糖尿病の初期症状8つ|見逃すと危険なサインと早期対策【食事で改善】

糖尿病は「自覚症状がない病気」といわれます。

しかし実際には、
見逃されやすい初期サインが存在します。

気づかずに放置すると、
神経障害・失明・腎不全・足切断などの重大な合併症につながることもあります。

結論から言うと、
これらを防ぐために最も重要なのは「血糖値を上げすぎない食生活」です。

   ▶▶ 糖尿病の食事療法の具体的な方法を詳しく見る

 

※本記事は、糖尿病の研究・治療薬開発に携わってきた筆者が、科学的根拠に基づいて解説しています。

 

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はじめに

糖尿病では、

風邪や肺炎での熱や咳のような初期症状がないため、

気づいたときにはすでに進行していることも少なくありません。

 

実際には、

  • 糖尿病神経障害
  • 糖尿病網膜症
  • 糖尿病腎症

などの糖尿病合併症が発症して初めて気づくケースも多いのです。

 

「健康診断で大丈夫だった」からといっても安心はできません。

空腹時血糖値では見逃され、グルコーススパイクといわれる食後高血糖が進行していることもあるのです。

このように、糖尿病では初期には自覚症状が乏しく、気づかないまま進行することが多いことが知られています。

 

しかし、実際には、

いくつかの初期症状が現れることがあります。

あなたは当てはまりませんか?

 


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糖尿病には8つの初期症状がある

糖尿病は「無症状」と言われることが多いですが、実際にはいくつかの初期症状が現れることがあります。

海外の医療情報では、糖尿病の初期にみられる代表的なサインとして、以下のような症状が挙げられています。

(※海外の健康情報サイトや医学文献などをもとに整理しています)

 ① 喉の渇き(よく水を飲む)

喉の渇きは糖尿病の主要な初期症状です。

これは高血糖による「浸透圧利尿」と呼ばれる現象で、医学的にもよく知られている症状です。

 

糖尿病になると、体内で処理できなくなった糖を腎臓から排泄するようになるのですが、

その時に同時に水分も排泄されるため体は脱水症状に傾き、喉が渇くのです。

加えて、

血糖が高くなると組織から血液へと水分が移動するため、さらに脱水症状が進み、

唾液の分泌量も低下して喉の渇く感覚が高まります。

 

口渇を感じたとといって、糖分の多いジュースや炭酸飲料を飲むとさらに激しい喉の渇きを感じるのです。

 

喉の渇きは糖尿病の8つの初期症状

 

② 頻尿(トイレが近くなる)

高血糖が続くと、

体内で処理できなくなった糖を尿として排泄して血糖値を下げるようになります。

腎臓が糖を尿として排泄するときに同時に水分も排泄されるので多尿・頻尿になるのです。

体内の水分が排泄され、体は脱水症状となるので喉の渇きをから水分を摂こととなり、更にトイレが近くなるのです。

腎臓は、過剰な糖の排泄により他の老廃物を排泄する能力が低下することから、泌尿器系の機能不全が起きたり、泌尿器系の疾患を引き起こす可能性も高まります。

 

③ 疲労感

糖尿病では倦怠感や疲労感を感じる人が多いのですが、

慢性的な疲労感が糖尿病の初期症状だと気づかない人が多いのです。

 

体のエネルギー補給の一つは、細胞が血液中の糖を取り込み燃焼させることですが、

糖尿病では高血糖で血液中の糖が沢山あるにもかかわらず、インスリンの働きが悪くなっているため、細胞はエネルギー源の糖を充分に取り込めないのです。

そのため、

体は常にエネルギー不足状態となり疲労感や倦怠感を感じるのです。

 

さらに、糖尿病は睡眠障害とも密接な関係にあるため、

高血糖状態ではしばしば質の高い睡眠をとることができず、疲労感や倦怠感がさらに増すのです。

 

④ 手足のしびれ

 からだがチクチクするなら糖尿病かもしれないでも書きましたが、

手や足の指先のしびれは糖尿病の初期症状の一つです。

 

糖尿病で高血糖が続くと血管壁が損傷され血行が悪くなります。

最初は、手先や足先などの細い血管が傷害されるので手指や足指の神経への血行も悪くなり、

指先や足先がチクチクしたり、ジンジンと痺れるように感じるのです。

 

