血糖値が気になるならトマトにオリーブオイル

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。

糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、

日本糖尿病学会厚生労働省も述べるように、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。

今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

しっかり冷やしたトマトは暑さも吹き飛ばします。

血糖値に良い食べ物はいろいろありますが、夏はトマトです。

トマトにはリコピンが含まれるからです。

トマトとオリーブオイルは血糖値に良い

そのトマトのリコピンをもっと有効にする方法があることをご存じですか?

それは非常にかんたんです。

オリーブオイルを使うことです。

 

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トマトにオリーブオイルを加えると血糖値に良い

トマトが糖尿病に良い食べ物だということは何回かご説明したので、

トマトが糖尿病の予防に良いと言うことはもう分かっていただいたと思います。

 ⇒ ミニトマト3個で血糖値が下がる?

 ⇒ トマトのリコピンは血糖値に良い

それは、トマトにはリコピンという抗酸化作用のある物質が含まれているからです。

 

リコピンの血糖値に対する効果は、

  • トマトを生で食べても
  • トマトジュースを飲んでも
  • トマトケチャップを食べても

期待できるのです。

ですから、生のトマトは苦手、、という方は、トマト加工品を使った料理を食べれば良いのです。

 

カゴメの研究所では、

トマト加工品を利用した食後血糖値のコントロール法を紹介しています。

 

おにぎりよりもチキンライスが良い

ご飯と、ご飯とトマトを使った料理を食べたときの食後血糖値を比較した成績があります。

 

健康な人に、

  • 白飯
  • チキンライス
  • ボロネーゼ
  • おにぎり

を食べてもらい、食後の血糖値を比較したものです。

ご飯やスパゲッティの炭水化物の量は4群とも同じにしたのですが、

おにぎりを食べた群に比べ、

チキンライスやボロネーゼを食べた群の食後血糖値は有意に低かった

という結果が得られたのです。

トマトにオリーブオイルを加えると血糖値に良い

チキンライスは、ご飯に鶏肉や玉ねぎを入れてオリーブオイルで炒めてケチャップで味付けしたものですね。

ボロネーゼとは、イタリア語でミートソースのことで、油はオリーブオイルを使っています。

 

白ご飯よりリゾットの方が血糖値を上げない

もう一つの研究は、

  • 白ご飯
  • リゾット

を比べたものです。

リゾットとは、チャーハンとお粥の中間のような料理で、ご飯と玉ねぎをオリーブオイルで炒め、トマト缶を入れて煮込んだものですが、最近はリゾットソースが市販されていますから簡単に作れます。

 

さて成績ですが、

同じご飯の量ですが、

リゾットの方が血糖値の上昇量が30%も低い

という結果だったのです。

血糖値にはトマトよりはオリーブオイルを加えた方が良い

同じご飯の量でも、

  1.   ご飯
  2.   ご飯   +  トマト
  3.   ご飯  +  トマト  +  オリーブオイル

と、足し算するほど血糖値が上がらないのですの。

これは先日ご紹介した、

糖尿病の食事法は足し算

ということと同じですね。

トマトにオリーブオイルを足すことによってよりリコピンの作用が強化されるのです。

トマト + オリーブオイル

これは活用できそうですから、是非おぼえておいてください。

  • トマトサラダにオリーブオイルをかける
  • ミートソースを作るときにはオリーブオイル
  • チキンライスではオリーブオイルを使う

かんたんでしょう?。

 


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トマトジュースにオリーブオイルを足すと血糖値に良い

トマトにオリーブオイルを加えることは、

TV番組の「ジョブチューン・名医たちがぶっちゃけ『病気を予防する最強の食べ物SP』」でも紹介されました。

 

糖尿病予防に効く食べ物・トマト

トマトに含まれるリコピンは、血糖値を下げる効果があるので、糖尿病予防になります。
また、そのまま食べるのではなく、トマトジュースにすることで、細胞が壊れてリコピンを摂取しやすくなります。

リコピンはトマトの皮に多く含まれていますが、市販のトマトよりもトマトジュース用のトマトの方が皮が厚く、リコピンの含有量も3倍です。そのため、家庭でトマトジュースを作るより、市販のトマトジュースを飲んだ方が糖尿病予防の効果が高くなります。

目安は、1日コップ1杯(200cc)です。リコピンは油に溶けやすいため、トマトジュースにオリーブオイルを入れると効果アップにつながります。

さらに、トマトジュースを温めることで、リコピンが溶けだして、吸収しやすくなります

 

この番組でも、

リコピンは油に溶けやすいので、

トマトジュース+オリーブオイル

によって血糖値を下げる効果が高まると説明していました。

また、

リコピンはトマトの皮に含まれているので、

マーケットで売っているトマトよりも、皮が厚いジュース用のトマトの方がリコピンが3倍も多いそうなのです。

糖尿病の予防のためとしてトマトを食べるにはミニトマトが良いともいわれるのですが、

その理由は、

ミニトマトを食べた方が皮が多いからなのです。

 

番組では、

 

ホットトマトジュースを紹介していました。

ホットトマトジュースは、

  トマトジュース(200ml) + オリーブオイル(小さじ1杯)

それを、電子レンジで温めるだけという簡単なものです。

 


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トマトジュースのは朝飲んだ方が良い

では、トマトジュースはいつ飲んだら良いのでしょうか?

TV番組の「ジョブチューン・名医たちがぶっちゃけ『病気を予防する最強の食べ物SP』」では、

ホットトマトジュースを寝る前に飲む

と放送していたのですが、、、

 

カゴメの研究所では、

トマトジュースは朝に飲む方が良い

と述べています。

朝にトマトジュースを飲むと機能性成分”リコピン”が効率的に吸収されることを”ヒト試験”で確認

トマトジュースを朝に摂取すると体内に吸収されるリコピンの量が多く、動物試験の結果と合わせて考えると、トマトジュースからリコピンを効率よく吸収するには朝飲むのが適していると考えられました。

詳しく読む ⇒ コチラ

 

健康な成人男女(23名)に、

の各時間帯で、

  • トマトジュース160g(リコピン16mg)

を飲用させて、

血中のリコピン濃度を測定

したところ、

朝にトマトジュースを飲むとリコピンの吸収量が最も多かった

というのです。

血糖値にはトマトとオリーブオイルの相乗効果

カゴメの研究所では、

動物試験でも朝にトマト含有飼料を与えた方が効率的にリコピンを吸収できることを明らかにしています。

 

血糖値が気になるなら、

朝食時にトマトジュースにオリーブオイルを加えて飲んでみたらいかがでしょうか?

 

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