊死や視力への深刻な影響につながる可能性があると警告されたことを明かしています。
糖尿病食事療法のまとめにも書きましたが、
糖尿病自体は血糖値が高いだけでほとんど自覚症状がありません。
しかし、高血糖が血管を損傷させ少しずつ合併症状が進行しているのです。
糖尿病による足切断・失明・人工透析は別々の問題ではなく、高血糖による血管障害から連鎖的に進む糖尿病ドミノの一部です。
全体像は、糖尿病三大合併症と糖尿病ドミノの解説をご覧ください。
まとめ|元木大介の糖尿病とHbA1cから分かること
元木大介は2018年の検査で空腹時血糖184mg/dl、HbA1c 8.3%を指摘され、短期の食事改善後もHbA1cは7.9%でした。
その後いったん治療から遠ざかりましたが、2020年の入院を機に生活改善と治療に取り組み、20kg以上の減量につなげています。
2026年2月現在も本人は元気であることを公に話していますが、糖尿病では体重だけでなく血糖値やHbA1cを継続して管理することが重要です。
糖尿病では、食事内容の見直しや運動、必要に応じた薬物療法によって血糖値をコントロールすることが基本です。
特に、食後の血糖値上昇(グルコーススパイク)を抑えることが重要とされており、
その一つとして、炭水化物の摂取量を抑える「糖質制限」が注目されています。
しかし、「制限」といっても、
- 正常な分量を
- 規則正しく摂る
といういたって「普通の食事」なのです。
糖尿病の進行を防ぐためには、早期の食事管理が重要とされています。
最終更新日:2026年8月 初掲載日:2018年6月















