緑茶が糖尿病を予防する科学的根拠が明らかに

今日もご覧になっていただきありがとうございます。

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。

糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、

日本糖尿病学会厚生労働省も述べるように、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。

今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えします。

 

はじめに

緑茶が糖尿病に良いことについては、

緑茶やコーヒーは糖尿病の血糖値を下げる

発酵緑茶は緑茶よりも糖尿病に良い

白米の糖尿病の危険は緑茶で予防できる

などいくつもご紹介しましたのでご存じのことでしょう。

 

糖尿病には緑茶とクルミを一緒に摂れば良い

 

緑茶にはポリフェノールやカテキンなど糖尿病や肥満に良い成分が含まれているのですが、

東北大学と同志社大学の研究グループは、

緑茶が糖尿病を予防する真相を明らかにしました。

 

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緑茶に糖尿病を予防する成分を発見

東北大学と同志社大学の研究グループは、

糖尿病を予防する新しいRNAを発見し、

緑茶に含まれる成分が糖尿病予防を増加させる

とプレスリリースしました。

 

糖尿病には緑茶とクルミを一緒に摂れば良い

 

 詳しく見る ⇒ 東北大学プレスリリース

 

肝臓から分泌されるヘパトカインというホルモンの1つにセレノプロテインPというホルモンがあります。

セレノプロテインPは増えすぎるとインスリンの効果を弱めて血糖値を上昇させるため、

悪玉ホルモンとされ、増加しないように一定に保つことが健康維持の上で重要と考えられているのです。

 

東北大学と同志社大学の研究グループは、

  1. セレノプロテインPと似た構造を持つ蛋白質を発見
  2. セレノプロテインPを下げる作用をあることを確認

し、L-IST(Long Non-coding RNA-Inhibitor of Selenoprotein P Translation)と名付けました。

 

そこでL-ISTを増加させる化合物を探したところ、

  1. 緑茶に含まれるエピガロカテキンガレートがL-ISTを増加させる
  2. セレノプロテインPを下げる作用がある

ことを見出したのです。

 

 

研究グループは、

  1. 緑茶のエピガロカテキンガレートがL-LISTを増加させる
  2. L-LISTはセレノプロテインPを下げる
  3. インスリンの効果が上がる

ということで、

生活習慣病を予防・治療する新たな戦略開発を進めるとしています。

 


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緑茶のカテキンは糖尿病を予防する

緑茶のカテキンやポリフェノールは糖尿病を予防することが多くの研究で明らかになっているのですが、

緑茶に含まれているカテキンには、

  • エピガロカテキンガレート(EGCG)
  • エピガロカテキン(EGC) 
  • エピカテキンガレート(ECG)
  • エピカテキン(EC)
  • カテキン(C)

という幾つかの種類があるのですが、この中でもっとも抗酸化力の強いのがエピガロカテキンガレート(EGCG)でなのです。

 

健康食品として多くのカテキンサプリメントが販売されていますが、

その主成分はエピガロカテキンガレートなのです。

 


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まとめ

緑茶の糖尿病予防効果については、

緑茶やコーヒーは糖尿病の血糖値を下げる

発酵緑茶は緑茶よりも糖尿病に良い

白米の糖尿病の危険は緑茶で予防できる

などいくつもご紹介しましたが読んでくださったでしょうか。

食後の一杯のお茶が糖尿病の予防に良いのです。

 

若い人は緑茶よりもコーヒーを飲む機会が多いのでしょうが、

コーヒーは糖尿病の予防に良いのです。

 

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