糖質制限で糖尿病も不眠症も解消できる

臨床の経験はないのですが20年にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。

糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、

日本糖尿病学会厚生労働省も述べるように、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。

今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

日本人の成人では、5人に1人が不眠などの睡眠障害で悩んでいます。

また、日本人の成人の6人に1人が糖尿病か糖尿病の一歩手前の糖尿病予備軍なのです。

睡眠障害と糖尿病は日本人成人のであると言われています。

  • 私は睡眠障害で糖尿病
  • 私は糖尿病で睡眠障害

でも、悲観することはありません。

血糖値を下げれば、睡眠障害も糖尿病も治るのです。

血糖値を下げるのは簡単。

血糖値を上げている炭水化物の摂取量を減らすだけで充分なのです。

 

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睡眠障害は糖尿病の原因

日本人の成人では、5人に1人が不眠などの睡眠障害を抱えており、6人に1人が糖尿病か糖尿病の一歩手前の糖尿病予備軍であると言われています。

不眠などの睡眠障害が糖尿病の原因の一つであることは既にお知らせしましたので読んでくださったと思います。

 詳しく見る ⇒ 不眠症と糖尿病の関係を解明

 

大阪市立大の研究グループは、入院中の2型糖尿病患者63人を対象に、脳波計を用いて睡眠の質を詳しく調べたところ、

血糖値が高いほど、

  1. 深い睡眠の時間が減少
  2. 朝の血圧が高い
  3. 血管障害のリスクが増える

ことが判明したのです。

 

さらに、ヨーロッパの研究グループは、

 不眠症のヒトは1.7倍も糖尿病になるリスクが高い

 

不眠症は糖尿病の原因ですが糖質制限で解消できます

と報告しています。

 詳しく見る ⇒ 睡眠不足や不眠は糖尿病の原因

 

また、不眠の女性は糖尿病のリスクが高いなど、不眠などの睡眠障害と糖尿病の関係は多くの論文で報告され、

睡眠障害は糖尿病のリスクファクターであることは科学的に明らかになっているのです。

 


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糖尿病患者では睡眠障害が多い

睡眠障害は糖尿病の原因の一つですが、糖尿病患者では睡眠障害が多いのです。

睡眠障害は糖尿病の原因の一つですから、糖尿病患者で睡眠障害が多いのは当然だと思われるでしょうが、

 糖尿病では更に睡眠障害を引き起こしやすい

ということなのです。

糖尿病患者ではもともと睡眠に関して問題を抱えていることに加え、

  1. 足のこむら返りの痛みで目が覚めてしまう
  2. 手足のしびれや痛みなどの不快感
  3. のどの渇きで目が覚める
  4. 多飲による頻尿で夜中に度々起きる

などの理由で、睡眠障害がさらに悪化するのです。

 

むら返りとは、筋肉が無意識のうちに勝手に収縮することによって痙攣を起こしている状態です。

こむら返りはふくらはぎに起こりやすいのですが、強い痛みが発生するため、睡眠中に激しい痛みで夜中に目が覚めて飛び起きた、などの経験を持つヒトが多いと思います。

こむら返りは、激しい運動による筋肉疲労、水分・ミネラル不足などによって起こり、健康な人でも起こるのですが、

 糖尿病患者の35%がこむら返りで悩まされている

といわれています。

手足のしびれは、糖尿病神経障害といわれる投票病合併症の一つで、放置しておけば更に感覚を失い、足の壊疽などにつながり、最悪の場合には足の切断に至のです。

このように、

睡眠障害は糖尿病を引き起こし、糖尿病は更に睡眠障害を悪化させるのです。

 

さらに、

糖尿病ではうつ病に陥りやすく、糖尿病患者の20%がうつ病になるといわれています。

 

  1. 糖尿病を悪化させない
  2. 睡眠障害を治す
  3. うつ病にならない

このためには、

 血糖値を下げる

これで全てが解決するのです。

 


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血糖値は簡単に下がる

血糖値は簡単に下がります。

  • ウソでしょう、、、
  • もう何年も糖尿病の薬を飲んでいるのに、、、

と、思われるでしょうね。

 

しかし、血糖値を上げるのは何でしょうか?

そうですね、

  • 白米
  • パン
  • うどん

血糖値を上げているのは、炭水化物です。

 

肉や魚を腹一杯食べても血糖値は上がらないのです。

糖尿病の不眠症を解消するには糖質制限で

 

あなたの血糖値が高いのは炭水化物を摂り過ぎているからなのです。

 

糖質制限という言葉は聞いたことが有ると思います。

糖質制限とは、糖質である炭水化物の摂取量を減らすことです。

 

現在の糖尿病学会の食事療法はカロリー制限で、カロリーの60%は炭水化物から摂ることを推奨しているのです。

 

しかし、

糖尿病学会の門脇会長も糖質制限派ですし、門脇会長が院長を務める東大病院でも40%の糖質制限食を実施しているそうです。

 

経済評論家の森永卓郎さんは、ライザップの完全糖質ゼロの食事療法で糖尿病から離脱できたようです。

 

しかし、インスリン注射をしなければならなかった森永卓郎さんとは違い、

経口糖尿病治療薬を飲んでいる程度や糖尿病予備軍であれば、穏やかな糖質制限でも充分なのです。

 

  1. 朝食のパンを半分にする
  2. 夕食のご飯を半分にする

これでもOKなのです。

 

その他、できるだけ糖質の少ない、食物繊維が多い食べ物を摂るように心掛ければ更に効果的ですが、

不慣れな場合には、食事療法を解説してくれるDVDなどに習って1ヵ月程度続ければ、自ずと糖質制限の方法が身につくのです。

 

糖質制限は無理をする必要はありません

あなたの状態にあった糖質制限を選んで、できるだけ早く取り組んでください

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