クスリに頼らない糖尿病の治し方|サンデー毎日

今日もご覧になっていただきありがとうございます。

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。

糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、

日本糖尿病学会厚生労働省も述べるように、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。

今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

サンデー毎日の6月4日号の、

クスリに頼らない糖尿病の治し方

をお読みになりましたか?

 

糖尿病の治したえればクスリに頼らない方が良い

 

クスリに頼っても生活習慣を変えなければ糖尿病は治らないというのです。

クスリに頼らない糖尿病の治し方は至って簡単。

生活習慣をほんの少し変えるだけで良いのです。

 

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サンデー毎日のクスリに頼らない糖尿病の治し方

サンデー毎日、6月4日の特集は、

「クスリに頼らない糖尿病、糖尿病の治し方」

でしたが、お読みになりましたか?

企業などで健康診断がピークになるこの時期、「生活習慣病の疑いあり」と指摘された人もいるだろう。
検査値が悪くても落ち込む必要はない
高血圧症や糖尿病は、自助努力で症状改善が可能だ。日常でできる対策、併せて安全な薬の減らし方を専門家に聞いた。

という書き出しです。

クスリに頼らなくても糖尿病は治せる

 

中高年の、

  • 3人に1人は高血圧症
  • 8人に1人は糖尿病が強く疑われる

ということで、

会社の健康診断などで血圧や血糖値が高いと医師から服薬をすすめられることになる。

副作用の懸念から服薬しないことはがんや認知症、脳心血管疾患などの併発も多く寿命を縮めることになるのだが、

薬に頼ってばかりいても糖尿病や高血圧は治らない

糖尿病や高血圧の治療では「生活習慣の見直しが必須」であり、

 

服薬しても生活習慣を変えなければ

  1. 症状が悪化する
  2. 薬の量や種類が増える
  3. 副作用の懸念があるクスリを飲む必要がある

と、病気や副作用のリスクが高くなる。

そこで、

専門家のすすめるクスリに頼らない活習慣病対策

をまとめたというのです。

これを実行すれば安全に健康的に減薬することができるというのです。

 


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自分でできる糖尿病の3つの対策

特集は、「高血圧」と「糖尿病」に分かれているのですが、

あなたが気になるのは糖尿病ですから、糖尿病編をご紹介しましょう。

 

とはいっても、全てこのブログでも書いていることばかりで、

いまさら、、

という感じの内容ですが、、、。

 

クスリに頼るだけが糖尿病を治す保方ではないとサンデー毎日

糖尿病編では、

クスリに頼らない糖尿病対策として3つの方法を挙げています。

対策1:ビール腹を減量

糖尿病に肥満が大敵だとして、対策1には肥満対策を挙げています。

ビール腹というのは、中年の男性の体型で、ぽっこりお腹の出た体型です。

サンデー毎日は糖尿病ではクスリに頼らない方が賢明と特集

ビール腹といっても、ビールの飲み過ぎでなるわけではなく、

内臓脂肪型肥満

のことで、リンゴ型肥満ともいわれます。

このブログでも紹介していますように、内臓脂肪型の肥満では生活習慣病になりやすいのですね。

糖尿病はクスリに頼るばかりが治す方法ではないとサンデー毎日

内臓脂肪型肥満ではインスリン抵抗性が増加して糖尿病になりやすいのです。

 詳しく見る ⇒ 肥満すると糖尿病になる理由が分かった

 

一方、女性で多いのは、

皮下脂肪型肥満

で、洋梨型肥満ともいわれます。

サンデー毎日の糖尿病を治す方法はクスリに頼らない

もちろん、皮下脂肪型肥満も良くはないのですが、

内臓脂肪は溜まりやすく、減りにくい脂肪です。

 詳しく見る ⇒ リンゴ型肥満は糖尿病になりやすい

対策2:運動

肥満対策は、

  1. 食事療法
  2. 運動療法

が絶対的な基本ですね。

  • 食べなければ痩せる
  • 食べても運動で消費すれば痩せる

肥満対策はこれ以外ありません。

 

昔は「食べて戻す」という、食事をした後に全て吐き出すというむちゃくちゃなダイエットがありましたが、これは拒食症につながる危険な方法です。

 

サンデー毎日では、

糖尿病患者で食事療法と運動療法を併用したら500人中306人で改善した

と紹介しています。

 

運動療法としては、

  • 1回30分~60分
  • 週3回

をすすめています。

運動の質としては、

脈拍が120回/分以上になるような適度な強さの有酸素運動

として、腹筋などの筋トレを取り入れても効果があるとしています。

 

これは、先日、

 ⇒ 糖尿病の運動療法では無酸素運動の筋トレも有効

でご紹介しましたから読んでくださったと思います。

 

 

対策3:朝食を食べ夜9時以降には食べない

糖尿病の対策では決まった時間に食事をすることが大切です。

朝食を抜いたり、昼食を抜いたりすることは「ドカ食い」につながり、

食後血糖の急上昇であるグルコーススパイクを引き起こし糖尿病を悪化させることになります。

 

食事は朝昼晩ときちんと3回取った方が食後の高血糖を引き起こさず糖尿病の予防になるのです。

 ⇒ 糖尿病における食事回数と血糖値の関係

 

さらに、夜遅くの夕食は血糖値が下がりにくいとして、

夜9時以降の夕食は厳禁

だとしています。

夜9時以降は体は休みモードに切り替わり、代謝が穏やかになるのです。

夜寝る前の3時間前には食事をしないと言うことと同じなのです。

 


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糖質制限は良くない?

特集では、東京・神保町代謝クリニックの益子茂医師が、糖尿病治療のエキスパートとしてコメントを述べています。

その中で、

糖質制限が一時期ブームになりましたが、私は勧めません。
厳しい糖質制限はがんや脳心血管疾患の発症が増え、死亡リスクが高まるという研究がある。

としています。

しかし、

ご飯を意識して小盛りにすれば充分です

とコメントしています。

 

これには私もチョット疑問を感じます。

  • 糖質制限は勧めない
  • ご飯を小盛りにすれば充分

いかがですか?
おかしくありませんか?

 

糖質制限とは、

ご飯を小盛りにすることが糖質制限

そのものなのです。

 

  • 炭水化物ゼロ
  • 主食を食べない

このような無理な糖質制限をする必要はありません。

 

糖質制限は血糖値の程度にあった方法を選ぶ必要があります。

 

  1. 朝食のパンを半分にする
  2. のご飯を半分にする

これが糖質制限なのです。

 

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