味噌汁は血糖を下げて糖尿病の予防

京都大学の研究グループは、

  • 味噌汁を飲む人
  • 魚料理を食べる人

では、

インスリン抵抗性が低い

という疫学調査結果を発表しました。

 

血糖値を下げ糖尿病予防に効果がある味噌汁

インスリン抵抗性が高くなると、

インスリンの効果が悪くなり血糖値が下がらずに糖尿病のリスクが高くなるのです。

 

 

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味噌汁を飲むと糖尿病のリスクが低下する

日本人における急激な糖尿病患者の増加は、

食事の西洋化

の影響だとする研究も多いのです。

魚や野菜、そして味噌や醤油などの発酵食品をたくさん食べる日本食は糖尿病の原因となるインスリン抵抗性を低下させるといわれるからです。

 

京都大学の研究グループは、

味噌汁を飲み魚や野菜を毎日食べて夕食で炭水化物の摂取が少ない人ではインスリン抵抗性が低い

という研究成果を発表しました。

 

Dietary habits associated with reduced insulin resistance: The Nagahama study.

CONCLUSIONS : Dietary habits associated with lower insulin resistance were eating fish dishes, miso soup or vegetable dishes every day and eating staple foods for dinner, egg dishes or fruits less frequently.

 

      詳しく読む ⇒ 原著論文

 

研究グループは、

滋賀県の長浜市の住民を対象とした大規模疫学調査・ながはま0次予防コホート事業に参加する人を対象にして、

食習慣とインスリン抵抗性の関係について調査したのです。

 

ながはま0次予防コホート事業とは、京大医学研究科と滋賀県の長浜市とが連携して実施している「市民の健康づくりの推進」と「医学の発展への貢献」を掲げた事業で、市民1万人の参加を目標に、市民のがんや脳卒中、心筋梗塞などメタボリックシンドロームなどの健康疫学調査事業なのです。

 

ながはま0次予防コホート事業に参加した、

  • 糖尿病でない4,327人(女2,956人、男1,371人)

について、

 

  • 食習慣とインスリン抵抗性

の関連を調べたのです。

 

食習慣については、

  • 米、パン、麺類(炭水化物)
  • 肉や魚
  • 野菜や豆、果物
  • 卵や牛乳などの乳製品
  • 味噌汁

などの摂取頻度を調査しています。

 

その結果、

 

女性では

  • 夕食で炭水化物をたくさん食べる人はインスリン抵抗性高い
  • 味噌汁や魚を毎日食べるとインスリン抵抗性が低い

 

男性では

  • 野菜を毎日食べる人はインスリン抵抗性が低い
  • アルコールを飲む頻度が多いとインスリン抵抗性が低い
  • 卵料理を食べる頻度が多いとインスリン抵抗性が高い
  • 果物を毎日食べるとインスリン抵抗性が高い

 

ということが明らかになり、

 

研究グループは、

  • 味噌汁、魚、野菜を毎日食べる人ではインスリン抵抗性が低い
  • 夕食で米などの炭水化物、卵料理、果物を多く食べる人ではインスリン抵抗性が高い

ことが糖尿病や心筋梗塞などの発症に関連している可能性があることから、

 

味噌汁は日本人の食事では欠かせず、日本食の健康への効果を見直す必要がある

とコメントしています。

 


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味噌汁は血糖値を下げ糖尿病の予防効果がある

日本では戦後60年間で食生活が大きく変わり食生活の欧米化が進んできました。

しかし、

冠動脈疾患ほ発症頻度は欧米諸国に比べて低いことから日本特有の食生活などの影響もあるのではないかと考えられてきました。

 

そして、

いくつかの日本特有の食習慣は糖尿病の発症と関連しているとする研究報告がなされています。

 

味噌汁は血糖値を下げる

味噌汁は糖尿病予防に効果がある

でお知らせしたように、

 

山形大学の研究グループは、

味噌汁を1日に3杯飲む人では糖尿病のリスクが低い

ことを発表しています。

 

研究グループは、

味噌汁を1日に3杯以上食べる人は2杯以下しか食べない群に比べて、

  1. 空腹時の血糖が低い
  2. 血中アディポネクチン値が高い

ことが分かったと第57回日本糖尿病学会で発表しています。

 

抗酸化作用がある味噌汁を飲めば血糖値が下がり糖尿病の予防に効果的です

 

アディポネクチンというのは食欲に関与するホルモンなのです。

アディポネクチンは脳に作用して、

  1. 食欲を亢進させる
  2. 食欲と抑制する

と、私たちの食欲をコントロールしているのです。

 

 


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大豆は糖尿病などのメタボを予防する

大豆に含まれるβ-コングリシニンという成分にも注目です。

 

大豆のβ-コングリシニンという成分には、

血清中の中性脂肪を低下させる作用

があるのです。

 

すなわち、

β-コングリシニンは中性脂肪を下げてメタボを改善する効果が期待できるのです。

 

   詳しく読む ⇒ 大豆はメタボを予防する

 

毎食で味噌汁を飲むことは難しくても、

  • 味噌
  • 豆腐
  • 煮豆
  • 枝豆
  • 豆乳

などのβ-コングリシニンが含まれている大豆製品を摂ることは可能ではないでしょか?

 

味噌汁の抗酸化作用は糖尿病の予防に効果的

前に、

味噌は高血圧だけではなく糖尿病にもよい

でお知らせしましたが、

 

味噌にはメラノイジンといわれる抗酸化物質が含まれています。

 

赤ワインは糖尿病に良いといわれるのですが、

それは赤ワインにはポリフェノールという抗酸化物質が含まれているからです。

 

ポリフェノールは、

活性酸素は糖尿病の原因

活性酸素は糖尿病合併症の原因

といわれる活性酸素を除去する作用があるからなのです。

 

味噌には、大豆や麦を発酵熟成させる過程で、大豆や麦のアミノ酸と糖が結合して活性酸素を除去する強い抗酸化作用があるメラノイジンという抗酸化物質が作られるのです。

 

メラノイジンには、

  1. 活性酸素除去作用
  2. 血中コレステロール低下作用
  3. 糖吸収抑制作用

があり、

糖尿病の予防効果が期待できるのです。

 

味噌汁を3倍飲む!

と聞くと、

血圧が上がる!!

と思われると思いますが、

 

広島大学のグループは、

味噌は食塩含有量が多いが血圧の上昇を抑えて脳卒中の予防効果がある

ことを明らかにしていますし、

 

最近の疫学研究では塩分摂取量と高血圧には関係がないことが分かっているのです。

 

糖尿病の予防のためには味噌汁や大豆製品を積極的に食べてください。

 

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