糖尿病あきらめたらアカンで

製薬会社で20年以上、新薬の研究開発に携わった経験をもとに、科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えしています。
糖尿病治療では、日本糖尿病学会や厚生労働省も示しているように、食事療法と運動療法が基本です。

 

はじめに

「糖尿病、あきらめたらアカンで!」という本が発売されました。

患者さんの93%が減量成功!血糖値正常化!したそうです。

著者は、キャベツダイエットで有名な吉田俊秀医師です。

糖尿病で血糖値が気になるならキャベツダイエットで減量してみませんか?

 

キャベツダイエットをご存じですか?

今回はキャベツダイエットをご紹介しましょう。

糖尿病あきらめたらアカンで!が出版

宝島社から、「糖尿病、あきらめたらアカンで!」が発売されています。

著者の吉田俊秀氏は、現在は、京都府にある医療法人親友会 島原病院の肥満・糖尿病センターセンター長をされている方です。

吉田氏は、国内で初めて肥満専門外来を開設し、
5,000人以上の肥満患者を診療して減量成功率93%を達成し、
血糖値を正常化に成功しているそうです。

糖尿病あきらめたらアカンで

 

吉田医師は、

  「糖尿病の治療は治してやる!という本人の強い意気込みをもつことが、病気克服の第一歩である」

と常々提唱しているのですが、過去に、減量に真剣に取り組まずに18歳で亡くなった少年への思いがあるのだそうです。

それ以降、
  どうして彼にやる気を起こさせることができなかったんだろう
という後悔と反省の念から、患者との対話に力を尽くし、
 「やる気のスイッチを入れる!」ことが糖尿病克服の最重要ポイント
だと提唱しているのです。

本の内容を見てみますと、

  1. 糖尿病改善のはじめの一歩 自分で「やる気スイッチ」を入れること
  2. ストレスから逃げるな ストレスに強くなれ!
  3. 食前キャベツで満腹満足する食事
  4. 食べる量を知って食事のクセを直す
  5. からだを動かしてもっと効果を引き出す
  6. なりたての糖尿病ほど劇的に改善できる!

という目次になっています。

やはり、「キャベツダイエット」薦めていますね、、、。

糖尿病ならキャベツダイエット

吉田氏は「糖尿病、あきらめたらアカンで!」でもキャベツダイエットを推奨していますが、
吉田俊秀氏といえばキャベツダイエットです。

キャベツダイエットで血糖値を下げる

現在、肥満や高血糖の食事療法は、「カロリー制限」から「糖質制限」に移りつつあるようなのですが、吉田氏が20数年前に京都で肥満外来を開設した当時は、ダイエット=カロリー制限 が基本でした。

また、例え数週間頑張って継続しても、ストレスで体調を崩したり、耐えきれずに過食してリバウンドを繰り返したりすることがほとんどです。

そこで吉田氏が考案したのが、「食前キャベツダイエット」なのです。

キャベツでダイエットで減量

  1. キャベツを食前に噛む(蛋白質も70g摂取)
  2. キャベツで脳の満腹中枢が刺激される
  3. その後の食事量が減少
  4. 減量成功

食事の前に食べるキャベツの量は、1回で生のキャベツを1/6。

約5cm角ほどの大きさに切って、何もつけないか、ノンオイルドレッシングで、
(千切りでも良いそうですが、角切りの方が噛む回数が多くなりより満腹感が得られるそうです)

  • 毎食前に食べる
  • 10分間かけて食べる
  • 噛んで食べる

これだけです。

キャベツダイエットで血糖値が下がる

吉田氏の指導で、5,000人以上の肥満患者の93%が減量に成功して血糖値の正常化に成功しているそうです。

アントニオ猪木もキャベツダイエットで糖尿病を克服

プロレスラーのアントニオ猪木さんは重度の糖尿病を患いました。

アントニオ猪木がキャベツダイエットで糖尿病を克服糖尿病が発覚する前には、1日に1万5000kcalもの食事を摂っており、
血糖値596mg/dlというとんでもない高血糖で糖尿病が判明、

その後、
1日2,000kcalという食事療法で3週間で180mg/dlまで血糖値を下げたのは有名な話です。
1日の摂取カロリーを7分の1以下に減らし、空腹感にイライラしたり、食事療法は本当に辛かったそうですが、空腹感を満たしたのが「キャベツ丼」だったのです。

 👉 アントニオ猪木が糖尿病を克服した方法を知っていますか?

 

糖尿病の血糖値を下げるには

糖尿病の高血糖を下げるには、

  1. 食事療法 
  2. 運動療法
  3. 薬物療法

この3つの方法しかありません。

食事療法や運動療法では減量してインスリン抵抗性を改善することが可能ですが、薬物療法では糖の吸収を下げる、インスリンの働きを助けるなどの補助療法で、根本から糖尿病を改善することはできないのです。

血糖値低下に成功する秘訣

吉田氏の著書にも書いてありますが、減量により血糖値の改善に成功するのには秘訣があります。

吉田氏の病院での減量の成功率は93%と非常に高いものですがその秘訣は、

  1. 肥満や糖尿病治療を始める前に明確な動機づけをする
  2. 過食や過飲酒の原因チェックをして、できるだけ取り除く
  3. 空腹感対策をきちんとする

ということです。

「明確な動機づけ」をすることは非常に重要なことです。

  1. 何のために食事療法をするのか
  2. 糖尿病を治すのはどうすれば良いのか
  3. 誰が糖尿病を治してくれるのか

このことを十分に理解し、納得してからダイエットに取り組むことが重要なのです。

薬を飲めば一時的に血糖値は下がりますが、服薬を止めれば再び血糖値が上がります。

現在、糖尿病を治す薬はないのです。現在の薬は一時的に血糖値を下げる効果しかないのです。

高血糖状態が長く続くと糖尿病合併症が発症します。

 詳しく見る ⇒ 糖尿病の「しめじ」と「えのき」とは

糖尿病の合併症が発症してしまえば治療法はないのです、、、

 

空腹対策を考える

糖質制限食では空腹を気にすることはありません。

糖質(炭水化物)の量を減らせば摂取カロリーを気にすることなく肉や魚などの蛋白質は充分食べても問題はないからです。

 詳しく見る ⇒ 糖尿病の食事療法は糖質制限がベスト

 

しかし、カロリー制限食では、1日の摂取カロリーをきちんと守らなければ効果はありませんから空腹対策を考える必要があります。

キャベツダイエットでは空腹を満たすためにキャベツを食べるのですが、生のキャベツは苦手!という方や、途中でキャベツに飽きてしまう方も少なくはないのです。

カロリー制限食ではダイエットに成功した後も制限を続けなければ体重はリバウンドしてしまいます。

 

キャベツが苦手、キャベツには飽きたという時のために、自分に合ったカロリーの少ないコンニャク、大根、ゴボウなどのカロリーの少ない食材を見つけておく必要があります。

根菜類でもカロリーの高いものが有りますので、カロリーが少ない、食物繊維分の多いものが有効です。

 

 

 

どうしても断れない食事会や酒席で食べ過ぎてしまうことも少なくはありませんから、その様な場合を救う手立てを持っていることも重要なのです。

 

糖尿病から逃れるためにはあなたの食事療法しかありません。

一生薬を飲み続けるか、頑張って糖尿病体質を改善するか、

あなたの決断なのです

👉 【保存版】糖尿病に良い食べ方・悪い食べ方のまとめ