睡眠不足は食後高血糖を悪化させる|糖尿病と睡眠障害の深い関係

このようなお悩みはありませんか?

  • しっかり寝ているつもりなのに疲れが取れない
  • 食後に強い眠気がある
  • 健康診断は正常なのに体調が悪い

その原因は、

「睡眠不足と血糖変動」にあるかもしれません。

最近では、睡眠不足や睡眠障害が、

  • 糖尿病
  • 肥満
  • 食後高血糖
  • 動脈硬化

などと深く関係していることが分かってきています。

▼ 最近分かってきたこと

  • 睡眠不足で血糖値は上がりやすくなる
  • 睡眠不足はインスリン抵抗性を悪化させる
  • 夜更かしでは糖質を欲しやすくなる
  • 睡眠時無呼吸症候群では糖尿病リスクを高める
  • リブレで「睡眠と血糖変動」が見えるようになった

現在は、単に「血糖値が高い」ではなく、

睡眠と血糖トレンドの関係

が注目される時代になっています。

今回は、睡眠不足や睡眠障害と糖尿病・食後高血糖の関係について、最新知見をもとに分かりやすく解説します。

#この記事は20年以上にわたり製薬会社で糖尿病治療薬の研究開発を行っていた医学博士けんぞうが書いています。


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睡眠不足で血糖値は上がりやすくなる

睡眠不足は、単なる「疲れがとれない」だけの問題ではありません。

最近では、「睡眠不足は血糖値を悪化させる」ことが分かってきています。

特に問題となるのが睡眠不足による、

  インスリン抵抗性の悪化

が大きな注目を集めているのです。

睡眠不足では、

  • 交感神経が緊張する
  • コルチゾール増加する(ストレスホルモン増加)
  • 慢性炎症

などが起こり、インスリンが効きにくくなる(=インスリン抵抗性が悪化する)ことが分かってきました。

インスリンが効きにくくなると、食後に血糖値が急激に上昇し下がりにくくなります。

この食後の血糖値の上昇が食後高血糖(グルコーススパイク)なのです。

And、食後高血糖(グルコーススパイク)は、貴方の知らない間に身体に様々な悪影響を及ぼしているのです。

▼ グルコーススパイクを詳しく読むなら

睡眠不足では糖質が欲しくなる

睡眠不足のときには、甘い物やジャンクフードが妙に欲しくなったりしませんか?
これは単なる気のせいではなく、理由があるのです。

最近では、睡眠不足によって、

  • 食欲を増やすグレリンが増加する(食欲亢進)
  • 満腹ホルモンのレプチンが低下する(満腹抑制)

ことが起こることが分かっています。

その結果、睡眠不足では、

  • スナック菓子
  • 甘い飲料
  • 高糖質食品

などについつい手が伸びてしまうのです。

つまり、

睡眠不足は「意志が弱くなる」のではなく、脳やホルモンの変化によって糖質を欲しやすくしている可能性があります。

さらに、夜更かしでは「食べる時間」が増えることも問題です。

最近では、睡眠不足は肥満や糖尿病を悪化させる原因の1つ!として注目されているのです。

▼ 不眠と糖尿病の関係について詳しく

睡眠時間は短くても長すぎても糖尿病のリスクになる

睡眠時間は「長ければ良い」というわけではありません。

最近の研究では、

  • 短時間睡眠
  • 長時間睡眠

の両方で糖尿病のリスクが上昇することが報告されています。

日本人約4万人を8年間追跡した新潟ウェルネス研究では、

  7〜7.5時間の睡眠で糖尿病のリスクが最も低かった

と報告されています。

▼ 睡眠で重要なのは「時間」だけではない

  • 睡眠の質
  • 途中で起きないか
  • 規則正しく眠れているか
  • 深い睡眠が取れているか

も重要です。

▼ 睡眠時間に関する関連記事

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と糖尿病

糖尿病との関係で特に重要なのが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)です。

SASでは、自分では気づかないのですが、

  • 睡眠中に呼吸が止まり
  • 慢性的な低酸素状態

になります。

すると、

  • 交感神経が亢進
  • ストレスホルモンが増加(コルチゾールなど)
  • インスリン抵抗性が悪化

することから、糖尿病のリスクが高まると考えられています。

SASは本人は気づきにくいものですが、

  • いびきがヒドイ
  • 昼間の眠気
  • 肥満
  • 高血圧

などがある人は注意が必要です。

▼ 睡眠時無呼吸と糖尿病について詳しく

夜勤やシフト勤務は血糖変動を悪化させる

最近では、「糖尿病と、夜勤やシフト勤務の関係」も注目されています。

人間の体には「体内時計」によって、

  • 睡眠や体温
  • ホルモン分泌

などは、ほぼ24時間周期の生体リズム(概日リズム)で調整されていますが、夜勤では、

  • 昼夜逆転
  • 睡眠不足
  • 不規則な食事

などによって、体内時計が乱れやすくなります。

そうすると、血糖調節にも悪影響が及ぶことが明らかになっています。

特に最近では、夜勤が長い人ほど糖尿病リスクが高い可能性があると報告されています。


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「睡眠と血糖トレンド」が見える時代になった

血糖値には寝ている間にも様々な変動があります。

  • 暁現象:深夜3時頃から朝方にかけて血糖値が上昇する現象
  • ソモジー効果:薬や夕食の炭水化物の不足で朝方に高血糖になる現象
  • 夜間低血糖:睡眠中に血糖値が下がりすぎる状態

などが問題となりますが、寝る直前に食事をすることにより、

  • 夜間にグルコーススパイクが起こる
  • 血糖変動で睡眠の質が低下する

ことになるのです。

以前は、睡眠と血糖値の関係は「研究データ」でしか分かりませんでした。
しかし現在では、フリースタイルリブレなどのCGM(持続血糖測定器)によって、

  睡眠と血糖変動を自分で確認できる時代

になっています。

実際にフリースタイルリブレを使うと、

  • 睡眠不足翌日は血糖値が悪い
  • 夜更かしすると朝高血糖になる
  • 睡眠不足の日は食後高血糖が悪化する

などに気づく人が少なくありません。

つまり現在は、「血糖値」だけではなく、「血糖トレンド」を見る時代なのです。

フリースタイルリブレはAmazonでも購入でき、14日間も血糖値の変化を記録保存することができるのです。

▼ フリースタイルリブレ完全ガイド

まとめ|睡眠も糖尿病対策の一つです

糖尿病対策というと、食事療法や運動療法ばかり注目されがちです。

しかし最近では、睡眠も重要な生活習慣の1つと考えられるようになってきました。

特に、

  • 食後に眠い
  • 健康診断は正常なのに不調
  • 夜更かしが多い
  • 睡眠不足が続いている

という人は、一度「睡眠と血糖」の関係を意識してみてください。

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最終更新日:2026年5月 初掲載日:2021年10月

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