今日もご覧になっていただきありがとうございます。
臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。
糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、
糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。
今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。
目次
はじめに
血糖値が気になるあなたは、
- 糖質制限をしたことがありますか?
- 糖質の摂取量について考えたことがありますか?
ネットリサート会社であるマイボイスコム(株)は、
低糖質食品に関する大規模インターネット調査
の結果を公表しました。
普段の食生活で糖質を気にしている人は40%
と半数の人が糖質を気にしているのですが、
糖質制限している人は10%
と糖質の摂取を調整している人は非常に少ないのです。
さらに、
血糖値を下げるために糖質制限をしている
という人は非常に少ないことが分かりました。
糖尿病の食事療法は簡単、
- 朝食のパンを半分に
- 夕食のご飯を半分に
これだけで良いのです。
「スタンダード糖質制限食のやり方」で説明しましたが、
あなたに合った無理のない糖質制限をしてください。
糖質制限や糖質摂取に関する意識調査
ネットリサート会社であるマイボイスコム(株)は、
低糖質食品に関する大規模インターネット調査
の結果を公表しました。
この調査は、2017年10月に10,853件もの大量のアンケート回答を集めたもので、
日本人成人の糖質に関する意識が明らかになりました。
詳しく見る ⇒ プレスリリース
この調査は、
MyVoiceのアンケートモニターに参加している日本人成人を対象に、
- インターネットによる調査により、
- 糖質制限や糖質摂取に関す32項目について、
- 10,853名の回答
を集めて集計したものです。
回答者の性別は、
- 男性 : 53%
- 女性 : 47%
と、男女半々で、
年齢層は、
- 10代 : 1%
- 20代 : 4%
- 30代 : 13%
- 40代 : 27%
- 50代以上 : 54%
と、中高年が主な対象者になっています。
糖質を気にしている人は意外に少ない
あなたは普段の生活の中で、糖質を気にしていますか?
糖質を気にするということは、
- ラーメンにチャーハンでは炭水化物の摂り過ぎになるな、、
- 炭酸飲料には砂糖がたくさん入っているから控えよう、、
というようなことですが、
アンケート調査の結果では、
普段の食生活で糖質を気にしている人は
- 気にしている : 9.9%
- まあ気にしている : 26.8%
- どちらとも言えない : 15.6%
と、
糖質を気にしていると答えた人は10%に満たないのです。
まあまあ気にしているという人は26.8%ですから、
それも含めれば36.7%しかいないのですね、、、、。
年代別では高年代でやや高い傾向にあったそうですが、
30代の男性では気にしていない人が40%と他の年代より高かったそうです。
日本人成人の4人に一人が糖尿病といわれる中でこの数字は悲観的なものです。
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糖質制限をやったことがある人は24%
糖尿病の食事療法は、
カロリー制限から糖質制限へと変わりつつあります。
それは、
血糖値を上げるのは糖質だけだからなのです。
アンケート調査では、
- 糖質制限している人は11%
- かつて糖質制限をしたことがあるという人は9%
と、糖質制限に対する意識は低いようです。
糖質を気にする理由
それでは、
どうして糖質の摂取量を気にするのか?
という質問には、
- 生活習慣病、メタボの予防 : 56.1%
- 体型・体重が気になる : 37.1%
- ダイエット : 29.9%
- 糖尿病などの病気の改善 : 25.4%
- 健康によさそう
- 血糖値の改善 : 23.5%
との答えだったそうです。
女性20・30代では
- ダイエット
- 体型・体重が気になる
という理由が多く、ダイエット目的の糖質制限に興味があるようです。
糖質制限の本来の目的である、
- 糖尿病などの病気の改善
- 血糖値の改善
と答えた人は50代以上の男性で多かったそうですが、
血糖値の改善のために糖質摂取量を気にしているのは4人に一人くらいしかいないのです。
Q:糖質の摂取に関して意識して行っていることは?
という質問に対しては、
- 糖質の多い食品・飲料を控える : 27.3%
- 低糖質表示の商品を購入する : 15.4%
- 糖質がすくない商品を購入する : 8.5%
との結果だったと報告されていますが、
糖質の多い食品や飲料を控えると答えて人は50代以上のひとで多かったとのことです。
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糖質よりもカロリーを気にする人が多い
さらに、
Q:食品・飲料購入時に意識する栄養素・成分は?
の質問には、
- 熱量 : 34.7%
- 糖質 : 20.3%
- 塩分 : 19.0%
- 脂質 : 10.5%
- 炭水化物 : 7.9%
熱量(カロリー)と答えた人がダントツに多く、
糖質と答えた人は4人に一人、
炭水化物と答えて人は10人に一人もいないのです、、、。
肥満や生活習慣病の予防には「糖質よりカロリー」が大事と思っているヒトが多いということのようです。
低糖質食品への興味は少ない
最近の食品売り場でも、
- 糖質ゼロ
- カロリーオフ
の表示の食品が多くなっています。
この1年間に低糖質の商品を購入した人はアンケート回答者の60%の方が購入経験が有ると答えてそうですが、
Q:この1年間で購入した低糖質商品何か?
と購入した商品名を聞いたところ、
食品では、
- ヨーグルト : 16.3%
- パン類 : 9.3%
- カップ麺、レトルト食品 6.9%
飲料では、
- ビール類 : 17.9%
- 炭酸飲料 : 8.0%
- チューハイ、カクテルなど : 6.6%
だったそうです。
低糖質商品を購入したいと答えて人の理由は、
- 糖尿病ではないがメタボ予備軍なので健康には気を使いたいから。
- 体重が気になるが低糖質の物の方が罪悪感なく食べられる。
という回答があったそうですが、
購入したくないと答えたヒトの理由は、
- 低糖質商品 イコール 健康的、 という見方は短絡的だから。
- 低糖質である代わりに人工甘味料が使われていたりするから。
というものだったそうです。
血糖値がやや高い糖尿病予備軍は糖尿病ではありません。
しかし、今のままの生活を続けると確実に糖尿病になってしまいます。
糖尿病の予備軍はまだ病気ではありませんから、治療薬はありません。
糖尿病予備軍から抜け出るためには、
- 食事療法
- 運動療法
しかないのです。
糖尿病の食事療法と聞くと、
病人食、、、と思う人も多いかもしれませんが、
糖尿病の食事療法は健康食、長寿食なのです。
糖尿病の食事療法は簡単、
- 朝食のパンを半分に
- 夕食のご飯を半分に
これだけで良いのです。
- 糖質ゼロ
- 主食をベない
このような食事では長続きするはずがありません。
「スタンダード糖質制限食のやり方」で説明しましたが、
あなたに合った糖質制限をしてください。
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