カロリーゼロは糖尿病に良くない

「糖質ゼロ」だから、、、「カロリーゼロ」だから、、

「糖質ゼロ」や「カロリーゼロ」は肥満や糖尿病に良い、

と思って選んだのでしょうが、

「糖質ゼロ」や「カロリーゼロ」の摂りすぎは糖尿病になるのです。

カロリーゼロと糖質ゼロの違い

「カロリーゼロ」、「糖質ゼロ」とは良く目にするのですが、この2つはどのように違うのでしょうか?

カロリーの計算は一般的には、

カロリー(cal) =炭水化物(g)×4 + 脂質(g)×9(cal) + 蛋白質(g)×4(cal)

の数式で概算できます。

今回のお話しは、清涼飲料水やビールなどにおける 「カロリーゼロ」、「糖質ゼロ」 のことで、すから、清涼飲料水やビールには脂質や蛋白質は含まれていませんから、清涼飲料水やビールのカロリーは「炭水化物」ということになります。

炭水化物には、下記の様に「糖質」、「糖類」が含まれており、甘みを出すための「糖質や糖類」がカロリー源になるのです。

糖質の分類

「糖質」には、オリゴ糖やでんぷんなどの「多糖類」、麦芽糖やショ糖、乳糖などの「二糖類」、ぶどう糖や果糖などの「単糖類」が含まれますが、単に「糖類」というときには、単糖類と二糖類を指しており、多糖類は含まれません。

糖尿病やダイエットでは、

  1. ブドウ糖が吸収される
  2. 血糖値が上がる
  3. イスリンの分泌でブドウ糖が代謝される
  4. 代謝されなかったブドウ糖は脂肪として蓄積される

というサイクルの中の、「血糖値を上げる」、「脂肪として蓄積される」を避けるために、できるだけ「カロリーを取らないために」、「糖質を取らない」、、ということなのです。

カロリーゼロと糖質ゼロの基準

カロリーゼロと記載されていても、カロリーが全くないわけではありません。

「カロリーオフ」、「カロリーゼロ」などいろいろな表記がありますが、同じようで実は違うのです。

健康増進法により詳しく規定されているのです。

詳しく見る >>> 健康増進法

飲料100mlあたりの表示基準

  • カロリーが5kcal未満 : 「ノンカロリー」、「カロリーゼロ」
  • カロリーが20kcal以下 : 「カロリー控えめ」、「カロリーオフ」
  • 糖類(または糖質)が0.5g未満 : 「無糖」、「ノンシュガー」、「シュガーレス」
  • 糖類(または糖質)が2.5g以下 : 「低糖」、「糖分控えめ」、「微糖」

などの表記が可能になるのです。

カロリーゼロ&糖質ゼロの基準

このように、飲料で100mlあたり5kcal未満のものは、カロリーについて「ゼロ・無・ノン・レス」などの表記をしても良いと決められています。

逆に言えば、500mlに25kcal入っていても、「ノンカロリー」や「カロリーゼロ」と表示しても良いわけで、「ゼロ」や「ノン」と書いてあっても、カロリーがゼロというわけではないのです。

「カロリーオフ」というのは、カロリーが20kcal未満の飲料(食品の場合は、100g当たり40kcal未満)について記載することができます。

「カロリーオフ」や「糖質ゼロ」であっても、完全にゼロではないということを覚えておいてください。

さらには、メーカー独自の基準で、当社比カロリー20%オフなどという紛らわしい表記もあるので要注意です。


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糖質ゼロでも甘い理由

清涼飲料水を飲みたくなるのは、「スカッ」とした爽やかさと同時に、「甘さ」の魅力です。

「糖質ゼロ」と聞いて、「砂糖が入っていない」と勘違いしていませんか?

上にも書きましたように、炭水化物である「糖」には、「糖質」と「糖類」とがあります。

私達が一般的に「糖」、「砂糖」というのは「糖類」で、糖質の一部です。

糖質

  1. 単糖類(ぶどう糖、果糖)
  2. 二糖類(砂糖、乳糖)
  3. 多糖類(オリゴ糖など)
  4. 糖アルコール(キシリトールなど)
  5. 甘味料など

糖類

  1. 単糖類(ぶどう糖、果糖)
  2. 二糖類(砂糖、乳糖)

逆に言えば、「糖類ゼロ」だからといって「糖質がゼロ」とは限らないのです。

砂糖などの糖類が入っていない「糖類ゼロ」を選んでも、多糖類や甘味料などを用いることで「糖類ゼロ」と記載している製品も多いのです

  • 「糖類ゼロ」は砂糖を使用していないが、甘味料は使用している
  • 「糖質ゼロ」は砂糖、甘味料、でんぷんなど全ての糖類を使用していない

ということになり、表示で選ぶなら、「糖質ゼロ」です。

「糖類ゼロ」でも甘いのは人工甘味料が含まれるから

非常に紛らわしいのが「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」ですね、、、

上にも書きましたが、同じようで、実は全く違います。

「糖質ゼロ」は血糖値を上げませんが、「糖類ゼロ」は血糖値を上げる可能性があります。

そして、「糖類ゼロ」には「砂糖は使われていません」が「人工甘味料」が含まれている場合がほとんどです。

  •  コーラなどには「異性化糖」が含まれかなりの量の果糖をとることに。
  • ダイエットコーラには複数の人工甘味料が使われている。

糖質の中には「エリスリトール」のようにカロリーのない糖アルコールもあり、糖質がカロリーの素になるとも限りません。糖質の中でもエリスリトールやアセスルファムカリウムなどは体内で吸収されず排出されるので、血糖値を上昇させませんが、オリゴ糖、でんぷん、キシリトール、マルチトールなどは一部が消化吸収されるため、吸収された分だけ血糖値を上昇させてしまいます。

