星野仙一さんの病気は糖尿病

今日もご覧になっていただきありがとうございます。

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。

糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、

日本糖尿病学会厚生労働省も述べるように、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。

今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

2014年9月に楽天イーグルスの監督を辞任した星野仙一さん。

辞任の理由は腰痛の悪化。

 

星野仙一さんは糖尿病で辞任

星野仙一さんが糖尿病だというのは有名な話です

糖尿病と腰痛は関係があるのでしょうか?

星野仙一さんは2018年1月4日に亡くなられました。

楽天球団の発表によると2016年から膵臓がんを患っていたのだそうです。

  詳しく見る ⇒ 星野仙一さんの死因は糖尿病で膵臓がんなのか?

ご冥福をお祈りいたします。

 

Sponsored Link

 

星野仙一さんは回復したの?

昨日、2015年4月26日のNHKのニュース解説に星野仙一さんが出ていました。

 

星野仙一さんは糖尿病

シーズンの最中に楽天イーグルスの監督を辞任したのは2014年9月。

その頃に比べるとやや痩せたかな、、と思いますが、68歳とは思えない若々しさですね。

星野仙一さんは糖尿病で辞任

 

辞任の理由は腰痛

星野さんが監督を辞任したのは、2014年9月末ですが、2014年の5月末から体調不良で戦列を離れたのですが、球団の説明では、『腰痛の悪化』でした。

「俺は絶対復帰してやる。見とけ!」という言葉を残して球場を去ったのですが、「シーズン中なのに、腰痛で辞任するか?」と思ったものでした。

 

星野仙一さんは、2003年に阪神の監督でリーグ優勝しているのに、高血圧、胃潰瘍、糖尿病なの理由で辞任し、シニアディレクターに就任しましたよね。

何もしないで(?)年俸7,000万円などと陰口も聞かれましたし、楽天も調子の悪いときで、今回もまたかよ、、と思ったのは私だけではないでしょう、、。

その後、星野さんの腰痛は、単なる腰痛ではなく、腰椎間板ヘルニアと黄色靱帯骨化症の併発による腰の激痛だったと報道されて、結構大変な病気なんだと思いました。

 


Sponsored Link

 

星野仙一さんの黄色靱帯骨化症とは

星野さんの腰痛の原因となった、腰椎間板ヘルニアと黄色靱帯骨化症とはどんな病気でしょう。

椎間板ヘルニアは一般的な病気ですから皆さんもご存じのように脊椎の間の軟骨(椎間板)がはみ出て神経を圧迫して腰痛などを起こす病気ですよね。

 

黄色靱帯骨化症は、平成27年1月1日からは指定難病となり、医療費助成対象疾病となった結構大変な病気です。

具体的には、脊髄の後ろ側にある黄色靱帯という靭帯にカルシウムが沈着して骨化して、

さらに次第に大きくなって神経を圧迫し、

足の麻痺や、しびれや、歩行困難、排尿障害などの症状を起こす難病で歩きにくさ、膀胱の働きが悪くなります。

星野仙一さんの黄色靭帯骨化症

黄色靭帯骨化症でも症状が軽い場合には鎮痛薬などで様子を見るのですが、神経の麻痺が進む場合には、神経を圧迫している靭帯の骨化を取り除く手術をする必要があるのです。

 

糖尿病では外科手術が出来ない

椎間板ヘルニアは外科手術で良くなりますし、黄色靭帯骨化症も難病とはいえ外科手術で骨化した部分を切除すると平常の生活に戻れるのですが、

どうして辞任までしなければならなかったのか、、、、。

血糖コントロールの悪い患者の外科手術は敬遠される

のです。

 

その理由は、

血糖コントロールが良くない糖尿病患者は感染症に弱い

からなのです。

 

血糖値が高い状態で手術を受ければ、術後の感染症のリスクが高く、縫合不全なども起こりやすいのです。

黄色靱帯骨化症の手術は5時間以上はかかり、場合によっては10時間もかかる大手術になることから、糖尿病が悪化している状態の星野さんは外科手術が出来なかったのですね、、。

 


Sponsored Link

 

血糖の管理は簡単にできる

新聞や週刊誌によれば、

星野監督は楽天が日本一となりシーズンオフも多忙でゆっくり治療する時間が取れなかった

と報道されていました。

 糖尿病の治療 = 血糖値の管理

なのですが、血糖値の管理は”閑な人”しかできないのでしょうか、、、?

 

糖尿病はキチンと取り組めば、誰でも血糖値のコントロールはできるはずです。

血糖値のコントロールは、

強い意志

があれば誰でも出来るのです。

 

病気で薬を貰ったら誰でも必ず飲むでしょう?

糖尿病の血糖の管理も同じことです。

糖尿病では、毎日、毎回の食事が薬なのです。

 

糖尿病の血糖管理が難しい理由

糖尿病の治療法は、

  1. 食事療法
  2. 運動療法

が基本で、この2つによって血糖値を下げることが困難な場合には薬物療法が取られます。

薬物療法と言っても、糖尿病を治すものではなく、血糖値を下げるだけです。

糖尿病を根本から治す薬はありません

糖尿病を治すには、食事療法で体質改善をするより方法がないのです。

 

食事療法で血糖値の管理が長続きしない理由は、

食事療法の方法が分からない

ということです。

 

毎日の食事で、

  1. どのようなものを食べたら良いのか
  2. どの位の量を食べたら良いのか

が分からないため、長続きしないのです。

 

一番良い方法は、

自分に合った食事療法プログラムに従う

ことです。

  詳しく見る ⇒ スタンダード糖質制限食のやり方

 

様々な食事療法プログラムがありますが、自分に合いそうなプログラムを見つけて、それに従って、1ヵ月続けることです。

1ヵ月続けることによって、習慣になり、意識しなくても自然と良い食生活が出来るようになります。

 

関連記事(一部広告を含む)

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