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エノキ氷の糖尿病に対する効果

エノキ氷が糖尿病に効果があることをご存じですか

エノキ氷にはダイエット効果や脂質低下効果など様々な健康効果があるのですが、

エノキ氷には糖尿病の血糖値を下げる効果があるのです。

エノキ氷とは

エノキ氷とは、エノキダケを水で煮込んで、製氷機で凍らせたものです。

こんな簡単なものなのですが、血糖値が高いあなたには非常にお薦めな食品なのです。

エノキタケとは

日本には4,000種ほどのキノコがあるそうですが、その中の150~200種ほどが食材として食べられています。

スーパーではエノキと表記されていますが、正しくはエノキタケです。

本来、エノキタケは、エノキ、カキ、コナラ、などの広葉樹の枯れ木や切り株に寄生する、下記の写真のような木材腐朽菌です。

しかし私達が一般にエノキというのは、上の写真のようなエノキ全く形が異なります。

Wikipediaによりますと、京都の森本彦三郎という方が昭和3年にエノキタケの人工栽培に成功し、昭和6年頃に長谷川五作という方が瓶による人工栽培法は考案したのだそうです。

 

現在は、瓶栽培により工場で周年生産され、日本でもっとも多く生産されるキノコで、平成22年の生産高は140,951トン、328億円(金額では椎茸に次いで第2位)だそうです。

瓶栽培のエノキは、野生や原木栽培のエノキタケと味覚も姿も全く異なり、工場でモヤシ状態に育てたものが現在私達が口にしているエノキだそうです。

摂取しやすくしたのがエノキ氷

一般的にキノコには様々な健康成分が含まれており、エノキにも次に書きますように、便秘の解消、糖尿病や高血圧といった生活習慣病の予防・改善に役立つ効果があるのですが、より効果を高めるためには毎日200グラム(約1パック)のエノキタケを食べることが必要で、なかなか大変です。

そこで考えられたのがエノキ氷なのです。

エノキ氷は、単に食べやすいというだけでなく、

  1. 細胞壁を破砕
  2. 成分を熱水で抽出
  3. 凍らせることで細胞内の有効成分を細胞外に出す

ということで、よりエノキの健康効果が期待出来る食べ方でもあるのです。

 

エノキ氷の有効成分

一般的に、キノコに食物繊維が多いことが知られています。

キノコの成分で、最近時に注目されているのが、食物繊維の中の多糖類である、

  • キノコキトサン(キトグルカン)
  • β-グルカン

という成分です。

コノコキトサンは血液中の脂質の低下作用や血圧降下作用、β-グルカンには免疫力を高め癌に対する予防改善効果や腸内環境の改善効果などがあることが分かってきました。

さらに、エノキタケにはエノキタケリノール酸という、アドレナリン分泌を活性化させて脂肪細胞を減少させる成分も含まれているとの研究報告もあります。

その他にもキノコと同様に、

  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • 紫外線でビタミンD2に変わるエルゴステロール
  • ナイアシン
  • カリウム

などを含んでいます。

エノキタケには旨味成分が多い

さらに、エノキタケには他のキノコ類に比べて、旨味成分のグルタミン酸やグアニル酸が多く含まれています。

 

グルタミン酸を多く含むエノキタケは、GABA(ガンマ-アミノ酪酸)をつくる能力が高いことがわかっています。

GABAは、神経伝達物質のひとつで、

  • 交感神経の興奮を抑える
  • 脳機能の活性化
  • 精神安定
  • 血圧低下作用

があるといわれています。

その他にも、腎臓や肝臓の働きを活発にして消費エネルギー量を高め肥満を抑制する作用、脂質やアルコールの代謝促進作用などの効果があるようですが、さらに科学的な検証が必要のようです。

 


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エノキ氷の糖尿病に対する効果

東京農業大学の江口文陽教授はエノキダケの健康効果の第一人者で、「科学が証明!エノキダイエット」の著書もあります。

さらに、江口教授と、長野県中野市の中野市農業共同組合は、エノキ氷が生活習慣病予防・改善の効果についてのセミナーを度々行っています。

 

2015/08/208月26日(水)きのこ研究部会
公開講演会「えのき氷」による免疫力調整効果に関する研究発表&シンポジウム 開催

2015年9月には日本経済新聞社との共催での「エノキ氷で生活習慣病のリスク予防」のセミナーも行っています。

 

 

 

 

 

 

 

エノキ氷の糖尿病改善の効果

この研究会での最大のトピックスは、「エノキ氷の糖尿病改善効果を確認できた」という研究発表でした。

詳しく見る ⇒ エノキ氷が血糖値を改善

この研究では、首都圏の病院の協力を得て、

エノキ氷を、

  • 血糖値が高い男女60人
  • 毎日3〜6個(1個あたり30g)
  • 12週間

摂取したところ、

2ヵ月目から血糖値や糖尿病関連項目値が減少する改善作用が確認

されたとのことで、産経新聞にも掲載されました。

ただし、3ヵ月の節食終了後に、摂食を止めたところ改善前の値に戻ってしまったということですから、継続的に摂取する必要があるようです。

しかし、薬も服用しないでエノキ氷だけで血糖値が低下したということは凄いことです。

 

 

「えのき氷」とは、えのき茸をミキサーでペースト状にして1時間煮出し製氷皿で凍らせたもの。長期間保存ができ、みそ汁やカレー、煮物、炒め物などさまざまな料理に取り入れることができる。日常的に食べることで、生活習慣病の改善につながるという。

この「えのき氷」摂食が糖尿病の予防・改善とどう関与するのか実験した臨床試験の結果も発表した。同試験では、12週間「えのき氷」とえのき加工食品を摂取し、飲用前、飲用後、飲用中止後の血液検査を実施。その結果、「えのき氷」摂取による糖尿病の予防・改善に関する効果が確認され、その効果は飲用2カ月後から表れたという。一方、えのき加工食品ではほとんど効果がみられなかった。

糖尿病予防のためエノキ氷の作り方

糖尿病や糖尿病予備軍で血糖値が気になる方はエノキ氷を積極的に摂ってください。

エノキ氷は、単にたくさんの量を食べやすいというだけでなく、

  1. 細胞壁を破砕
  2. 成分を熱水で抽出
  3. 凍らせることで細胞内の有効成分を細胞外に出す

ということで、よりエノキの有効成分を効果的に摂ることができるのです。

エノキ氷の作り方は簡単

エノキ氷は通販で購入することもできますが、作り方は非常に簡単ですから、ご自分で作られた方が経済的です。

エノキ氷の作り方

  1. エノキ300gの石づきを切り落として2~3センチに切る
  2. エノキ300gと水400ccをミキサーで(30秒位)ペースト状にする
  3. 鍋で弱火で60分程度、煮詰める
  4. 冷えたら製氷皿に入れて冷凍庫で凍らせる

これで出来上りです。

60分煮詰めることによって有効成分である、キノコキトサン、β―グルカン、アミノ酸、ペプチド遊離脂肪酸などが抽出され、さらに凍らせることによって細胞が壊れて吸収されやすくなるのです。

エノキ氷の食べ方

エノキは上に書きましたように旨味成分が非常に豊富に含まれていますから、出汁として使ってください。

  • 味噌汁に入れる
  • 煮物に入れる
  • スープに入れる
  • カレーに入れる
  • 卵焼きに入れる

何にでも出汁として、毎日3個程度を使えば良いのです。

あなたも早速、エノキ氷で気になる血糖値を下げてください


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