高血圧や糖尿病と睡眠の関係

最近の研究で、メタボリックシンドロームと睡眠が不足が深く関わっていることが分かってきました。

睡眠不足は、高血圧、肥満、糖尿病、心疾患などの生活習慣病のリスクを高めるのです。

血糖値がやや高いあなたの睡眠時間は大丈夫ですか?

睡眠不足は高血圧になる

最近の研究で、高血圧、肥満、糖尿病、心疾患などの生活習慣病やメタボリックシンドロームといわれる疾患が睡眠不足と深く関わっていることが明らかになっています。

このサイトでは今までも何回か「糖尿病と睡眠」について情報を提供してきましたが、今回は睡眠時間と高血圧に関する新たな研究報告がありましたので御紹介したいと思います。

この研究は、米シカゴ大学保健学部の研究者らによって行われたもので、比較的若い若年成人における心臓冠動脈疾患のリスクと睡眠時間について調べたものです。

  詳しく見る ⇒ Association Between Sleep and Blood Pressure in Midlife

  • 研究期間 : 2000~2006年
  • 対象 : 33~45歳(平均年齢40歳)の578人
  • 血圧 : 2000年と2001年および2005年と2006年に測定
  • 睡眠 : 睡眠の持続と質について調査

なお、対象者の平均睡眠時間は約6時間で、8時間以上睡眠時間をとっている人は1%程度だったそうです。

5年の観察期間を経た結果、

  1. 睡眠時間が少なかった群では高血圧になる割合が高い
  2. 睡眠時間が減るごとに高血圧の危険が高まる
  3. 睡眠時間が5時間群では6時間群より高血圧になる割合が37%高い

さらに、今回の研究では、

睡眠時間とともに、睡眠の質が重要

ということが分かったそうです。

特に、肥満者などによく見られる、睡眠中に呼吸が止まったり、呼吸の間隔が変化したりする「睡眠時無呼吸」では、高血圧の危険が高くなることが知られています。

研究グループでは、

 睡眠の持続と質を向上することで高血圧を減らせる可能性がある

として、特に睡眠の質を高めることが大切だと述べています。


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睡眠不足は糖尿病のリスクも高くなる

睡眠不足はどうして高血圧を引き起こすのでしょうか?

それには自律神経が大きく関係しています。

自律神経は、循環器、消化器、呼吸器などの体の機能や活動を調整するために私達の意志とは無関係に自律的に休みなく24時間働いている神経です。

自律神経には、

  • 交感神経系
  • 副交感神経系

の2つがあり、一般的に、交感神経系は体の活動時や昼間に活発になる神経系で、交感神経系は安静時や夜に活発になる神経で、この2つの神経の働きによってバランス良く体の機能が保たれているのです。

 

健康な人では、血圧は起床時から上昇して日中は、80~120mmHgの値を保ちます。

夕方からは、血圧は少しずつ血圧し、睡眠中は低い値を保つのです。

これは、日中の活動しているときには交感神経が優位となり、睡眠中は副交感神経が優位となるからです。

しかし、睡眠不足や睡眠障害などによって睡眠中に何度も目覚めたり、睡眠の質が低下すると夜間も交感神経が優位となり血圧が低下しないのです。

つまり、布団に入り「眠っている状態でも体は活動状態」にあるのです。

睡眠不足では高血糖になる

これは、血糖値でも同じことです。

夜間に交感神経から副交感神経優位に代わると血糖値は低下するのですが、睡眠不足や質の悪い睡眠では交感神経が興奮した状態になり、交感神経の刺激伝達物質であるノルアドレナリンが低下しないため、肝臓からの糖新生が続き、血糖値が下がらないのです

 詳しく見る ⇒ 糖尿病の夜間高血糖と睡眠の関係

眠りの質が重要

睡眠は時間ではなく、質なのです。

長時間寝ても、度々覚醒して睡眠の質が悪ければ交感神経は休まらず、眠りの質はきわめて悪くなります。

つまり、目はつぶっていても脳が覚醒していることで交感神経が優位となり、日中同様の血圧や血糖値を示してしまうのです。

これが糖尿病や高血圧を招くことになってしまうのです。

糖尿病患者にも睡眠不足は大きく影響を及ぼします。

糖尿病は血糖値が下がらなくなる病気ですが、睡眠不足や睡眠の質の低下で夜間も血糖値が高い値を保つと膵臓はインスリン分泌を休むことができず、しまいには膵臓が疲弊してインスリンの分泌が低下してしまい糖尿病になるのです

あなたの睡眠は質の高い睡眠でしょうか?

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