白井田七人参
白井田七人参がお薦めです
白井田七人参は、白井博隆さんが作っている田七人参です。
白井さんは1994年に中国を訪れた際に田七人参に出会い、その効能に驚いて田七人参の栽培を手がけ、それ以降、12年の歳月をかけて田七人参の有機栽培に成功したのです。
その経緯は2015年3月に発刊された、「白井博隆・田七人参ものがたり」に記されていますが、私は読んで感動しました。
「白井博隆・田七人参ものがたり」
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田七人参のサプリメントはたくさんあるのですが、田七人参に興味を持っているあなたに特に「白井田七人参」をお薦めする理由を説明したいと思います。
詳しく見る ⇒ 糖尿病に世界が認めた白井田七
白井田七人参は無農薬だから
田七人参のサプリメントはたくさん販売されていますが、その中で、あえて白井田七人参を薦める理由は、
「白井田七人参は無農薬」
だからです。
田七人参は、中国の雲南省から広西省の限られた地域の山岳地帯にしか生育していない、ウコギ科の植物です。
中国雲南省の山岳地帯は、標高1,500〜2,000mで、年間平均気温は15〜19℃で、ベトナムに接し、チワン族、ミャオ族などの少数民族が人口の半数以上を占めています。
田七人参は、この地域の極めて特殊な気候条件下でした育たず、種から栽培して収穫するまでは最低でも3年を要し、地中の養分の吸収力が極めて高く、良質の田七人参を育てるためには1年毎に植え替えが必要で、同畑での連作はできないのです。
中国の野菜は農薬漬け
中国野菜の危険性についてはあなたもご存じのはずですが、中国野菜が危険だという認識が広まったのは10年以上前からですが、中国からの輸入野菜類の約半数以上から猛毒で発癌性もある有機リン系殺虫剤などが検出されています。
厚生労働省の「輸入届出における代表的な食品衛生法違反事例 リスト」では、中国から輸入された、塩漬けたけのこ、生姜、らっきょう、レンコン、乾燥しいたけ、きくらげ、大根、なす、マッシュルーム、水煮野菜などには、漂白剤や二酸化硫黄の残留があり、気管支障害やアレルギーなどを引き起こす可能性があるとしています。
白井田七人参は無農薬栽培
白井さんが1994年に田七人参の栽培地を訪れたときには、農薬漬けの栽培法で、水も工場廃水などで汚れたものを使っていたそうです。
これを日本人の口に入れるわけにはいかないと、中国人や小数民族ミャオ族の手を借りて栽培を開始するのですが、無農薬での栽培は無謀ともいわれ、なんと12年もの歳月をかけて農法の改良をし、無農薬・有機栽培を成し遂げるに至ったのです。
その結果、白井田七人参は、オーガニック先進国ドイツの、世界でも最も安全基準が高いといわれるIFOAM(国際有機運動連盟)の「無農薬・有機栽培認証」を取得しているのです。もちろん、その後には日本の有機JAS認証も取得しています。
有機JAS 認証は、化学合成された農薬や肥料、組み換え遺伝子に由来する農業資材などを使わずに作られた農産物や、それらを原材料として作られた加工食品について認証されるものです。
ドイツのIFOAMにおいても、無農薬、無化学肥料はもちろん、土壌、使用する水などあらゆる面で世界最高水準を求められます。
白井田七人参は安全
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白井田七人参は漢方薬です
田七人参には様々な名前で呼ばれています。
「三七」、「田三七」の名前は、種を蒔いてから収穫できるまでに3~7年もかかるからですが、「金不換」という呼び名は、“金にも換え難いほど高価な物”であったことからその様に呼ばれたのです。
現在では人工栽培ができるようになったことから私達も手にできるようになったのですが、それまでの中国ではとして王侯貴族の間でのみ利用されており、「三国志」には諸葛孔明が戦時に持ち歩いたとも記されているそうです。
また、産出量が少なく、輸出を禁止していた時期もあり、我々が知ることになったのは、白井博隆氏らの努力により、多量に収穫できるようになったおかげなのです。
田七人参は漢方薬の中でも非常に貴重だとして、「金不換」とまで言われたのです。
