糖尿病の女性は認知症になりやすい

糖尿病では認知症になりやすいことが分かっています。

糖尿病の人は糖尿病でない人に比べてアルツハイマーになるリスクが4.6倍も高いのです。

そして、糖尿病の女性は脳血管性痴呆症のリスクが男性より20%も高いことが分かりました。

糖尿病の女性の平均寿命は13年も短いことも分かっています。

貴女もそろそろ、本格的に糖尿病の食事療法に取り組む時ではないでしょうか?

糖尿病の女性は男性より認知症になりやすい

2型糖尿では、認知症のリスクが高まることは多くの研究報告があります。

認知症には様々な種類がありますが、代表的な認知症は、

  1. アルツハイマー型認知症
  2. 脳血管性認知症

で、患者数もこの2つの認知症が一番多いのです。

アルツハイマー型認知症は、貴女もご存じのように、脳にアミロイドβ-という蛋白質が蓄積して神経細胞が壊れ、脳の萎縮がおこることが原因ですが、どうしてアミロイドβ-が蓄積するのかなどは良く分かっていませんし、また、蓄積したアミロイドβを取り除く方法もありません。

脳血管性痴呆症とはアルツハイマー型痴呆症についで多く、認知症のおよそ20%を占めています。脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血など、脳の血管障害によって起こる認知症で、脳梗塞が増えたり、大きくなったりすることで、徐々に脳機能が低下し、認知症や運動障害が引き起こされます。

脳血管性痴呆の原因である脳血管障害は、高血圧、高脂血症、糖尿病などが主な原因です。

糖尿病女性では脳血管障害性痴呆症のリスクが高い

女性の糖尿病患者では男性の糖尿病患者に比べて脳血管性認知症の発症リスクが20%高いという研究論文が、12月17日の「Diabetes Care」オンライン版に掲載されました。

  原著論文 ⇒ Type 2 Diabetes as a Risk Factor for Dementia in Women Compared With Men

この研究は、オーストラリア、パースのカーティン大学の研究グループが発表したものですが、

グループでは、かこにおこなわれた14の疫学研究に参加した、

  • 認知症でない   約230万例
  • 認知症を発症   10万2,000例

もの膨大なデータについて、糖尿病と認知症について解析したのです。

その結果、

  1. 2型糖尿病患者では男女ともに認知症発症リスクが約60%高い
  2. 女性糖尿病患者は男性糖尿病患者に比べて脳血管性認知症リスクが約20%高い
  3. 非脳血管性の認知症の発症リスクには男女差はみられない

ということがわかったのです。

糖尿病患者ではアルツハイマー型痴呆症や脳血管性痴呆症のリスクが高くなることは既に幾つもの研究報告があるのですが、

  女性糖尿病患者は男性糖尿病患者に比べて脳血管性認知症のリスクが高い

ということは、今回得られた新しい知見です。

女性糖尿病患者で脳血管性認知症のリスクが高い理由

 

研究グループは、女性糖尿病患者が男性糖尿病患者に比べて脳血管性痴呆症が多い理由として、

女性の糖尿病患者では心疾患や脳卒中のリスクが上昇することと関連しているのではないかとみています。

すなわち、女性糖尿病患者では女性ホルモンとの関連などで、男性よりも血糖のコントロールが難しい場合が多く、脳を含む血管障害が男性より起きやすいのではないかと推測されるのです。

