炭水化物、糖類、糖質の違い
書店に行くと「糖質制限」に関する本がたくさん並んでいます。
スーパーに行くと「糖質〇〇%」と書かれた食品が目に付きます。
飲料のコーナーに行くと「糖類ゼロ」糖類のビールやコーラが並んでいます。
血糖値を上げるのは「炭水化物」だと習ったのに、、、
- 糖類
- 糖質
- 炭水化物
の違いって何?
あなたは正しく理解していますか?
血糖値を上げるのは炭水化物
三大栄養素をご存じですか?
- 炭水化物
- 蛋白質
- 脂肪
の3つですね。
血糖値が高い人が気を付けなければならないのは炭水化物です。
どうしてかというと、
血糖値を上げるのは炭水化物だけ
だからです。
既に何回かご紹介しているので、もうご存じでしょうが、
焼き肉を食べても血糖値は上がらないのです。
さて、この炭水化物ですが、
炭水化物 = 糖質 + 食物繊維
ということなのです。
炭水化物に含まれる「糖質」が江名ルギー源でもあり血糖値を上げるのです。
食物繊維は私達の腸内ではほとんど消化されませんが、
- 整腸作用
- 腸内細菌の栄養素
として重要な働きをしています。
「糖質」とは炭水化物から食物繊維を除いたものです。
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糖質と糖類の違いは?
では、糖類と糖質の違いは、、、
答えは、
糖類は糖質の一部なのです。
血糖値を上げるのは「ブドウ糖」です。
ブドウ糖は糖が1つだけですが、
ブドウ糖が2個つながったものは「ショ糖」などの少糖類といわれ、
さらに、
たくさんのブドウ糖がつながったものは「デンプン」などの多糖類といわれます。
炭水化物の糖質が分解されて血糖になる
消化される順番に並べると、
- 炭水化物を食べる
- 炭水化物の糖質が分解されて二糖類になる
- 二糖類はさらに分解されてブドウ糖になる
- ブドウ糖は血液中に入り血糖になる
ということになるのです。
まとめると、、
炭水化物 = 糖質 + 食物繊維
糖 質 = 炭水化物 - 食物繊維
= 糖類 + 多糖類 + 糖アルコール + その他
糖 類 = 単糖類 + 二糖類
お分かりいただけたでしょうか?
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無糖は糖質ゼロではない
缶コーヒーなどの表示には、
- 低糖
- 微糖
- 無糖
などがあります。
血糖値を気にして「糖質ゼロ」や「糖類オフ」を選んでも、
「糖質ゼロ」や「糖類オフ」でも糖類や糖類が0(ゼロ)ではないのです。
飲料100ml当たり、
- 糖質オフ : 糖類や糖質が0.5g未満
- 糖類ゼロ : 糖類や糖質が2.5g以下
などの表記が可能になるのです。
「糖質ゼロ」と記載されていても決してゼロではないことを知っておいてください。
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