自分の糖尿病を予測するAIアプリ|大阪大学

今日もご覧になっていただきありがとうございます。

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。

糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、

日本糖尿病学会厚生労働省も述べるように、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。

今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えします。

 

はじめに

糖尿病の発症には、

  • 遺伝的要因
  • 環境要因

が大きく関与していることから、

  • 近親者の糖尿病の有無
  • 自身の生活習慣

から、幾つかの自分の糖尿病を予測する方法が考えられます。

 

 

大阪大学の研究グループは、

  1. 糖尿病
  2. 脂質異常
  3. 高血圧

の3大生活習慣病の発症確率を正確に予測するAIを作成したと発表しました。

自分が糖尿病になるか否かを予測できる時代になったのです。

 

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AIアプリで糖尿病の発症を予測できる

大阪大学は大阪府などと連携し、

健康診断の結果から3年以内に生活習慣病になる確率を予測する人工知能(AI)を開発し、

昨年12月16日から大阪府民向けの健康管理アプリ「アスマイル」に搭載すると発表しました。

 

このAIアプリでは、

  1. 糖尿病
  2. 脂質異常
  3. 高血圧

の3大生活習慣病を発症する確率を正確に予測することができるというのです。

 

 

  詳しく見る ⇒ 大阪大学プレスリリース

 

大阪大学のキャンパスライフ健康支援相談センターの土岐博特任教授らの研究グループは、

大阪府の国民健康保険被保険者の健診などのビッグデータを活用して、

AIにより糖尿病、脂質異常、狡猾圧を発症する確率の予測モデルを構築したのです。

 

これまでの病気の発症確率予測システムの構築では、データ規模が小さく、AIを用いた予測システムでは満足できる精度や信頼度が得られなかったのですが、

毎年54万人分の大阪府の健診等ビッグデータを活用することで、

糖尿病、脂質異常症、高血圧を3 年以内に発症する確率

を高精度で予測するシステムを構築できたと述べています。

 

糖尿病のAI予測システムはアスマイルアプリに搭載

糖尿病のAIによる予測システムはアスマイルというアプリに搭載されています。

アスマイルとは、大阪府が開発したスマートフォンのアプリで、

  • 歩数
  • 体重
  • 血圧

などを記録する健康アプリで、

国保加入者は健診結果も自動的に記録されるそうで、

毎日アプリに掲載される健康に関する記事は健康に対する留意点を指摘してくれます。

 

 

糖尿病を予測するAI機能はこのアプリに搭載され、

身長や体重、血液、尿などのデータから、糖尿病・高血圧・脂質異常症の3つの生活習慣病について、3年以内にどれぐらいの確率で発症するかを予測すし、

 「3年以内に糖尿病になる可能性は40%です」

というように、利用者が生活習慣病になる確率が表示されるのです。

 

この機能は、国民健康保険に加入し健康診断を受けている約4万人の大阪府民が利用できるそうですが、

2年後をには、

  • 運動
  • 食事

など糖尿病の発症を抑えるための具体的な行動もアプリで提案する機能も追加する計画だそうです。

 


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糖尿病の発症は予測できる時代になった

厚生労働省では、

糖尿病の背景には、

  • 遺伝的要因
  • 環境要因

が大きく関与しているとして、

 

糖尿病発症のリスクファクターには、

  1. 加齢
  2. 家族歴
  3. 肥満
  4. 運動不足
  5. 血糖値の上昇

を挙げています。

 

したがって、

これらのリスクファクタの関与を解析することによって、

糖尿病を予測する方法

が開発されています。

 

味の素がアミノインデックスで糖尿病を予測する方法を開発したと発表していますし、

 

国立研究開発法人 国立国際医療研究センタ-でも、

  3年後の糖尿病発症リスクを予測するAIシステムを開発した

と発表しています。

 

あなたも、

3年後の糖尿病を予測

してみませんか?

 


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まとめ

もはや自分の糖尿病を予測できる時代になったのです。

しかし、「あなたは糖尿病になる」と予測されても悲観することはありません。

あくまでも、

今の生活を続ければ」という前提なのです。

「あなたは糖尿病になる」と予測されても、「現在の生活習慣を改めれば糖尿病を回避できる」のです。

 

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