11月14日は世界糖尿病デー、世界の各所でブルーライトアップされます

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。

糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、

日本糖尿病学会厚生労働省も述べるように、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。

今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

11月14日は世界糖尿病デー(World Diabetes Day)です。

11月16日の国際糖尿病デーではシンボルマークにちなんでブルーライトアップされます

糖尿病の全世界的脅威を認知するための国際デーで、

全世界で様々な催しが企画されています。

特に、シンボルマークの「ブルーサークル」にちなんで、

ニューヨークのエンパイア・ステート・ビル、東京タワー、通天閣、出雲大社など各地でブルーライトアップが行われます。

 

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世界糖尿病デーとは

世界糖尿病デー(World Diabetes Day)は、2006年12月20日に、国連で「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」が採択され、あわせて世界糖尿病デーが国連の記念日として認定されたのです。

11月16日の国際糖尿病デーではシンボルマークにちなんでブルーライトアップされます

1991年に、国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機関(WHO)は、11月14日を糖尿病の記念日と制定していたのですが、2006年に国連で正式に公認されたのです。

 

11月14日はインスリン発見者の誕生日

どうして11月14日が世界糖尿病デーなのかというと、11月14日は、世界で初めてインスリンを発見したフレデリック・バンティングの誕生日に当たるからなのです。

フレデリック・バンティング(Frederick Grant Banting)は、カナダのオンタリオ州アリストンで1891年11月14日に生まれ(1941年2月21日没)、トロント大学で医学を学びました。

 

膵臓の抽出物を糖尿病の犬に投与すると血糖値が下がり、抽出物によって糖尿病の犬を生かし続けておけることが明らかとなり、ジョン・ジェームズ・リチャード・マクラウドらが牛の膵臓から抽出物を得る方法を改良し、1922年に抽出物はインスリンと名づけられたのです。

その後数ヶ月のうちに大量生産されるようになり、当時は治療方法のなかった糖尿病患者に投与され、世界中の数百万の糖尿病患者の寿命は大幅に伸び、インスリンはミラクル(奇蹟の薬)とも呼ばれたのです。

 

インスリンという名前の由来は、発見されたときに膵臓のランゲルハンス島(分泌細胞が塊って島のように見える)から分泌されたホルモンということで、ラテン語のランゲルハンス島である”insula”からinsullinと付けられたようです。

1923年に、バンティングとマクラウドはノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

その後、バンティングは1941年2月20日にイギリスに向かう途中に搭乗した飛行機がニューファンドランドで墜落して重傷を負い翌日、51歳で亡くなったのです。

2013年、インスリン発見に至る研究と、インスリンの普及により各国から寄せられた報告などが、ユネスコ記憶遺産に登録されました。

 


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世界糖尿病デーの趣旨

世界の糖尿病患者数は3億8700万人にも上っており、2035年には約6億人に達すると見積もられています。

特に、日本の属するアジア・太平洋地域において糖尿病患者が急増しており、2014年のこの地域の糖尿病患者数は1億3800万人と、全世界の糖尿病患者の約1/3が、このアジア・太平洋地域に集中しているのです。

 詳しく見る ⇒ 糖尿病患者数が急増

 

日本の、糖尿病と強く疑われる人と糖尿病の可能性を否定できない人の合計は約2050万人にも上っているのです。

世界糖尿病デーの主旨は、

 世界各地で糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発運動を推進する

ことを呼びかけることを目的に制定されたのです。

  詳しく見る ⇒ 世界糖尿病デー公式サイト

 

世界各国で、様々なイベントが開催され、

  • 糖尿病について考え
  • 糖尿病の予防に取り組む

というのが、世界糖尿病デーの趣旨なのです。

 


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ブルーライトアップ

世界糖尿病デーのシンボルマークは“ブルーサークル”。60以上の言語でかかれ、誰でも自由に使うことが許されています。

国際糖尿病デーは11月16日でブルーライトアップの日です

 

 

ロゴの由来は、

The World Diabetes Day logo is the blue circle – the global symbol for diabetes which was developed as part of the Unite for Diabetes awareness campaign. The logo was adopted in 2007 to mark the passage of the United Nations World Diabetes Day Resolution. It is a simple icon that can be easily adapted and widely adopted, the circle symbolizes life and health. The colour blue reflects the sky that unites all nations. The blue circle signifies the unity of the global diabetes community in response to the diabetes pandemic.

 

ブルーサークルは単純なアイコンですが、

  1. 円は、生命と健康を象徴
  2. ブルーは、すべての国を結びつける空を反映
  3. 青い円は、糖尿病世界的流行病に応じて世界的な糖尿病コミュニティの統一

を意味しているそうです。

 

11月14日の前後には、ブルーサークルにちなんで、世界の各所でブルーライトアップがなされます。

昨年は、米国ニューヨークではエンパイア・ステート・ビルのライトアップをはじめ世界の各所でブルーライトアップが行われ、国連ローズ・ガーデンの芝生にはブルーサークルがつくられました。

また、世界の糖尿病有病数である2億4,600万人を表す246ステップの行進も行われました。 

 

日本でも、東京タワー、大阪の通天閣、岐阜城、松江城、鎌倉大仏など、全国各地でブルーライトアップが行われました。

  詳しく見る ⇒ 日本でブルーライトアップが行われる場所

 

11月16日の国際糖尿病デーには五重塔もブルーライトアップ

 

11月16日の国際糖尿病デーには大仏様もブルーライトアップ

 

あなたの近くにもあったら、是非出掛けてみられたらいかがでしょうか。

また、講演会、血糖診断、歯周病検査、健康相談、食事療法指導、、など様々なイベントも予定されています。

  詳しく見る ⇒ 国際糖尿病デーのイベント予定

 

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