 「〇%オフ」の表現はまやかし

さらには、「50%オフ」、「2分の1」などといった具体的な数字が書いてあることもありますが、よく見てみると「当社○○ビールに比べて糖質50%オフ」といった注意書きがあるはずです。

このような比較表示は、

  1. 比較対象の商品が明らかである
  2. 含まれる糖質量の差が、食品では100g当たり5g以上、飲料では100ml当たり2.5g以上ある

という二つの条件を満たす商品につけられることが許されています。

例えば、100ml当たり3gの糖質を含むビールでは糖質が2.5g以下ではないので「糖質オフ」とは表示できないのですが、比較対象のビールに100ml当たり6gの糖質が入っているとすれば、差は3gあり、「糖質50%オフ」と表示しても許されるのですから、消費者をごまかしているようなものです、、、。

カロリーゼロ&糖質ゼロ

糖質ゼロは糖尿病に良いのか?

コーラや清涼飲料水は「糖質ゼロ」でも、人工甘味料や天然由来だが砂糖ではない甘味料の「糖類」が含まれる。

どちらも砂糖と同じカロリーでも甘さが砂糖の数十倍から数百倍もあることから、微量でも甘いためごく少量の添加で済むためカロリーはゼロに近い

そして、血糖値の上昇にも影響しない。

健康増進法が定める栄養表示基準では、蛋白質、脂質、ミネラルのどれにも分類されないものは炭水化物とされる。

そのため人工甘味料や糖アルコールも糖質に含まれるのだが、糖類ではないので「糖類ゼロ」と表示され、「カロリーゼロ」。

糖質ゼロでも取りすぎれば同じこと

しかし、、、

2009年にテキサス大学の研究グループは、

「ダイエットソーダを毎日飲んでいる人は、飲んでいない人に比べて、メタボリック症候群や2型糖尿病を発症する可能性が高い」

という大規模疫学調査結果を発表しています。
ダイエットソーダを毎日飲んだヒトではメタボリック症候群リスクが36%、2型糖尿病のリスクが67%も高かったのです。

フランスの研究調査でも、カロリーゼロのダイエット・ソーダを1週間に500ml飲んだグループでは、普通のソーダを同じ量飲んだグループより、糖尿病のリスクが15%も高くなるという結果が得られ、ダイエット・ソーダを1週間に1.5L飲んだグループでは糖尿病のリスクは59%も増えたそうです。

その一番の原因は、

『人工甘味料はカロリーがないからその分安心してたくさん食べてもいいと思う』

といった行動パターンにあるのではと指摘されています。

「糖質ゼロ」といっても取りすぎれば同じことなのです、、、

人工甘味料は依存性が怖い

.血糖値が高くなりがちな人や、太ることを気にしている人などは、カロリーゼロ飲料を適度に利用するのはお薦めなのですが、摂りすぎてしまったら元も子もありません。

しかし、摂りすぎはその人の意志ばかりではないのです、、、

サッカリンは砂糖の200〜700倍、アスパルテームは160〜220倍、アセスルファムKは200倍、スクラロースは600倍、ネオテームはなんと7000〜1万3000倍の甘みがあるのです。

これだけ甘いのですから、商品に使う量はごく微量で済むことから製品価格も低くなり、製品のカロリーも低く抑えることができます。

は薄めて使うため少量しか使用されません。コストが下がるというのはこういうところからもあります。

しかし、カロリーが低いといって人工甘味料を使い続けることは危険なのです

甘いものを摂取した時には幸福ホルモンといわれるドーパミンが分泌されます。

これは砂糖でも人工甘味料でも同じなのですが、人工甘味料は甘みが砂糖とは比較にならないくらい強く、カロリーも低いということから、より甘いものをより好むようになる味覚依存から抜けられなくなり、より甘いものを欲する傾向が強くなるのです。

 

先に述べた、ダイエット・ソーダでの疫学調査でも分かるように、甘いものを欲する欲望に歯止めがきかなくなるなってしまうのです。

人工甘味料は、インスリンや、インスリンの分泌を促すインクレクチンなどにも影響するといわれています。

食事を摂ると、血糖値が上がり、膵臓からインスリンが分泌され、血液中のブドウ糖を筋肉や体の組織で使うように働きかけ、肝臓や筋肉でグリコーゲンに変えられて蓄えられ、その結果、血糖が下がります。

人工甘味料は糖質ですがほとんど血糖値を上昇させないのですが、インスリンを分泌されるとの研究報告がたくさん有るのです。

人工甘味料であるアセスルファムKをラットに投与するとインスリンが分泌されることが分かっていますし、ヒトにおいても人工甘味料のスクラロースを飲んだときのほうが水を飲んだときよりも血糖値のピークが高くなり、インスリン分泌のピークも約20%高くなるのです。

人工甘味料の影響はインスリンだけでなく、インクレチンといわれるホルモンであるGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)にも影響を与えます。GLP-1はインスリンの分泌を促進するホルモンでが、アメリカ国立衛生研究所の調査により、ダイエット・ソーダはGLP-1の分泌を促すことが分かっています。

 

糖尿病や肥満を防ごうとして選んだ「カロリーゼロ」の人工甘味料は、血糖にもインスリンにも影響を与え、この状態が続くと2型糖尿病へと進行する危険が非常に大きいのです。


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