スマホやテレビを見過ぎる子供は糖尿病になりやすい

日本だけでなく、子供の糖尿病の増加が問題になっています。

イギリスの研究グループは、

テレビやスマートフォンなどの電子機器を視聴する時間が長いほど

肥満度やインスリン抵抗性が高まり、糖尿病のリスクが高くなると報告しています。

今回の報告では因果関係までは明らかになっていませんが、

子供の糖尿病の原因には食生活や運動などの生活習慣が深く関わっていることが明らかになっています。

しかし、これは子供だけでなく、

大人においてもテレビやスマホの使用時間と糖尿病のリスクが指摘されています。

あなたもスマホの使用時間が長くなっていませんか?

 

 

子供の糖尿病が増えている

2012年のアメリカ糖尿病学会において、

アメリカで初めて全米規模で行われた小児・若年の糖尿病に関する実態調査が報告され、

アメリカでは2012年までの10年間に、1型糖尿病と2型糖尿病が20%も増加していることが明らかになっています。

 

この「SEARCH for Diabetes in Youth study」といわれる大規模調査は、サウスカロライナ州、オハイオ州、コロラド州、カリフォルニア州、ワシントン州の5つの州で、小児や20年歳未満の若齢者を対象に行われたものですが、

  • 2型糖尿病は21%増加
  • 1型糖尿病は23%増加

したことが明らかになったのです。

 

国内でも、高校生や大学生の糖尿病が増えているのです。

若い人の糖尿病といえば1型糖尿病がほとんどでしたが、最近は若い人の2型糖尿病が急増しているのです。

 

それも、小学生の糖尿病も急増しています。

国内においても、平成11年度の厚労省の研究班「小児糖尿病・生活習慣病の発症要因、治療、予防に関する研究」でも、

小児・思春期2型糖尿病の実態調査がおこなわれており、

小学校 5、6 年生と中学校 1 年生について13 年間にわたる世田谷区肥満検診において、希望者に経口糖負荷試験を実施したところ、

  • 肥満児の4.3%が2 型糖尿病

であり、

  • 10万人あたりに換算すると 212人が糖尿病

であり、500人に 1人が糖尿病だったとしています。

 

 

このサイトでも、「親が糖尿病なら子供も糖尿病になりやすい」で紹介したように、

子供の糖尿病は偏った食事など食生活が一番の原因で、スナック菓子の食べ過ぎに加えて、家でゴロゴロしてテレビばかり見ていることも誘因になっています。

さらに、これからの暑い季節には、ペットボトル飲料の多飲によるペットボトル症候群も子供の糖尿病の原因になります。

 


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スマホやテレビを見過ぎる子供は糖尿病になりやすい

子供など若齢者における糖尿病の原因は大人と同じように、

食生活や運動不足などの生活習慣

が大きな原因であることは間違いのないことですが、

 

イギリスのロンドン大学セント・ジョージ校の研究グループは、

1日3時間以上テレビやスマホなどを見る子供は体脂肪量が多くインスリン抵抗性が高い

という興味ぶかい研究論文を発表しています。

 

Screen time is associated with adiposity and insulin resistance in children.

Conclusions
Strong graded associations between screen time, adiposity and insulin resistance suggest that reducing screen time could facilitate early T2D prevention. While these observations are of considerable public health interest, evidence from randomised controlled trials is needed to suggest causality.

   詳しく見る ⇒ 原著論文

 

研究グループは、

バーミンガム、レスター、ロンドンに居住する子供(9~10歳)4495人を対象に、

1日に何時間くらい

  1. テレビ
  2. スマホ
  3. パソコン
  4. ビデオゲーム

などに時間をついやしているかをを聞き取り、

 

  1. コレステロール値
  2. 空腹時血糖値
  3. インスリン抵抗性
  4. 体脂肪

などとの関係について調べたのです。

その結果、

  • 0時間     : 4%
  • 1時間未満    : 37%
  • 1~2時間未満 : 28%
  • 2~3時間未満 : 13%
  • 3時間以上    : 18%

という結果で、電子機器に接する時間は男子のほうが長かったのですが、

 

テレビやスマホの時間が3時間以上の子供は1時間未満の子供に比べて、

  • 肥満度が高い
  • 皮下脂肪が多い
  • インスリン抵抗性が高い
  • レプチン濃度が高い

という結果が得られたというのです。

 

研究グループは、

人種や男女を問わず、子ども時代にスマホや電子機器の使用時間を制限すると、その後の2型糖尿病の発症リスクは低下する可能性がある

とコメントしています。

 

今回の報告では、テレビやスマホなどの電子機器の使用時間が長いと肥満やインスリン抵抗性が高まるかのメカニズムについては明らかにしていませんが、

これまでの報告でも、

 

成人においてもテレビやスマホの時間が長いと肥満や2型糖尿病のリスクが高まる

ことが報告されており、

テレビの見過ぎやスマホの使いすぎは大人のあなたでも糖尿病のリスクが高くなるのです。

 

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