糖尿病の血糖値を下げるには食事が重要

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。

糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、

日本糖尿病学会厚生労働省も述べるように、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。

今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

国際糖尿病連合(IDF)が2014年11月14日の世界糖尿病デーに、世界の糖尿病に関する最新の調査をまとめた「糖尿病アトラス 第6版 2014 アップデート」を発表ました。

れによると、世界の糖尿病患者数は爆発的な増加を続けており、

  • 2014年の全世界における糖尿病患者数は3億8,670万人
  • 20~79歳の成人の有病率は8.3%に上る

そうです。

 

有効な対策を施さなければ2035年には5億9,190万に増加すると予測されているのです。

患者数の地域別では、日本を含む西太平洋地域での患者数が最も多くて1億3800万人もいるのです。

 

世界糖尿病人口が急増

 

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日本の糖尿病患者数は世界10位

世界で最も糖尿病患者数が多いのは中国(9,629万人)、そして第2位はインド(6,685万人)です。

糖尿病患者数が最も多いと思っていましたが、米国は2,578万人で第3位です。

日本は721万人で、昨年の720万人からやや増えましたが、ランキングでは昨年と同じ第10位です。

日本の糖尿病人口は世界10位

問題は未治療の患者数

血糖値が高く、糖尿病である可能性が高いにも関わらず、検査を受けていないことから糖尿病だと診断されていない人が全世界で1億7,900万人以上いると推定されています。

さらに、先日ご紹介した隠れ糖尿病といわれる、糖尿病の一歩手前の人達です。

2012年の政府による国民健康・栄養調査でも、糖尿病が強く疑われる隠れ糖尿病数は2007年から60万人も増えて950万人となったと報告されています。

このような、あなたと同じような隠れ糖尿病の方も含めると、糖尿病と合わせて2,050万人にも上るのです。

 

国民栄養調査によると、日本における2型糖尿病患者では、

以前はインスリン分泌能が低下する痩せた糖尿病患者が多かったのですが、

最近では高脂肪食や運動不足などとともに、インスリン抵抗性が上昇した肥満した糖尿病患者が増加しているそうです。

日本における肥満の定義は、BMIが25以上ですが、国内の2型糖尿病の半数は肥満した糖尿病患者です。

日本糖尿病学会では、遺伝要因としてのインスリン分泌不全に肥満という環境要因が加わり、患者数の増加に拍車がかかっていると推定しています。

そうなのです、肥満が糖尿病患者を増加させている大きな原因になっているのです。

 


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 血糖値は食事で下げられる

血糖値を上げ、あなたを糖尿病や糖尿病予備軍にする最大の原因は毎日の食事です。

あなたの毎日の食事は大丈夫でしょうか?

  • どのような食事が問題なのか
  • どのように改善すれば良いのか

と基本的なことを確認することが重要です。

 

食べ過ぎ

食事で一番問題になるのが、過食、食べ過ぎです。

食欲に任せて必要以上に食べ過ぎれば、エネルギーを取り過ぎになり、体内の脂肪量を増やして肥満を引き起こしてしまいます。

その結果、ブドウ糖が血中に溢れ出ることになり、糖尿病や糖尿病予備軍に陥るのです。

糖尿病だと診断されたら、医師や医療アドバイザーから食事指導を受け、過食をしないようにする注意する必要があります。

食事管理では、

  1. 適正な食事量
  2. 一日の総摂取カロリー量
  3. 食物の種類や摂取量とカロリーの関係を把握

をしっかりと把握し、あなたが必要なカロリー数、適正な食事量や質を守る必要があります。

 


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食事管理はテキストやDVDを使う

血糖値は薬を使わなくても必ず下げることができます。

逆に、薬を服用しても食事管理をしなければ血糖値は上がります。

食事はそれほど正常な血糖値を維持する上で重要なのです。

 

食事管理では、

  1. 適正な食事量
  2. 一日の総摂取カロリー量
  3. 食物の種類や摂取量とカロリーの関係を把握

することなので、簡単なことなのですが、それを毎日続け、維持することは非常に困難です。

食事管理に挫折したり、長続きしない理由は、

  1. カロリー計算が面倒くさい
  2. 計算することがストレスになる

ということが大きな原因です。

 

テキストやDVDがたくさんある

日本糖尿病学会の「食品交換表」(文光堂)には、活用の仕方や、糖尿病の改善に必要な食事法が詳しく書いてあります。

これらを参考に、たくさんの糖尿病患者が食事法で糖尿病を改善しています。

医者で薬を貰い続けている方は、食事法を努力しなかった人だともいえます。

健康診断で、「血糖値がやや高め」と診断された、糖尿病予備軍の貴方も、食事療法は実行していないのではないでしょうか。

食事管理ができない方には、糖尿病と食事の関係が十分に理解できておらず、糖尿病における食事の重要性を知らない方もたくさんいます。

また、「食品交換表」を読んでも、具体的にどのような食事をしたら良いのか迷ってしまう方も多いのです。

その様な方には、食事法を具体的に説明するDVDなどを活用することをおすすめします。

糖尿病の食事法のDVDはたくさん売られています。

 詳しく見る ⇒ 糖尿病でお薦めの食事療法

 

そのようなDVDを使えば、

  • 煩わしいカロリー計算が不要
  • 具体的な食事内容が示されている

ので、DVDの指導にしたがって食事をするだけで良いのです。

糖尿病の食事療法は、最初の1ヵ月が最も重要です。

1ヵ月間、正しい食事法を続けられれば食事療法は自然と身についてしまうのです。

糖尿病の血糖値は食事で治ります。

あなたに合った食事法のDVDを購入してマネをするだけで良いのです。

 

糖尿病の食事療法は習うより慣れろです。

 

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