糖尿病の足潰瘍を予防するソックス
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。
糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、
糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。
今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。
はじめに
アメリカでは糖尿病の合併症により足を切断する人が毎年10万人もいるそうです。
王将の歌で有名な村田英雄さんが糖尿病の足潰瘍で両足を切断したのは有名な話ですが、
日本でも糖尿病の足潰瘍による足切断が増加しており、
年間に2万人が糖尿病の合併症で足を切断しているそうです。
糖尿病の合併症による足の切断は、
糖尿病神経障害から始まり、指先の小さな潰瘍から、指先の壊疽と進み、
ついには足を切断しなければならないまでに進んでしまうのです、、、
糖尿病のひとは常に充分に足の指をチェックしている必要があるのですが、
アメリカで糖尿病の足潰瘍などの異常をを早期に発見し、
足潰瘍を早期に見つけて足切断を予防するソックスが発売されました。
糖尿病ではどうして足切断になってしまうのか
糖尿病による神経障害は最も早く見られる合併症です。
糖尿病で微細な血管壁が傷害されると、
- 足指の血行障害
がおこり、
- 糖尿病神経障害
という合併症が発生するのです。
糖尿病神経障害の症状は最初のうちは、
- 指先がジンジンする
などの症状しかないのですが、
指先の感覚が麻痺するため、
- 指先のキズ
- 靴擦れ
にも気付かないことが多く、
骨が見えるまでの潰瘍にまで進んでも気付かないことが多いそうなのです。
さらに、血行が傷害されているため潰瘍は治らず、
指先は壊疽(えそ)と組織が死んだ状態になり、
ひどくなると足を切断しなければならない状態に陥ってしまうのです。
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糖尿病の足潰瘍や足切断を予防するソックス
アメリカでは糖尿病で足を切断する人が年間に10万人
日本でも毎年2万人が糖尿病で足を切断しているそうなのです。
詳しく見る ⇒ 糖尿病の足切断する人が増えている
足切断を予防するには、
できるだけ早く潰瘍などの異常を発見する
ことなのですが、
アメリカのSiren社は、
糖尿病の足潰瘍を防止するには、
足の温度をモニタリングすることが、
日常の足のケアとチェックよりも87%も効果的であることが臨床的に証明されている、
として、
足の温度変化をモニターするスマートソックスを発売しました。
Monitoring Foot Temperature Could Save Your Life
Siren’s Diabetic Socks and Foot Monitoring System proactively track foot temperature, helping you find potential signs of diabetic foot ulcers.
詳しく見る ⇒ SRIN
解説は英語ですがビデオをご覧下さい。
ソックスはNeurofabricと呼ばれる、
人の目では確認できないほどの小さなマイクロセンサーが埋め込まれた繊維で作られたソックスです。
このセンサーによって、
足の裏の6ヵ所の温度をモニターし、
炎症によって足裏の温度の上昇を感知すると、
スマートフォンに警告を送るのです。
スマとフォンのアプリでは、
足裏温度の温度変化など履歴もチェックすることが可能だそうです。
また、
オンライン・ポータルサイトにログインすると温度記録や足の健康をチェックすることもできるのだそうです。
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ソックスは洗濯機で洗濯することも可能なのですが、
6ヵ月ごとに、
新しい5足の靴下が送られてくるそうです。
靴下は5足セットで送られてくるのですが、
スマートフォンを持っていない人には、
コンセントに差し込むSirenハブが同梱されており、Sirenハブは、家庭用電話や電子メールに警報を送ってくれるのですから便利です。
気になる料金は、
定期購入スタイルになっており、
月額料金は19.95ドルだそうですから日本円では約2,100円位です。
最初に5足セットが送られてきて毎月19.95ドルを払い、途中の解約も自由だそうですから安心です。
このソックスはアメリカで4月1日に発売開始されたのですが、
さて、どこで購入するのか、、、
購入サイトを調べてみると残念ながら、まだアメリカとカナダだけできか購入できないようです。
日本では購入できないのかをメールしてみましたので、返事が来たら直ぐにご紹介します。
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