牛丼とカレーはどっちが血糖値を上げる?フリースタイルリブレで比較した結果
牛丼とカレーライスは、どちらが血糖値を上げやすいのでしょうか?
糖尿病や食後高血糖が気になる方にとって、牛丼とカレーはどちらも身近で気になる食事です。
どちらも身近な食事ですし、
- カレーライスは血糖値が上がりそう
- 牛丼はそこまででもないのでは?
と感じている人も多いかもしれません。
しかし、実際にフリースタイルリブレで測定してみると、印象とは違う結果が出ることがあります。
👉 今回、フリースタイルリブレで比較したところ、
- 白米カレーライス:
最高血糖値210mg/dl、食後2時間値175mg/dl - 牛丼:
最高血糖値215mg/dl、食後2時間値173mg/dl
という結果でした。
👉 食後2時間値はいずれも明らかな食後高血糖ですが、
最高血糖値は牛丼の方が上回ったのです。
※本記事は20年以上にわたり糖尿病治療薬の研究開発に携わってきた筆者が、フリースタイルリブレによる実測データをもとに科学的根拠に基づいて解説しています。
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目次
牛丼とカレーライスのどちらが血糖値を上げやすいか
まず結論から言うと、今回の測定では、
- 食後2時間値で白米カレーライスの方がやや高い
- 最高血糖値は牛丼の方が高い
という結果になりました。
つまり、牛丼とカレーライスはどちらも血糖値を上げやすい食事ですが、
「どちらが絶対に悪い」と単純には言えないのです。
ただし、少なくとも今回の測定では、
牛丼もカレーライスに負けないくらい血糖値を上げやすいことが分かりました。
👉 実測結果の比較
| 食事 | 最高血糖値 | 食後2時間値 |
|---|---|---|
| 白米カレーライス | 210mg/dl | 175mg/dl |
| 牛丼 | 215mg/dl | 173mg/dl |
👉 いずれも食後2時間値140mg/dlを大きく超えており、明らかな食後高血糖(グルコーススパイク)でした。
👉 このような血糖値の急上昇は「グルコーススパイク」と呼ばれ、血管に大きな負担をかけることが知られています。
👉 なぜこのような差が出るのか、食事療法の考え方はこちらです。
▶▶ 白米カレーの詳しい結果はこちら
▶▶ 牛丼の詳しい結果はこちら
牛丼とカレーの糖質量を比較するとどうなるのか
次に、牛丼とカレーの糖質量を比較してみます。
今回測定した内容では、
- 白米カレーライス 100.3g
- 牛丼(味噌汁付き) 97.0g
と、糖質量(炭水化物)はほぼ同程度でした。
(厳密には、 炭水化物=糖質+食物繊維 です)
つまり、今回の比較では、牛丼もカレーもどちらもかなり糖質の多い食事だったということです。
しかし、ここで重要なのは、
糖質量が近くても血糖値の上がり方は同じではなかったという点です。
牛丼は糖質量が少し少ないにもかかわらず、最高血糖値はカレーより高くなりました。
👉 血糖値は、単純に糖質量だけで決まるわけではないのです。
カレーライスが血糖値を上げやすい理由
白米のカレーライスが血糖値を上げやすい理由は、糖質が重なりやすい構造にあります。
- 白米は高GI食品である
- ルーには小麦粉が使われている
- ジャガイモやニンジンなど糖質を含む具材が入っている
つまりカレーライスは、一皿の中に
- 白米の糖質
- ルーの糖質
- 具材の糖質
が重なりやすい食事なのです。
さらに、
カレーライスは食べやすいため早食いになりやすく、
副食が少なくなりやすいことも食後高血糖を高めている可能性があります。
牛丼が血糖値を上げやすい理由
一方、牛丼が血糖値を上げやすい理由は、カレーとは少し違います。
- 白米は高GI食品である
- つゆだくでは流し込みやすい
- 咀嚼が少なく早食いになりやすい
- 単品で短時間に食べ終わりやすい
つまり牛丼は、
糖が一気に吸収されやすい食べ方(一気食い)になりやすい食事なのです。
今回の測定では、牛丼の最高血糖値は215mg/dlまで上がりました。
これは、カレーライスより糖質量がわずかに少なくても、吸収のされ方や食べ方によっては血糖値がより急上昇することがあることを示しています。
▶▶ 牛丼の血糖値はこちら
👉 重要ポイント
・カレーライス:糖質が重なりやすい食事、
・牛丼:一気に食べやすく吸収が速くなりやすい食事
と考えると分かりやすいです。
👉 つまり、どちらもグルコーススパイクを起こしやすいのですが、その理由は少し違うのです。
結局、牛丼とカレーではどちらに注意すべきか
今回の結果だけを見ると、どちらもかなり注意が必要です。
ただし、あえて言えば、
- カレーライスは「糖質の重なり」に注意
- 牛丼は「早食い・つゆだく・単品食べ」に注意
という違いがあります。
カレーライスは一皿の中に糖質が重なっているため、
何となく血糖値が上がりそうだと想像しやすい食事です。
一方、
牛丼は「そこまで悪くなさそう」と思われがちですが、
実際には非常に危険な上がり方をすることがあります。
その意味では、見た目より要注意なのは牛丼とも言えるかもしれません。
血糖値をあまり上げないようにするには
牛丼もカレーライトも、糖尿病では食べてはダメというわけではありません。
食べ方の工夫で血糖値の上がり方を改善できる可能性があります。
例えば、
- サラダを先に食べる
- ゆっくり食べる
- 単品で済ませない
- 白米を玄米に変える
といった工夫です。
実際、
白米カレーでは:食後2時間の血糖値175mg/dlだったものが、
玄米カレーでは:食後2時間の血糖値124mg/dlまで改善しました。
▶▶ 玄米カレーの結果はこちら
👉 つまり、問題は「カレーか牛丼か」だけではなく、どう食べるかにもあるのです。
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グルコーススパイクは健康診断では分からないことがある
今回のような食後高血糖は健康診断では見逃されることがあります。
なぜなら、健康診断で測る血糖値はその瞬間の値、つまり「点」だからです。
しかし実際の血糖値は、食後に上がり、その後下がっていく「線」です。
そのため、
空腹時血糖やHbA1cが正常でも、食後高血糖が起きている可能性があるのです。
👉 重要ポイント
・健康診断の血糖値 → 点
・実際の血糖値の動き → 線
👉 食後に眠い、だるい、健康診断では異常なしなのに不調があるという人は、食後高血糖が起きている可能性があります。
▶▶ グルコーススパイクとは何か
▶▶ フリースタイルリブレの詳細はこちら
まとめ
牛丼と白米カレーライスをフリースタイルリブレで比較したところ、
- 白米カレーライス:最高血糖値210mg/dl、食後2時間値175mg/dl
- 牛丼 :最高血糖値215mg/dl、食後2時間値173mg/dl
という結果になりました。
今回の結果から言えることは、
- どちらも食後高血糖を起こしやすい
- カレーライスでは糖質が重なりやすい
- 牛丼では早食いと吸収の速さが影響しやすい
- 血糖値は糖質量だけでは決まらない
ということです。
👉 ただし、食べ方や主食の選び方を工夫すれば改善の余地はあります。
👉 さらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
▶▶ 白米カレーの血糖値はこちら
▶▶ 牛丼の血糖値はこちら
▶▶ 玄米カレーの結果はこちら
▶▶ 14日間の血糖値測定まとめはこちら
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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断や治療を目的としたものではありません。治療については医師の指導に従ってください。
最終更新日:2026年4月 初掲載日:2026年4月




















