イージーファイバーには血糖値を下げる効果がある

イージーファイバーダイエットが流行っていますが、

イージーファイバーは食物繊維ですから、

イージーファイバーには血糖値を下げる効果があるのでしょうか?

教えてgoo!に下記のような質問を見かけました。

昨日初めてイージーファイバーダイエットというものを飲んでみましたが、お腹が膨らんでご飯が食べれなくなりました・・。
以前、食物繊維は糖尿病の血糖値を下げる効果があると聞きましたが、イージーファイバーにも血糖値を下げる効果があるのでしょうか?何かご存知の方はぜひ意見を聞かせてください。

イージーファイバーは小林製薬の食物繊維をたくさん含んだトクホ製品です。

食物繊維は、腸内で水分と結合してゲル化(糊状)して膨らむので、

満腹感が得られることから摂食量が少なくても満腹感が得られます

また食物繊維はカロリーはほとんどなく、体の中でほとんど分解もされずに排泄されるので、便秘を防いだり腸をスッキリさせてくれます。

 

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食物繊維とは

食物繊維(しょくもつせんい)とは、私達の消化酵素で消化することができない食物に含まれている難消化性成分の総称です。その大部分は、植物性、藻類性などの食物の細胞壁を作っている構成成分で、化学的には炭水化物のうちの多糖類に属するものです。

 

食物繊維には2種類がある

食物繊維には2つの種類があります。
水に溶ける水溶性と溶けない不溶性食物繊維で、具体的には下記のようなものです。

 

水溶性食物繊維

  • ペクチン :- 果物に多く含まれる
  • グアー豆酵素分解物 :  増粘安定剤(食品添加物)として用いられる
  • グルコマンナン : - こんにゃくの主成分
  • βグルカン : 難消化性デキストリン
  • ポリデキストロース :  化学的に合成された人工の水溶性食物繊維
  • イヌリン : - ごぼうやきくいもなどキク科植物の根茎に含まれる(海藻に含まれる水溶性食物繊維)
  • アガロース :  海藻のうち紅藻の細胞壁の主要構成要素であり、紅藻から抽出される寒天の主成分
  • アルギン酸ナトリウム  :  海藻のうち褐藻の細胞壁の主要構成要素であり、コンブなどに含まれる
  • カラギーナン : - やはずつのまたやすぎのりなどの紅藻類に多く含まれる多糖

その他にも、フコイダン、ポルフィラン、ラミナランなどがあります。

 

不溶性食物繊維

  • セルロース、ヘミセルロース、リグニン :  植物の細胞壁の主要構成要素で、野菜など植物性食品から多く得られる
  • キチン、キトサン  :  甲殻類の殻や菌類の細胞壁などの主成分

 


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食物繊維の効果とは

食物繊維は、私達人間には消化できない食物で、役に立たない栄養素と考えられていましたが、食物繊維も我々の健康維持には非常に有用なもので有ることが分かってきたのです。

そのため、日本人の健康を維持するために1日に摂取すべき食物繊維量も定められているのですが、食物繊維はあくまでも栄養素ではありません。

食物繊維には、大腸の働きを助け、便秘を予防したりすることは誰でも知っていることですが、食物繊維にはその他にもたくさんの働きをしていることが分かっています。

 

肥満防止効果

水溶性食物繊維は胃で膨潤してゲル化することで胃内で膨潤化し、胃内の滞留時間を延ばして満腹感を与えます。また、不溶性食物繊維は飲み込むために咀嚼回数を増加させることから、唾液や胃液の分泌を促進することも知られています。

女子学生(18~20歳)を対象にした調査では、食事のGI値が高いほどBMIが高く、食物繊維の摂取が多い群ほどBMIの値が低いという結果が得られています。

 

コレステロールの上昇を抑止

水溶性食物繊維は食物のコレステロールの吸収を抑制し、コレステロールの代謝や排泄を促進し、さらに胆汁酸の再吸収を阻害して代謝や排泄を促進します。

 

血糖の上昇を抑制

水溶性食物繊維は胃内でゲル化して粘度の高い食物塊をつくることで、胃から小腸への移行を遅らせ、さらに、拡散阻害作用、吸水・膨潤作用、吸着作用などがあることから、食物の胃での消化を遅らせたり、腸への移行を遅らせたり、することで吸収速度が遅くなり、グルコースの吸収を緩慢にして血糖値の上昇を穏やかにします。

 

排便促進作用

不溶性食物繊維は、結腸や直腸で便の容積を増大させることによって排便を促進します。

 


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食物繊維の多い食物

厚生労働省では、食物繊維の摂取目標量を定めています。

食物繊維摂取目安量

この勧告によると、30~40歳の男性は20gの食物繊維を摂ることを目標と定めているのですが、皆さん取れていないようなのですが、、、食物繊維はどのような食物に多いのでしょうか、、、。

各食物の食物繊維量を比較してみます。

  • ライ麦粉100g : 4.7g
  • 干し柿70g    : 2.7g
  • ゴボウ40g   :    1.6g
  • 中華麺(ゆで)200g   :    1.4g
  • オートミル40g   :   1.3g
  • 干しあんず  30g    :   1.1g
  • ごま10g   :      1.0g
  • そば(ゆで)200g   :      1.0g
  • いんげん豆(乾燥)30g   :     1.0g
  • 切り干し大根20g  :   0.7g
  • トマトジュース195g   0.6g
  • ほうれん草70g    0.6g

ピントこないのですが、何となく足りていないことだけはわかります、、、、

 

イージーファイバーとは

イージーファイバーとは、小林製薬の食物繊維商品です。

私達日本人の摂取量が少なくなっている食物繊維を補うことを目的に作られた、食物繊維の補助食品ですね、、、。

イージーファイバー

 

成分は難消化性デキストリンですが、難消化性デキストリンとは、水溶性食物繊維の一種で、難しくいうと、デンプンを低分子化したものに酵素処理などの過程を経て精製したもので、粘性や甘みが低く、熱や酸にも強い食品補助素材です。

難消化性デキストリンを関与成分とした特定保健用食品が「おなかの調子を整える」「血糖値が気になり始めた方の食品」として許可されているものもあります。

原材料は

  • とうもろこし(難消化性デキストリン)
  • ジャガイモ等野菜のデンプン質や海藻など

のようです。

食物繊維が日常の食事から摂れないときにはこのようなサプリメントで食物繊維を摂ることも効果的だと思います。

しかし、最終的には、毎日の食事から摂ることを心掛けないと長続きしないことは明らかです、、、。

いずれにしても、血糖値を下げることが先決ですから、食事だけで下げることが出来ないときには、イージーファイバーのようなものを活用することも効果的だと思います。

 

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