糖尿病を放置するとどうなる?実際の闘病ブログが示す失明・足切断・透析の現実
糖尿病を放置するとどうなるのか、気になっていませんか?
糖尿病は、
- 血糖値が高いだけで自覚症状が少ない
- 少しくらい大丈夫だと思ってしまう
- 痛くもかゆくもないので後回しにしやすい
という特徴があるため、つい甘く見てしまう人が少なくありません。
しかし、本当に怖いのはその先です。
👉 糖尿病の本当の怖さは、血糖値が高いことそのものではありません。
👉 食後の血糖値の急上昇をくり返すことで血管が傷つき、やがて失明・足切断・人工透析といった深刻な合併症につながることです。
👉 実際に、その現実を自らの闘病ブログに記録し続けた方がおられます。
※本記事は20年以上にわたり糖尿病治療薬の研究開発に携わってきた筆者が、公開された闘病記録や医学的知見をもとに科学的根拠に基づいて解説しています。
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目次
糖尿病を放置するとどうなるのか
糖尿病は、初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。
そのため、
- まだ大丈夫だろう
- 少し血糖値が高いだけだ
- 薬を飲めば何とかなるだろう
と思ってしまう人がいます。
しかし、高血糖の状態が長く続くと、血管が少しずつ傷つき、神経・目・腎臓・足・心臓・脳など全身に障害が広がっていきます。
糖尿病の怖さは、症状がないまま静かに進行し、気づいた時には取り返しのつかない合併症になっていることがある点にあります。
👉 これらのリスクを防ぐための基本となる考え方はこちらです。
落下星の部屋は糖尿病合併症の現実を記録した闘病ブログ
糖尿病を放置した先に何が起こるのかを、非常に重い形で伝えているのが「落下星の部屋」というブログです。
このブログは、糖尿病と合併症の経過を、筆者自身が死の直前まで記録し続けた闘病日記です。
糖尿病を放置した落下星さんのブログ ⇒ 落下星の部屋
このブログの筆者である小山芳久さんは、糖尿病にもかかわらず不節制や不養生が続き、その結果、数多くの糖尿病合併症を発症していきました。
私はこのブログを2012年に初めて紹介しましたが、筆者が亡くなられた後も、篤志家によって現在まで公開が続けられています。
東洋経済でも取り上げられ、大きな反響を呼びました。
東洋経済の記事はこちら ⇒ 50代に糖尿病で亡くなった男が残す痛切な筆録
糖尿病を放置すれば合併症は次々に進行する
小山さんは30歳代で糖尿病を発症して以来、
- 右目失明
- 右足切断
- 糖尿病腎症による人工透析
- 左足切断
- 左目の眼底出血
など、重い合併症を次々に経験されました。
そしてブログの中で、次のように強く訴えています。
私を「おろかなやつ」と笑って結構です。
でも、あなた自身は絶対に同じ道をたどらないと約束してください。
本当にお願いいたします。
これは単なる体験談ではありません。
👉 糖尿病を軽く見た結果、人生がどのように壊れていくのかを示した、非常に重い記録です。
▶▶ 糖尿病の三大合併症とは
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糖尿病はなぜ合併症が怖いのか
糖尿病そのものは、初期には血糖値が高いだけで、ほとんど自覚症状がありません。
しかし、その高血糖が長期間続くと、血管は少しずつ傷ついていきます。
血管障害が進むと、やがて、
- 神経障害 → 足の感覚低下、潰瘍、下肢切断
- 網膜症 → 視力低下、失明
- 腎症 → 腎機能低下、人工透析
- 大血管障害 → 心筋梗塞、脳梗塞
といった深刻な状態につながります。
👉 重要ポイント
糖尿病の合併症は、ある日突然起こるわけではありません。
👉 血糖値の高い状態や、食後の血糖値の急上昇をくり返すことで、血管障害が少しずつ進行した結果として起こるのです。
足切断・失明・透析は珍しい話ではない
