2月10日は糖尿病のフットケアの日

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。

糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、

日本糖尿病学会厚生労働省も述べるように、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。

今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

2月10日はフットケアの日です。

糖尿病で足を切断する人が年間2万人もいるのです。

 

糖尿病の合併症の壊疽

高血糖を放置すると、気付いた時には足切断しか無いと言うことが多いのです。

貴方の高血糖は大丈夫ですか?

 

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年間1万人以上が糖尿病で足を切断

2月10日はフットケアの日です。

フットケアの日を前に、日本フットケア学会と日本下肢救済・足病学会、日本メドトロニックは、「下肢救済のための足病診療に関する患者・医師調査」
~診療実態から足切断のリスクの高さが判明~」のセミナーを行いました。

なんと、

 年間2万人が糖尿病により足を切断

しているのだそうです。

 

「王将」の歌で有名な歌手の村田英雄さんは糖尿病で両足を切断しています。

  詳しく見る ⇒ 糖尿病の合併症で足切断は年間2万人

2月10日のフットケアの日では糖尿病神経障害を見落とすな

日本下肢救済・足病学会 によると、糖尿病患者の急増に伴って、糖尿病性神経障害や末梢動脈疾患による足病変が増加しており、足病変の重症化によって下肢切断に至る人は年間2万人を超え、さらに増加することが予想されているのだそうです。

 詳しく見る ⇒ 日本下肢救済・足病学会

 

足病変を持つ患者のフットケアに関する意識調査

足病変により診察を受けに来た患者への、フットケアに対する意識調査では、

  1. 足の病変の診療科や治療内容などを良く知っている : 18.2%
  2. 足の爪をこまめに切ったり、タコや角質のケアを行っている : 47.0%
  3. 足に傷がないかこまめに確認している :  34.5%
  4. 自分の足に合った履物を選んだり特注している :  23.6%
  5. 病院でフットケアを受けている : 47.5%

と、フットケアには無関心の人が多く、

足の異変で受診した人のうち、4人に1人は重症化してからはじめて受診している

と、足の健康管理に対しする意識が低いことが判明したそうです。

2月10日はフットケアの日ですが糖尿病で血糖値が高いヒトは要注意です

 

医師のフットケアに関する意識調査

さらに、医師のフットケアに対する意識は、

  1. 足病変を持つ患者に定期的に予防的フットケアを行っている糖尿病内科の医師 :  38.0%
  2. 足の潰瘍・壊疽に対する診断・治療アルゴリズムを設定している医療機関 : 11.5%
  3. 足病変の集学的治療のために、他科や他施設と連携している : 27.7%
  4. 連携しておらず、紹介先もない : 12.0%

と、医師や医療機関側にもフットケアに対する意識が高いとはいえず、糖尿病神経障害の早期発見としては不充分だと言うことが判明したようです。

すなわち、糖尿病の足病変である糖尿病神経障害の早期発見については、患者側も医師側も不充分な状態なのです。

病院まかせでは足病変の早期発見はできない

 


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糖尿病神経障害が足切断を招く

糖尿病が怖いの合併症を引き起こすからです。

血糖値が高い糖尿病自体は体の一部が痛いわけでもなく、何ら自覚症状がないので、ついつい、食事療法や服薬を止めてしまう人が多いのですが、高血糖状態が長く続くと体中の血管壁が障害され、様々な合併症が起きるのです。

血管壁の障害を治す薬はないのです

血管の障害は、微小血管と大血管に分けられます。

足切断に至、糖尿病神経障害は合いによる足の微細な血管壁の障害による合併症です。2月10日はフットケアの日です、糖尿病の貴方は足の病変に注意して下さい

糖尿病による血管壁の障害は、血糖値がやや高い程度の糖尿病予備軍の時から始まり、糖尿病神経障害は高血糖が5年程度続くと発症する、最も早い合併症です。

2月10日のフットケアの日で糖尿病の神経障害を早期発見しよう

 

糖尿病だと言われても、意外と無関心なのが「足の異常」なのです。

しかし、

 糖尿病神経障害による足壊疽によって年間2万本の足が切断されているのです。

糖尿病は予備軍も含めて1,200万人以上いますが、治療を受けているのは5割ほどしかおらず、それらのヒトでは合併症が進行しているのです。

 

糖尿病神経障害による足壊疽を防ぐには、何といっても血糖のコントロールです。

その他には、喫煙、カロリーオーバー、運動不足が進行を早めます。

足壊疽による足切断は比較的高齢者に多く、定年退職し、運動量が少ないようなヒトで多く見られます。

高血糖状態が5~7年続くと足壊疽が始まります。

 


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フットケアで足の変化を早期発見

神経障害になると、画鋲を踏んでも痛みを感じないようになります。

これは、足の微小血管が障害され、血行が悪くなり、神経細胞がダメージを受けたからです。

糖尿病神経障害を早く見つけるには、

  • 足の痛みを感じない
  • 足先が冷える

のサインを見落とさないことです。

足先が冷えるようになったら要注意です。

多くの人は冷え性だと簡単に考えてしまいがちですが、足先が冷えるのは、足先の血管が収縮し、足の指先の血流が悪くなったためで、足先が冷えるヒトでは重症な動脈硬化の場合が多いのです。

 

また、

糖尿病神経障害で足の感覚がなくなると、靴を購入するときに小さめの靴を選んでしまい靴擦れを起こしてしまうことが多いのですが、

足に靴擦れや傷ができても気付かず、

 

さらに、

高血糖により細菌感染への抵抗力が弱くなっていることも相まって、足壊疽へと進行するのです。

 

足壊疽は、

  • 小さな傷
  • 靴擦れ
  • 巻き爪

といったごく普通の些細な足のトラブルから始まるのです。

 

日本で糖尿病で足を切断する人は年間2万人といわれていていますが、

世界的には糖尿病により20~30秒に1本の割合で足が切断されていることになり、

地雷により足を無くす割合の30分に1本よりも高率なのです。

 

また、

 足を肢切断した患者の70%は5年以内に死亡する

というデーターもあり、肺がんの死亡率に匹敵するのです。

 

糖尿病で足が冷えたら要注意

糖尿病なら1週間に1回は足のチェックをして下さい

 

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