糖尿病の高血糖は薄毛の原因

糖尿病で高血糖が続くと薄毛になります。

高血糖がどうして薄毛の原因になるかご存じですか?

メタボや高血糖は薄毛の原因なのです。

その理由は、

 

糖尿病の合併症は高血糖が原因

それはズバリ、高血糖による血行障害が原因だからです。

糖尿病は血液中の糖が高くなる、すなわち高血糖になる病気です。

糖尿病の治療目的はただ一つ、血液中の糖の濃度を下げることだけです。

 

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高血糖はどうして髪の毛に良くないのか

では、高血糖はどうして良くないのでしょうか?

糖尿病では合併症が怖いということはご存じだと思いますが、合併症は全て血管の障害によって起きるのです。

砂糖水は粘度が高いのと同じ

血液中の糖とはブドウ糖です。

水に砂糖をたくさん溶かすとどうなりますか?

ドロッと粘度が高くなりますよね。

糖尿病の高血糖でも、糖が増えたことにより、ドロッとしているのです。

  • 粘度が高くなり血液の流れが悪くなる → 血栓ができやすくなる
  • 濃度の高い糖が血管壁を傷害する → 血管壁がもろくなり破れやすくなる

 

糖尿病の合併症は高血糖によるは血管の障害

 

糖尿病の合併症は、「微小血管障害」と「大血管障害」に分けられますが、糖尿病の合併症は全て、血液の糖によって血流が悪くなったり、血管壁がもろくなって破れたりすることが原因なのです。

  1. 微小血管障害
      糖尿病性神経障害 → 毛細血管の血流障害が原因
      糖尿病網膜症  → 網膜の血管の破裂が原因
      糖尿病腎症 → 腎小体の血液の流れが悪くなる
  2. 大血管障害
      脳血管障害 → 血管の破裂や血栓
      虚血性心疾患 → 血栓による血流停止
      閉塞性動脈硬化症 → 血管が
     


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頭皮の血行が悪くなれば薄毛になる

さて、少し前置きが長くなってしまいました、、

髪の毛は、毛根部の毛母細胞というところで作られます。

 

髪の毛の成長は、毛母細胞の細胞分裂によって作り出され、1ヵ月に伸びる長さは0.3~0.4mmと非常に少ないのですが、髪の毛は平均で10万本あるといわれていますので、合計すると1ヵ月に1km、1年で12kmも伸びるのです。

 

そうです、髪の毛を作り出す毛母細胞は非常に活発に細胞分裂をおこなっており、身体の中でも最も盛んに細胞分裂をおこなっている場所だといわれています。

糖尿病では高血糖により頭皮の血行が悪くなる

 

頭皮の血行が悪くなれば髪の毛は伸びない

毛母細胞はこんなに活発に細胞分裂をおこなっているのですから、

  • 酸素
  • 栄養素

は絶対不可欠です。

しかし、糖尿病の高血糖により、頭皮の血行が悪くなったら、、、、

 

そうです、

糖尿病の高血糖は頭皮の血行を悪くして毛母細胞の活性を低下させて発毛を抑制してしまうのです。

 

糖尿病による高血糖は血流障害によって薄毛の原因になっているのです。

 

糖尿病の高血糖が続くと薄毛になる

 

頭皮の血流障害は薄毛の原因

リアップという育毛剤をご存じでしょうか?

大正製薬が販売している、一般医薬品の育毛剤で、国内で最も売れている育毛剤だといわれています。

リアップの有効成分は、ミノキシジルという化学物質なのですが、ミノキシジルの作用は血管拡張作用なのです。

リアップの育毛効果は頭皮の血管を拡張し、頭皮の血行を促進して毛母細胞の活性を高めることによって育毛を促進するのです。

  1. 頭皮の血管拡張
  2. 頭皮の血行が促進
  3. 毛母細胞が活性化
  4. 髪の毛の発育が促進

余談になりますが、

ミノキシジルは当初は血管拡張作用による高血圧治療薬として開発されされたのですが、育毛効果があることが分かったことから育毛剤としての開発がおこなわれたのです。

 


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血糖値が下がれば薄毛が治る

糖尿病が原因である薄毛を解消するには、高血糖を解消する必要があります。

糖質制限食により高血糖を解消し、薄毛も解消したという方のコメントがWebサイトにありました。

糖尿病発覚時は抜け毛が酷くて頭頂部がスカスカ状態でした。
糖質制限食を始めて、1年経ち見事復活しました。
一時はプロペシアを飲もうと考えましたが、見事な復活に正直驚いています。
今は安物の育毛剤だけでOKです。
よく脂物をとると禿げるといいますが、糖質が原因なんですかね。

この方は、「ケイさん」という方ですが、糖質制限食の実践により、抜け毛が減り、髪の毛が復活したそうです。

 

糖質制限食により、髪の毛が太くなった、ボリューム感が復活した、という声が多いようですが、毛母細胞の活性化が反映したということです。

 

 詳しく見る ⇒ 糖質制限で薄毛が治るワケ

 

糖尿病の薄毛では、リアップのような頭皮の血行を促進する育毛剤を使って回復を図ることも理論の上では可能ですが、高血糖により滑液の粘度が増している状況では血管が拡張しただけでは充分だとはいえません。

血糖値を下げることが、髪の毛以外の糖尿病の合併症を予防することも出来るのですから、血糖値を下げる努力をすべきです。

ただ、M字ハゲといわれる男性型脱毛症ではジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンが毛母細胞の活性を抑えることが原因ですから、

血糖を下げるとともにDHTを抑制する適切な育毛剤を使えばより薄毛が解消されるでしょう。

 

糖尿病の高血糖を下げるには糖質制限食

高血糖を改善するには、食事療法です。

高血糖治療薬を飲めば、直ちに血糖値は下がりますが、服用を止めれば再び上昇します。

糖尿病治療薬は血糖値を下げることはできますが、糖尿病を治すことはできないのです。

糖尿病を治せるのはあなたの食事療法だけなのです。

 食事療法は、糖尿病体質を改善することができます。

   ただし、、、、初期の内だけです。

糖尿病の食事療法にはいろいろな方法が提唱されていますが、

  血糖を上げるのは、炭水化物だけなのです。

 

血糖値を下げるのは簡単です。

 血糖を上げる炭水化物の摂取量を下げれば良いのです。

毎日のご飯を半分に、そして減らした分は肉や魚を食べて良いのです。

あなたの薄毛は高血糖が原因です。

毎日の献立の内容を少しだけ見直してみてください。

   詳しく見る ⇒ 糖尿病の食事療法は糖質制限がベスト

 

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