今日は何の日:1月11日は本当の糖尿病の日

今日もご覧になっていただきありがとうございます。

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。

糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、

日本糖尿病学会厚生労働省も述べるように、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。

今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝へします。

 

はじめに

1月11日は何の日でしょうか?

  • 成人の日
  • 鏡開き
  • 塩の日
  • マカロニサラダの日
  • UNO(ウノ)の日

とか言われています。

1999年までは成人の日は1月15日でしたが、2000年から1月の第2月曜日に変わったので、

毎年1月11日が成人の日というわけではありません。

 

マカロニサラダの日は111をマカロニに見立ててキューピーが決めています。

しかし、

本当は1月11日は糖尿病の日なのです。

 

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1月11日は本当の意味での糖尿病の日

「今日は〇〇の日」というのを良く目にしますが、

これは1991年に設立された日本記念日協会が決めています。

企業、団体、個人など、誰でもが宣伝や社会的啓発を目的として「今日は〇〇の日」としてオリジナル記念日を登録することができます。

 

詳しく見る ⇒ 日本記念日協会

ちなみに、2020年3月末現在で2,100件を超える記念日が認定登録されているそうです。

 


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世界糖尿病の日は11月14日

さて、1月11日は本当の意味での糖尿病の日です。

あれ?糖尿病の日は11月14日でなかったけ?

とお思いの方もいると思います。

11月14日は、世界糖尿病の日(World Diabetes Day、WDD)です。

世界保健機関(WHO)が1991年に制定し、2006年12月には国連総会で公認さています。

 

WHOが11月14日を世界糖尿病デーと決めた根拠は、

インスリンを発見したフレデリック・バンティングの誕生日だったからなのです。

 

 

インスリンは1月11日に発見された

インスリンを発見したフレデリック・バンティングは、1891年11月14日 にカナダで生まれ、トロント大学で医学を学びました。

その後、町の外科医として働いていたバンティングはインスリンを発見し、1923年にノーベル生理学・医学賞を受賞たのです。

 

インスリンは今でこそ、膵臓のランゲルハンス島の中のB細胞で作られ、

血糖値が上がると膵臓から分泌され、細胞が血中のブドウ糖をエネルギーとして消費するように働くことが分かっていますが、

20世紀初め頃は糖尿病が膵臓と関係していることは分かっていたもののインスリンの存在も知らなかったのです。

 

開業医だったフレデリック・バンディングは、

トロント大学教授のジョン・マクラウドに彼の研究室を貸してもらい糖尿病の研究を行っていましたが、

99年前となる1922年1月11日に、

犬を用いた実験で膵臓の抽出物を投与すと血糖値が低下することを発見したのです。

 

その翌年には糖尿病患者だった14歳のレナード・トンプソン君に投与して良好な成績を納め、

糖尿病の画期的な治療として賞賛されたのです。

ノーベル賞の受賞は1923年で、犬の実験で膵臓抽出物が血糖値を下げることを発見した翌年という異例の早さでした。

 

それだけインスリンの発見は糖尿病の治療において画期的な発見だったのです。

 


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まとめ

世界糖尿病デーは11月14日で、

インスリンを発見したカナダ人の医者フレデリック・バンティングの誕生日なのですが、

インスリンが発見されたのは99年前の1月11日でした。

 

1月11日は本というの意味で糖尿病の日なのです。

 

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