はじめに

糖尿病患者が増えている

国際糖尿病連合(IDF)は、2015年11月14日における世界糖尿病デーを前に、「糖尿病アトラス 第7版 2015 UPDATE」を発表しました。

これによれば、2015年の全世界における糖尿病患者数は4億1,500万人と爆発的な増加を続けており、2040年にはまでに6億4,200万に増加すると予測していますが、検査を受けて糖尿病と診断されていない人の数は全世界で1億7,900万人に上ると見られており、患者の実数はもっと多いのです。

2015年時点で20~79歳の成人の糖尿病有病率は8.8%で、なんと11人に1人が糖尿病なのです。

全世界の地域別の糖尿病患者数では、日本を含む西太平洋地域での患者数が最も多くて1億5,320万人もいるそうです。

世界の糖尿病患者数が爆発的に増加している

世界で最も糖尿病患者数が多いのは中国(1億960万人)、そして第2位はインド(6,920万人)で、最も患者数が多いだろうと思われている米国は2,930万人で第3位で、上位3位は昨年から変動はありません。

日本の糖尿病患者数は720万人と、前年からの増加はありませんでしたが、順位は昨年の10位から9位と上がっています。

日本の糖尿病人口は世界9位で、成人男性の6人に1人が糖尿病

 

 

「2013年国民健康・栄養調査」の調査でも、糖尿病有病者の割合は、男性16.2%、女性9.2%で、成人男性の6人に1人が、成人女性の8人に1人が糖尿病なのです。

成人男性の6人に1人が、成人女性の8人に1人が糖尿病

糖尿病の治療では食事療法が基本

糖尿病治療の目的は血糖値を下げることです。

健康な人でも食後には血糖値が上がりますが、数時間で食事前の値まで下がりますが、

糖尿病では

  • インスリンの効果が弱い
  • インスリンの分泌が少ない

などの理由で、血糖値が下がらなくなってしまいます。

空腹時の血糖値は健常人と同じレベルだが、食後の血糖値が非常に高くなる「隠れ糖尿病」といわれる糖尿病予備軍の人が非常に増えているのです。

隠れ糖尿病では食後血糖値が下がりにくい

糖尿病の治療は食事療法から開始

日本糖尿病学会は、糖尿病治療ガイド2014-2015を提唱し、糖尿病治療の基本方針とそのステップを示しています。

糖尿病の治療は、

食事療法と運動療法から開始し、食事療法と運動療法を2~3ヵ月間続けても目標の血糖値を達成できなかったときには薬物療法を開始するとし、薬物療法では経口血糖低下薬や注射薬の少量投与から開始するとしています。

  1. 食事療法と運動療法
  2. 薬物療法
  3. 薬物療法で使用する治療薬の変更

糖尿病の食事療法はカロリー制限

日本糖尿病学会で2013年3月、「日本人の糖尿病の食事療法に関する提言」において、糖尿病の食事療法について述べています。

糖尿病における理想的な食事療法としては、

  1. 適正なカロリーを摂取する
  2. 1日3食を食べる
  3. 栄養のバランスを良く食べる

として、栄養素の割合については、

  • 炭水化物を50~60%
  • 蛋白質は20%以下

を目安とすべきだとしています。

糖尿病の治療は食事の見直しから始める

血糖を上げるのは炭水化物だけ

日本糖尿病学会でカロリー制限を推奨していますが、アメリカ糖尿病学会は2013年にカロリー制限食の推奨を改め、個人により様々な選択肢があるとして下記の複数の食事療法を推奨し、糖尿病患者の食事スタイルは様々であり健康にあらわれる効果も多様であるとしています。

アメリカ糖尿病学会では、

  1. 糖質制限食
  2. 地中海食
  3. ベジタリアン食
  4. 低脂質食
  5. DASH食(米国国立衛生研究所が開発した高血圧の食事療法)

などの食事療法からそれぞれの患者にあった食事療法を選ぶように薦めています。

食後の血糖値を上げるのは炭水化物だけ

アメリカ糖尿病学会は糖質制限食も糖尿病の食事療法の一つとして認めているのですが、血糖値を上げるのは炭水化物だけなのです。

白米を食べると食後血糖値は急激に上昇しますが、蛋白質と脂肪からなる焼き肉を食べても食後血糖値は全く上がりません。血糖値を上げるのは炭水化物だけで蛋白質や脂肪は血糖値を上げない

白米やパンなどの主成分である炭水化物は糖質と食物繊維からなります。

糖質は、消化酵素によりブドウ糖に分解されて血中に吸収され、血糖値を上げますが、蛋白質はアミノ酸に、脂肪はグリセリンに分解され、食後の血糖値には全く影響を及ぼしません。

炭水化物は消化酵素によりブドウ糖に分解されて食後血糖を上昇させる

食後の血糖値を上げるのは炭水化物だけ

食事療法は早く始めた方が良い

問題は、糖尿病を発症している可能性が高いにも関わらず、検査を受けていないために糖尿病と診断されていない人が多いことで、全世界で1億9,300万人(46.5%)もいるとみられています。

世界の糖尿病有病者のおよそ半分は自分が糖尿病であることを知らないのです。

糖尿病の食事療法は早く始めれば早いほど大きな効果が期待出来ます。

また、高血糖が長く続くと血管壁が障害され投票病合併症が引き起こされてしまいます。

このサイトでは、

  • 糖尿病に良い食べ物
  • 糖尿病に良い食事の仕方
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などを紹介しています。

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糖尿病の血糖値に良い食べもの
2015年11月14日の国際糖尿病デーでライトアップされた出雲大社
皆さんの快癒を祈願して遠路ですが参拝にいってきました

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