糖尿病の運動療法アプリFit-eNce Homeには科学的エビデンスがある
今日もご覧になっていただきありがとうございます。
臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。
糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、
糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。
今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えします。
はじめに
糖尿病や糖尿病予備群ならまず減量、「肥満でも10%減量すれば糖尿病が寛解する」のです。
減量するのであれば、
- 食事の見直
- 運動の励行
が基本です。
運動の励行では、
- 独りでは長続きしない
- どの運動が良いのか分からない
という人には運動サポートアプリFit-eNce Homeを使うことをお薦めしました。
詳しく見る ⇒ 運動で減量するのに便利なアプリ
今日はこの運動アプリFit-eNce Homeがどうしてお薦めなのかをお話しします。
糖尿病の運動支援アプリFit-eNceを薦める理由
先日お話ししたように、
自宅での運動療法を支援するFit-eNce Home(フィットエンスホーム)というスマートフォン・アプリは、アステラス製薬が公開している無料アプリです。
横浜市立大学の糖尿病内科学 教授で診療科部長の寺内 康夫氏は、
科学的根拠に基づいた運動プログラムだとしてFit-eNceを薦めています。
Fit-eNceの開発に関わった寺内氏は、
Fit-eNceによる運動介入で血糖コントロールが改善したというエビデンスが得られた
と話しています。
Fit-eNceでは医師の承認を得た有酸素運動とレジスタンス運動を、
スポーツトレーナーのサポートで安全に運動できる
という点も評価に値するとしています。
さらに、Fit-eNce Homeでは、
自宅に居ながらにしてFit-eNceの運動メニューが行える
のも非常に魅力的だと述べています。
Fit-eNce Homeは、
Fit-eNceの運動メニューと同強度になるよう設計された運動メニューを、
定期的に、オンラインパーソナルトレーニングを受けながら、
自宅で運動療法を実践するためのアプリなのです。
Fit-eNce Homeの使用方法は、
ステップ 1 : アプリをインストール
ステップ 2 : かかりつけ医に申請して承認を得る
ステップ 3 : スターターキット申込
ステップ 4 : 開始前の準備
ステップ 5 : スポーツトレーナーとオンラインでトレーニング開始
という手順です。
詳しく見る ⇒ Fit-eNce Home
残念ながら無料ではなく、
初回の30日は、8,150円
以後30日毎に、5,450円
と費用が発生しますが、
医師の指示下で運動をおこない、定期的にパーソナルトレーナーの指導を受けられることを考えれば安いと思います。
Sponsored Link
糖尿病の運動療法でお薦めの運動は?
寺内氏は、
糖尿病の運動療法ではウオーキングやジョギングなどの酸素を使って脂肪を燃焼させる有酸素運動が適しているが、
ウオーキングだけでは不充分でできればレジスタンス運動もあわせて行ってほしい
と述べています。
レジスタンス運動とはいわゆる筋肉トレーニングで、
- 腹筋
- 腕立て伏せ
- スクワット
などの足や体幹の太い筋肉に負荷をかける運動のことです。
としかし、いきなり筋トレは無理でしょうから、
- スクワット → 椅子から膝を曲げた状態で立ち上がる
- 腕立て伏せ → 手ぬぐいやロープを使ったストレッチ
などで代替できるとのことです。
しかし、
糖尿病患者で、「本当にしっかり運動をしている」という患者は10%もいないのではないかというのです。
糖尿病の運動療法で効果を最大限に得るには、
- 運動の頻度
- 運動の強度
- 運動の時間
- 運動の種類
というポイントを適切に押え、
その人に合った運動のメニューを組む必要があるそうなのです。
この点でもFit-eNce Homeは糖尿病の運動療法ではお薦めだと述べています。
Sponsored Link
まとめ
糖尿病では食事療法と運動療法が二本柱ですが、
糖尿病の運動療法では運動の種類、時間、頻度などのポイントを抑える必要があり、
本当にしっかり運動をしているという患者は10%もいないそうです。
横浜市立大学の寺内医師は糖尿病患者の運動療法アプリFit-eNce Homeは科学的エビデンスがあるアプリだと薦めています。
関連記事(一部広告を含む)