新型コロナ感染での死者の40%が糖尿病だった
今日もご覧になっていただきありがとうございます。
臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。
糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、
糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。
今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝へします。
はじめに
新型コロナの第6波、
収まったかと思ったけど感染者数がなかなか減らない。
そして沖縄では第7波が、、、
第6波も沖縄から始まったので、本州やその他の都市にも広がるのだろうか、、
国内の第6波までの感染者数は 人、死者は 人と欧米の主要諸国より少ないのだが、
アメリカの調査で、
新型コロナでの死者の40%は糖尿病を罹患していた
ということが判明したというのです。
新型コロナ死亡者の40%が糖尿病だったことが判明
新型コロナウイルス感染では、
- 心臓病
- 糖尿病
- 肥満
などを患っていると重症化しやすいことが判明しています。
糖尿病患者では新型コロナ感染での「重症化リスク」が高いのです。
アメリカ疾病管理予防センター（CDC）の研究グループは、
新型コロナで死亡した人の40%が糖尿病を患っていた
糖尿病患者は新型コロナで死亡するリスクが14％も高い
という調査結果を発表しました。
CDC Study Suggests Up to 40% of COVID-19 Deaths Are in People With Diabetes
詳しく見る ⇒ Prevention
アメリカ疾病管理予防センターによると、
アメリカでは人口の11.3%に相当する3,700万人が糖尿病で、成人の9,600万人が糖尿病予備軍だといいますが、
2020年2月～5月に新型コロナウイルスに感染して死亡した1万647人のカルテを分析したところ、
そのうち約40％が糖尿病患者だったということがわかったというのです。
さらに、世界的な医学専門誌BMJ Openに掲載された新型コロナ感染に関する論文を横断的に解析し、
新型コロナ感染患者130万人のデータを分析したところ、糖尿病患者の新型コロナでの死亡リスクが14％も高く、
糖尿病患者が新型コロナに感染すると重症化しやすく、人工呼吸器装着のリスクも高まるとしています。
糖尿病患者が新型コロナで重症化しやすい理由としては正確には解明していないとしながらも、
- 糖尿病の人は感染症にかかりやすい傾向にある
- 糖尿病で代謝環境が悪化しウイルスや細菌の防衛能力が低下している
- 糖尿病患者の多くが肥満である
などの可能性があるとしています。
さらに、
高血糖は重症化のリスク要因であることから、
- 糖尿病が重症な人ほど重症化する可能性が高くなる
- 投薬などで糖尿病がどの程度コントロールされているかが重要
だとしています。
ですね」とシャフナー博士。
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新型コロナに感染すると糖尿病が悪化する
このサイトでも、新型コロナの流行で糖尿病患者の血糖コントロールが悪化ということをお知らせしましたが、
新型コロナに感染すると糖尿病患者の血糖値も上がる
というのです。
糖尿病患者が新型コロナに感染すると（コロナに限らず感染症にかかると）、
糖尿病のコントロールうまくできなくなり血糖値が上がるというのです。
したがって今回のようなパンデミック時には、
糖尿病患者は血糖値をできる限りベストな状態にイジしておくことが重要だといいます。
そうすることによって、コロナに感染した場合でも症状を最小限に抑えることができると言います。
新型コロナで重症化リスクが高いのは、
・がん
・慢性腎臓病
・糖尿病
・慢性肺病
・心臓病
・免疫不全
・体重過多あるいは肥満
・妊娠
・臓器移植者
だといいいますが、
糖尿病患者が新型コロナ感染で重症化しないようにするには、
- ワクチンを接種する（ブースター接種を受ける）
ことは必須で、さらに、
投薬や治療も厳守する
- 健康的な食をする
- 適度な運動をする
- 充分なな睡眠をとる
ことが重要だと述べています。
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まとめ
このサイトでも述べたように、
糖尿病患者では高血糖により体の免疫機構が低下していると言われています。
従って、新型コロナウイルス感染に限らず、風邪やインフルエンザ等の全ての感染症に罹りやすいのです。
しかし、今回の研究グループも述べているように、
糖尿病でも血糖コントロールができていれば必要以上に新型コロナを恐れる必要はないのです。
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