落下星さんの例は非常に重いものですが、決して特殊な話ではありません。
糖尿病が原因で、
- 下肢の切断に至る人
- 失明する人
- 人工透析を始める人
は、今でも少なくありません。
小山さんの足切断も、最初は「ちょっとした痛み」から始まったそうです。
しかし、その後「足先が黒ずんだ」ことに気づいた時には、すでに壊疽(えそ)が進行し、足の切断に至ってしまいました。
糖尿病は自覚症状が乏しいため甘く見られがちですが、その結果、気づいた時には深刻な合併症が進行していることがあるのです。
糖尿病合併症を防ぐには血糖値を上げない食事が重要
では、こうした合併症を防ぐためにはどうすればよいのでしょうか。
最も重要なのは、できるだけ早い段階で血糖コントロールに取り組むことです。
特に重要なのが食事療法です。
最近では、糖尿病の食事療法では単にカロリーだけを見るのではなく、食後の血糖値をどれだけ上げるかが重視されるようになっています。
米国糖尿病学会ADAが毎年公表する『Standards of Care in Diabetes(2026年版)』でも、
炭水化物の総摂取量が、食後血糖の応答を予測する最も重要な因子である
とされています。
また、日本糖尿病学会でも極端な制限は勧めていないものの、短期間であれば炭水化物制限が血糖コントロールに有効であるとしています。
つまり、糖尿病合併症を防ぐためには、
- 食後高血糖をできるだけ起こさない
- グルコーススパイクを抑える
- 毎日の食事内容を見直す
ことが非常に重要なのです。
▶▶ 糖質制限の基本はこちら
実際にどんな食事が血糖値を上げるのか
「食後高血糖を防ぐことが重要」と言われても、実際にどんな食事で血糖値が大きく上がるのかは、なかなか分かりにくいものです。
そこで当サイトでは、フリースタイルリブレを使って、実際の食事で血糖値がどのように変動するかを測定しています。
例えば、
- 白米カレーライスでは強い食後高血糖を示しました
- 牛丼でもかなり大きく血糖値が上がりました
- 白米を玄米に変えると改善が見られました
👉 つまり、合併症を防ぐ第一歩は、血糖値を上げやすい食事を知ることなのです。
▶▶ 白米カレーの血糖値はこちら
▶▶ 牛丼の血糖値はこちら
▶▶ 玄米カレーの結果はこちら
▶▶ 牛丼とカレーはどちらが血糖値を上げるか比較した記事はこちら
▶▶ 14日間の血糖値測定まとめはこちら
糖尿病の怖さは健康診断では見えにくいことがある
糖尿病の合併症は、ある日突然起きるように見えて、実際には長い時間をかけて進行していきます。
しかも、健康診断では空腹時血糖やHbA1cがそれほど悪くなくても、食後だけ大きく血糖値が上がっているケースがあります。
このような食後の急上昇は、いわゆるグルコーススパイクであり、血管障害を進める原因の1つと考えられています。
👉 重要ポイント
・健康診断の血糖値 → 点
・実際の血糖値の動き → 線
👉 そのため、空腹時血糖やHbA1cだけでは、食後高血糖やグルコーススパイクが見逃されることがあります。
▶▶ グルコーススパイクとは何か
▶▶ フリースタイルリブレの詳細はこちら
まとめ
糖尿病を放置すると、
- 失明
- 足切断
- 人工透析
- 心筋梗塞や脳梗塞
といった深刻な合併症につながることがあります。
落下星さんのブログは、その現実を非常に重い形で伝えている記録です。
小山さんは、
あなた自身は絶対に同じ道をたどらないと約束してください。本当にお願いいたします。
と書き残されています。
このような状態にならないためには、症状が軽いうちから、血糖値を上げない食事療法を始めることが重要です。
👉 糖尿病の食事療法の基本は、こちらで体系的にまとめています。
▶▶ 糖尿病の食事療法まとめはこちら
▶▶ 14日間の血糖値測定まとめはこちら
▶▶ グルコーススパイクとは何か
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最終更新日:2026年4月 初掲載日:2021年2月



















