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    Categories: 糖尿病のサプリメント食事で治す

菊芋には糖尿病の血糖値を下げる効果がある

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。

糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、

日本糖尿病学会厚生労働省も述べるように、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。

今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

こんな質問がありました。

菊芋には糖尿病の血糖値を下げる効果がある

と聞いたのですが、本当でしょうか?

 

血糖値を下げる菊芋ってなに?

菊芋は、北アメリカが原産のキク科ヒマワリ属の多年草植物で、
英語ではエルサレム・アーティチョークといわれます。

 

日本で菊芋と呼ばれるのは、菊に似た花をつけ、芋ができるために付けられた名前で、写真のようにショウガに似たようなイモが取れますす。

 

 

菊芋は、古来ではアメリカインディアンが栽培して食べていた植物なのですが、17世紀の初めにヨーロッパに伝えられ、

日本には江戸時代から明治時代にかけてヨーロッパを経由して入ってきたといわれています。

 

海外では、菊芋は「天然のインスリン」といわれ、

糖尿病の高血糖に良い食材だとして、

また、低カロリーで美容に良いとして脚光を浴びるようになり、

ヨーロッパでは「21世紀の革命的食品」などと言われているようです。

 

 

菊芋は低カロリー

菊芋は他の食材と比べて非常にカロリーが低いことが特徴の1つです。

菊芋は名前はイモと付き、糖質はありますが、ジャガイモやサツマイモのようにデンプンは含まれていないのです。

100g当たりのカロリー数は、

  • 菊芋       35 kcal
  • サツマイモ          132 kcal
  • ごぼう       65kcal
  • たまねぎ        37kcal

菊芋にはイヌリンが多い

菊芋は他の食材と比べて非常にイヌリンが多く含まれています。

イヌリンは水溶性食物繊維で、菊芋の他には、タマネギ、ゴボウ、ニラ、などの野菜類に多く含まれています。

ブドウ糖1個に果糖(フラクトース)1個がつながったものは砂糖ですが、ブドウ糖に果糖が1~3個つながったものが、「フラクトオリゴ糖」で、さらにたくさんの果糖がつながったものが、フラクトオリゴ糖も含めて「イヌリン」なのです。

つまり、

  1. イヌリンは果糖が約30個ほどつながった多糖類の一種です
  2. イヌリンは分解しても果糖にしかなりません
  3. 果糖は血糖値をほとんど上げません

 


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菊芋は食後血糖値を下げる

エドガー・ケーシーは催眠状態で様々な予言をし、また、病気や難病の治療法を予言したことから、

アメリカでは20世紀最大の「眠れる予言者」と言われるのですが、

菊芋を「天然のインスリン」として、多くの糖尿病の人に食べさせ合併症から救ったことが有名です。

 

菊芋には上にも書きましたように、イヌリンといわれる水溶性食物繊維が多く含まれます

厚生労働省は、成人の食物繊維の摂取目標量を1日17~20gとしていますが、菊芋で多くの食物繊維を摂ることができるのです。

食後血糖値を下げる

菊芋には食後の血糖値の上昇を防ぐ効果があります。

菊芋の主成分はイヌリンですが、イヌリンは、天然のインスリンとも言われ、血糖値を下げる作用があります。

イヌリンは水溶性食物繊維と言われ、人間の消化酵素では消化できない糖質ですから、胃の下部や小腸の粘膜面を覆って、一緒に摂った食物の吸収を穏やかにするのです。

 

便通やダイエット効果

また、消化されないため炭水化物や他の栄養素を一緒に体外に運び出してしまいますので、糖尿病の予防とともに、便通やダイエット効果があります。

イヌリンは、腸内ではビフィズス菌などの善玉菌の餌ですから、善玉菌を増やす働きがあります。

 

脂肪の吸収を抑える

十二指腸では、脂肪の消化吸収にかかわる胆汁酸と複合して脂肪の吸収を妨げますから、中性脂肪の上昇を抑えることができます。

 

空腹感を抑える

菊芋の主成分であるイヌリンは水溶性食物繊維ですから、消化管内で水分を吸ってゲル状態になるので体積が増え、満腹感を増し、食べすぎを防ぐことが出来ます。

 


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どうやって食べるのが良いのか?

菊芋は血糖値の上昇を抑制するなど多くの生理作用が期待されるため、欧米では古くから糖尿病患者用の食事に利用されていますが、日本では余り馴染みがありません。

菊芋の食べ方

クックパッドなどで探せばたくさんのレシピがあります。

一番簡単なものは、「菊芋の味噌漬け」や「菊芋のきんぴら」などが良さそうですので、常備総菜として作り置きも可能ですね。

 

また、スーパーで通常に販売している食材ではありませんから、健康野菜農園や産直野菜の通販などで購入するのが一番簡単でしょう。

 

しかし、季節によって手に入らなかったり、保存中に芽が出たりと、通年を通じて菊芋を手に入れるのは大変ですから、

「イヌリンスイートプラス」などのような、

菊芋の主成分であるイヌリンをパウダーにしたようなものが便利です。

飲み物に入れたり、味噌汁に入れたりして簡単に不足しがちな食物繊維を摂ることができます。

また、「イージーファイバー」のような食物繊維も有効です。

詳しく見る ⇒ イージーファイバーには血糖値を下げる効果がある



   詳しく見る ⇒ 菊芋の効果

 

チョット食べ過ぎをしてしまいそう、、、

そんなときには、菊芋パウダーを飲めば、食後高血糖の急上昇を抑えることができるのです。

 

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