糖尿病では自覚症状がないのですが、高血糖により体中の血管壁が障害され、糖尿病性合併症は全て血管障害によるものなのです。


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糖尿病では認知症になりやすい

糖尿病患者では、糖尿病でないヒトに比べて、アルツハイマー病になるリスクが4.6倍も高いのです

   詳しく見る ⇒ 糖尿病では認知症(痴呆)になりやすい

最近では、「アルツハイマー病は第3の糖尿病」、「アルツハイマー病は2型糖尿病」とも言われるほど密接な関係にあることが明らかになってきました。

   詳しく見る ⇒ 糖尿病と認知症の関係

まだ詳しくは分かっていないのですが、

糖尿病ではインスリン分解酵素が減少してアルツハイマー病の原因となるアミロイドβの分解が低下して、脳にアミロイドβが蓄積するのではないかといわれています。

膵臓から分泌されたインスリンは血中のブドウ糖を組織に取り込ませたり筋肉で燃焼させたりするのですが、やがて、インスリン分解酵素によって分解されるのですが、糖尿病による高血糖でインスリンが大量に分泌されると、インスリン分解酵素はインスリンの分解に追われて、アミロイドβの分解にまで手が回らなくなるのではないかと推察されているのです。

糖尿病の女性は男性より認知症になりやすいことが分かりました

血糖値を下げることが先決

いかがでしょうか?

  • 糖尿病ではアルツハイマー型痴呆症になるリスクが4.6倍も高い
  • 糖尿病の女性は男性より脳血管性痴呆症のリスクが20%も高い

のです。

そればかりではありません、

 糖尿病の女性の女性の寿命は糖尿病でないヒトより13年も短い

のです。

  詳しく見る ⇒ 糖尿病の女性は寿命が短い

痴呆症のリスクが高い、寿命が短い、、、

悲惨な最期が目に浮かびます、、

全てが高血糖が原因

糖尿病は自覚症状がほとんどありません。

従って、薬を飲んでも変化がなく、治療を止めてしまう人が多いのです。

しかし、血糖が高い状態が続くと、少しずつ血管壁が傷害され、突然に糖尿病性合併症が発症します。

貴女の血糖値が高い状態は何年前からですか?

下の表は、高血糖状態と合併症の関係ですが、糖尿病の前の糖尿病予備軍でも動脈硬化が始まっているのです。

当然、心臓や脳の血管の動脈硬化も進んでいますから、心筋梗塞や脳梗塞の準備も着々と進んでいます。

糖尿病の女性が認知症になりやすいのは高血糖の影響です

血糖値を上げるのは炭水化物だけ

血糖値が上がるのは食事を摂るからです。

食物は、

  1. 蛋白質
  2. 炭水化物
  3. 脂肪

が三大栄養素で、その他はミネラルとビタミンです。

三大栄養素の中で血糖を上げるのは炭水化物だけなのです。

肉を食べても、魚を食べても血糖値はあがりません。

糖尿病の女性は認知症になりやすいので炭水化物を減らして血糖を下げてください

 

貴女の血糖値が高いのは、炭水化物を摂り過ぎているからです。

最近、

  • 主食を食べない
  • 炭水化物ゼロ
  • 糖質ゼロの食事法

というような栄養指導も目につきますが、「糖質ゼロ」は、日本人にとっては非常に困難なことです。

  • 今後一生、ご飯を食べない
  • 今後死ぬまで、麺類を食べない

こんなこと、貴女はできますか?

1週間は頑張れるかも知れませんが、とても不可能なことですし、炭水化物も必要な栄養素なのです。

ですから、

  • 朝食のパンを半分にする
  • 夕食のご飯を半分にする

これで良いのです。これだけでも効果があるのです。

自分の血糖値の状態に合わせ、血糖値の様子を見ながら、自分に合った食事法を取り入れれば良いのです。

 詳しく見る ⇒ スタンダード糖質制限のやり方

長続きしない食事法に挑戦しても時間を無駄にして血管障害を進めてしまうだけです。

また、食物繊維と炭水化物を一緒に摂ることによって食後高血糖を抑えることが出来ますから、食物繊維を多く含むような食物やサプリメントを活用することも良い方法です。

 詳しく見る ⇒ 菊芋は食後高血糖を抑える

糖尿病の食事療法は病人食ではありません。

糖尿病の食事療法は、長寿食、健康食です。

貴女の血糖値が高いのは少し炭水化物の量が多いからです。


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