漢方薬とは、伝統的な中国医学の一種である漢方医学の理論に基づいて処方される薬のことで、医師による漢方的な診察(腹診、脈診、舌診など)と体力の強弱や体質(証)などから総合的に診断して、数種類の生薬を組み合わせて処方する薬です。
民間薬は経験的な民間伝承によるものですが、漢方薬は東洋医学の理論に基づき処方される薬で、長い歴史の中で生み出された薬なのです。
白井田七人参の効果
三国時代の諸葛亮孔明も服用していたとのことで、三国時代は西暦200年ですから、田七人参は1800年以上も前から効能が認められていることになります。
田七人参の効能が明らかになったのは、ベトナム戦争時に負傷したベトナム兵が止血剤として田七人参の粉末を傷口へ擦り込んで使っていたのを見たアメリカ兵が母国へ持ち帰り、田七人参の研究が始まり、さらに、その後の研究により田七人参の効能が明らかになったのです。
その効能は、
- 出血の止血
- 更年期障害・貧血
- 生理痛や偏頭痛
- 肥満・高コレステロール・高脂血症
- 肝臓疾患
- 狭心症・高血圧
- 関節リウマチ・痛風
など、中国の医者はほとんどの患者さんに処方する漢方薬です。
田七人参の有効成分
それでは、田七人参はなぜ様々な疾患に効能があるのでしょうか。
田七人参は3~7年もの長い間、大地の栄養を吸収して育ったことから、高麗人参の10倍以上もサポニンを含み、その他にも有機ゲルマニウム、ジンセノサイド、フラボノイドのケルセチンやダウコレステロールなどを含んでいます。
その主な有効成分と効能は下記の表にまとめてあります。
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田七人参には血糖低下作用がある
田七人参には糖尿病を予防する効果も認められています。
糖尿病予防作用は、田七人参に含まれるサポニンによる活性酸素を除去によると考えられていましたが、
サポニンと類似した構造を持つパナキサトリオールに血糖低下作用があることが分かったのです。
首都大学の藤井教授とライオン(株)の研究グループは、田七人参に含まれるパナキサトリオールは血中の筋肉への糖の取り込み量を増加させることを明らかにし、パナキサトリオールは食後血糖を速やかに低下させる作用があり、さらに食後血糖だけではなく空腹時血糖値に対しても筋肉への取込みを促進する効果があることを明らかにしています。
「田七人参」の微量含有成分「パナキサトリオール※1」に血液から筋肉への糖の取り込み量を増加させ、高血糖を抑制する作用があることを発見
ヒト試験により「パナキサトリオール」は、食後血糖値だけでなく空腹時血糖値にも効果があることを確認
この研究成果は『第65回日本栄養・食糧学会(2011年5月13日〜15日 東京)』、『第71回アメリカ糖尿病学会(2011年6月24日〜28日 アメリカ、カリフォルニア州)』において発表する予定です。
田七人参の高血糖低下作用
田七人参の高血糖低下作用を少し説明したいと思います。
少し難しくなりますが、田七人参の高血糖低下作用には科学的根拠があるということを知っておいてください。
PI3K-Akt経路というのは、血管内皮や平滑筋細胞に存在しており、炎症、高血圧、糖尿病などの心血管病態の発症に関わっているのです。
東京大学の医学部附属病院 糖尿病・代謝内科の植木准教授らは、PI3K-Aktはインスリンの作用はβ細胞自身においても重要であり、インスリンによって活性化される PI3Kがインスリンの分泌を調節する鍵分子であることを解明しています。
っさらに、糖尿病治療薬であるメトフォルミン(Metformin)はMPKを活性化する薬で、メトホルミンはAMPKによる基質分子のリン酸化亢進を介し、糖新生だけでなく中性脂肪やコレステロールの合成も抑制し、脂肪肝や血中の脂質レベルの改善にも効果を示す糖尿病治療薬です。
さらに、PI3キナーゼシグナル伝達経路を調節する分子は癌や糖尿病治療の創薬における標的分子として多くの製薬企業が字研究開発に凌ぎを削っているのです。
糖尿病予備軍の高血糖には田七人参
いかがだったでしょうか。
田七人参は糖尿病における高血糖を低下させる作用があるのです。
また、田七人参は中国で栽培されているのですが、白井田七人参は世界に先駆けて無農薬・有機栽培で生産しているのです。
糖尿病における高血糖の改善には、
- 食事療法
- 運動療法
の2つは欠かせませんが、忙しいあなたにはなかなか困難な時も多いことでしょう。