カレーライスは血糖値を上げる?白米カレーを食べたら食後2時間175mg/dlだった

カレーライスを食べた後に、

・食後に眠くなる
・食後にだるくなる
・お腹は満たされるのに体が重くなる

このようなことはありませんか?

👉 カレーライスは、食後の血糖値を大きく上げやすい食事の1つです。

👉 今回、フリースタイルリブレで白米のカレーライスを食べた後の血糖値を測定したところ、
最高血糖値210mg/dl、食後2時間値175mg/dlとなりました。

👉 カレーライスは日本人にとって身近な食事ですが、血糖値の面ではかなり注意が必要です。

※本記事は20年以上にわたり糖尿病治療薬の研究開発に携わってきた筆者が科学的根拠に基づいて解説しています。

▶▶ 糖尿病の食事療法の基本はこちら


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白米のカレーライスは血糖値をどれくらい上げるのか

今回フリースタイルリブレで測定したのは、コンビニのカレーライスです。食べた内容は、

  1. 金のビーフカレー
  2. ごはん 200g
  3. コールスロー

白米のカレーライスとコールスロー

栄養成分を合計すると、

  • カロリー:605 kcal
  • 蛋白質:26.3 g
  • 炭水化物:100.3 g
  • 脂質:21.6 g

糖質100.3gですから、やはりカレーライスは糖質が多めの食事です。そして、気になる食後の血糖値は次のようになりました。

👉 白米カレーを食べた後の血糖値

・最高血糖値 210mg/dl
・食後2時間値 175mg/dl

👉 食後2時間値140mg/dlを大きく超えており、明らかな食後高血糖でした。

【しかし、改善できる可能性があります】

今回の白米カレーでは最高血糖値210mg/dl、食後2時間値175mg/dlとなりました。

しかし、主食を白米からローカット玄米に変更したところ、食後高血糖は大きく改善しました。

▶▶ 玄米カレーで血糖値が下がった実測結果はこちら

カレーライスは「何となく血糖値を上げそう」と思われがちですが、今回の測定ではそれが数値としてはっきり確認できました。

👉 このように血糖値が変わる理由については、こちらで詳しく解説しています。

▶▶ 糖尿病治療で食事療法が重要な理由はこちら

 

カレーライスが血糖値を上げやすい理由

カレーライスが血糖値を上げやすい理由は、単に「ごはんが多いから」だけではありません。主な理由は次の3つです。

  1. 白米そのものが高GI食品である
  2. ルーには小麦粉が使われている
  3. ジャガイモやニンジンなど糖質を含む具材が入っている

つまり、カレーライスは糖質が重なりやすい食事なのです。見た目では一皿の料理ですが、実際には「白米の糖質」「ルーの糖質」「具材の糖質」が同時に入ってきます。👉 そのため、カレーライスは食後の血糖値が急上昇しやすいと考えられます。

カレーライスは基準食よりも血糖値が上がった

今回の白米カレーの結果を、これまでの測定結果と比較すると、カレーライスはかなり血糖値を上げやすいことが分かります。

項目 糖質量 最高血糖値 食後高血糖
白米カレー 100.3 210 175
基準食 117.1 183 140

白米カレーは、基準食より糖質量が少ないにもかかわらず、血糖値はそれ以上に上がりました。ここが重要です。

👉 血糖値は、単純に糖質量だけで決まるわけではありません。食品の組み合わせや、吸収のされ方によっても大きく変わるのです。

カレーライスで食後高血糖を起こしやすい人の特徴

カレーライスは「よく噛まずに食べやすい」「副食が少なくなりやすい」「短時間で食べ終わりやすい」という特徴があります。

👉 重要ポイント

血糖値が上がりやすい原因は、白米やルーの糖質だけでなく、早食い副食の少なさにあります。カレーを食べるときは、ゆっくり食べること、サラダなどを組み合わせることが大切です。

玄米に変えるとカレーライスの血糖値は改善する

同じカレーライスでも、白米を玄米に変えるだけで血糖値はかなり改善しました。

玄米カレーで血糖値が下がる

▶▶ 玄米カレーの結果はこちら

白米カレーと玄米カレーで、血糖値の推移にはこれほどの差が出ました。

▼ 血糖値の比較(最高値 / 食後2時間値)

  • 白米カレー:最高 210mg/dl / 食後2時間 175mg/dl
  • 玄米カレー:最高 177mg/dl / 食後2時間 124mg/dl

※玄米に変えるだけで、食後高血糖が大幅に改善しました。

👉 つまり、主食を変えるだけで血糖値を改善できる可能性があるのです。

血糖値は健康診断では分からないことがある

今回のような食後高血糖は、健康診断では見逃されることがあります。なぜなら、健康診断で測る血糖値はその瞬間の値、つまり一時点の「点」だからです。しかし、実際の血糖値は、食後に上がり、その後下がっていく「線」の変化です。

👉 重要ポイント

・健康診断の血糖値 → 点
・実際の血糖値の動き → 線

👉 そのため、空腹時血糖やHbA1cが正常でも、食後だけ急上昇するグルコーススパイクは見逃されることがあります。

血糖トレンドの画像

▶▶ グルコーススパイクとは何か

食後に眠い、だるい、健康診断では異常なしなのに不調があるという方は、こうした食後高血糖が起きている可能性があります。

まとめ

白米のカレーライスをフリースタイルリブレで測定した結果、最高血糖値は210mg/dl、食後2時間値は175mg/dl、明らかな食後高血糖を示したという結果になりました。カレーライスは、白米・ルーの小麦粉・具材の糖質が重なりやすいため、血糖値を上げやすい食事です。さらに、早食いしやすく、副食が少なくなりやすいことも食後高血糖を強めている可能性があります。

👉 ただし、白米を玄米に変えるだけでも改善の余地があります。

▶▶ 牛丼の血糖値はこちら
▶▶ 玄米カレーの結果はこちら
▶▶ 14日間の血糖値測定まとめはこちら


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血糖値を実際に確認する方法

健康診断では分からない血糖値の変動は、実際に測定することで初めて分かります。フリースタイルリブレを使うと、血糖値を「点」ではなく「線」で見ることができます。

フリースタイルリブレで測定中の画像

▶▶ フリースタイルリブレの詳細はこちら

👉 カレーライスは血糖値を上げやすい食事ですが、他の食事と比較するとどうなのでしょうか。

▶▶ 牛丼とカレーはどちらが血糖値を上げるか比較した記事はこちら

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最終更新日:2026年6月 初掲載日:2018年10月

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