さらに、

足指のチクチクやジンジンが進行すると重大な合併症につながることがあるため絶対に見落としてはいけない初期症状です。

重度な糖尿病を患った清原和博も足指のシビレで糖尿病の重症化に気づき、足切断の直前だったそうです。

  ▶▶ 糖尿病による足切断のリスクはこちら

 

⑤ 視界のぼやけ

糖尿病では視界のぼやけを感じることがあります。

糖尿病で高血糖状態が続くと血管壁が損傷して血行が悪くなるのですが、細い血管がたくさんある網膜もダメージを受けるからです。。

糖尿病による目のぼやけは典型的な初期症状で、視界がかすむ、ピントが合わない、黒い影が見える(飛蚊症)などの症状が特徴です。

この糖尿病網膜症に糖尿病合併症の一つで、放置すると失明の恐れがあるため、糖尿病と診断されたら必ず定期的な眼科検診を受けてください。

糖尿病網膜症は成人の失明の原因の第一で、国内でも毎年3,000人が糖尿病網膜症で失明しているのです。

 

   ▶糖尿病合併症についてはコチラで詳しく説明しています

 

⑥ 皮膚トラブル

糖尿病の人では、

  • 首の周り
  • わきの下
  • そけい部
  • 手のひらや足の裏

などの皮膚が部分的に黒ずんでくることが多く、これも糖尿病の初期症状の一つです。

 

皮膚の黒みは糖尿病の初期症状

 

これは黒色表皮症と呼ばれ、高血糖によりインスリンが過剰に分泌された結果としてみられる皮膚症状で、

高血糖を引き起こす原因となるインスリン抵抗性の兆候だといわれいます。

 

この他にも糖尿病での肌の初期症状には、

  • 乾燥して張りがない
  • 傷や治りにくい

という症状もみられます。

 


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⑦ 感染症

糖尿病では免疫力が低下するため、

 傷や感染症が治りにくい

などの症状がみられます。

これは、

高血糖による血流障害や白血球の殺菌能力低下が細菌の増殖を助長することにより感染や傷の回復は著しく遅くなるのです。

 

糖尿病壊疽で増えている足切断の原因は足の潰瘍

 

 

足指の小さな傷でも感染症が悪化すると細胞が死亡して壊疽(えし)につながり、最終的には足の切断につながる人も多く、

糖尿病により世界のどこかで30秒に1本の足が失われているといわれ、

国内でも糖尿病で年間1万人以上が足を切断しているといわれています。

 

 ▶糖尿病で足の切断する確率についてはコチラで詳しく説明しています

 

⑧ 体重減少

  • ダイエットをしていないのに体重が減ってきた
  • きちんと食べているのに痩せてきた

ということはありませんか?

心当たりのない体重減少は糖尿病の初期症状の一つです。

 

血液中の糖は細胞に取り込まれてエネルギー源として使われていますが、

糖尿病ではインスリン抵抗性が高まり、糖が細胞に取り込まれなくなってしまうのです。

そのため、身体は筋肉のグリコーゲンを分解してエネルギー源として利用するようになるため、

食べているのに痩せてくる、ということが起こるのです。

 

 

糖尿病では痩せたり太ったりということがよく見られるのですが、インスリンの作用が低下することで、

エネルギー源である糖がうまく利用されないことが原因なのです。

 

照ノ富士は体重の増減は糖尿病が悪化についてはコチラで説明しています

 

まとめ

糖尿病では初期症状に早く気づくことがなによりも大事です。

初期症状に心当たりがあるときにはできるだけ早く医師の診察を受けてください。

糖尿病を早期に発見し、すぐに治療を開始することが糖尿病の悪化を防ぎ改善も容易になります。

 

しかし実際には、

  1. 何をすればいいのか分からない
  2. 気づいたときには進行していた

という方が多いのが現実ですが、

まずは「食事療法」と「運動療法」による生活習慣の改善です。

食事療法と言っても病院食にすることではなく、

  1. 規則正しく食べる
  2. 食べ過ぎない
  3. 偏りなく食べる

ということが糖尿病の食事療法に基本なのです食品

 

▶▶ 糖尿病の食事療法の具体的な方法はこちらで詳しく解説しています

 

 

参考文献・情報源

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最終更新日:2026年4月 初掲載日:2018年7月

 

 

 

 

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