チョコレートは糖尿病の血糖値を下げる?

糖尿病に甘いものは禁物。

でも、糖尿病の人は甘いものが大好きで、ジレンマですね。

チョコレートが糖尿病の血糖値を下げる!

これって本当のことなのです。

チョコレートにはポリフェノールが多い

チョコレートの原料は、

  • カカオ豆をすり潰したカカオマス
  • カカオバター
  • 砂糖や香料など

チョコレートの主成分はカカオです。

カカオにはポリフェノールがたくさん含まれている

100gまたは100mlに含まれるポリフェノールの含有量(mg)を比較すると、

  • コーヒー  200
  • 緑茶  115
  • 赤ワイン  101
  • 紅茶  102
  • ラズベリー  215
  • いちご 235
  • ブルーベリー 300
  • クルミ  1215
  • 乾燥オレガノ  2319 
  • 乾燥セージ  1207 
  • 乾燥ローズマリー  1018 
  • 乾燥バジル  322
  • ココアパウダー  3448 
  • ダークチョコレート  1664 
  • ミルクチョコレート  236

ポリフェノールは、ほとんどの植物に含まれており、4,000種類以上もあるといわれており、単純な重量や容量で比較することは困難なのですが、ココアパウダーは断トツでポリフェノールの含有量が多く、カカオに含まれるフラボノイドのエピカテキンは優れた抗酸化作用を有することが知られています。

製菓会社から様々なチョコレートが販売されていますが、明治製菓のチョコレート効果はカカオ含有量の多い製品が販売されています。

 

チョコレート効果は血糖値を下げる

meijiチョコレート効果CACAO86%は1箱13枚入りですが、1枚のカカオポリフェノールの含有量は136mgと赤ワイン100ml以上も含んでいるのです。

ポリフェノールは糖尿病にも効果がある

ポリフェノールの効果はあなたもご存じのように、

  • 脳梗塞や動脈硬化予防効果
  • 活性酸素の抑制効果
  • 血中コレステロール抑制効果(高血圧予防)
  • 肝機能の向上効果(脂肪分解機能も向上)
  • ホルモン促進作用
  • 殺菌効果
  • 糖尿病改善効果
  • 抗酸化作用(アンチエイジング効果)
  • 癌予防(消化器系)効果

糖尿病の血糖値に対する効果も期待してしまいますが、科学的根拠はあるのでしょうか?。

詳しく見る ⇒ アーモンドミルクは糖尿病の血糖値にいい

 

カカオポリフェノールは

では、本当にカカオポリフェノールが含まれるチョコレートには、血管を守り、糖尿病やメタボを予防する効果があるのでしょうか?

2012年2月1日のAmerican Journal of Clinical Nutrition誌電子版において英国のイースト・アングリア大学医学部の研究グループは、チョコレートのインスリン抵抗性に対する影響を報告しています。

この研究では、主なデータベースを元にチョコレート、ココア、カテキンについての無作為化対照試験を系統的レビューし、42 論文を精査したところ、

チョコレートかココアの摂取によってインスリン抵抗性が改善した

と述べています。

インスリン抵抗性が増大すると、インスリンが血流中の糖を細胞に取り込む能力が低下し、血糖値が上昇し、糖尿病の発症につながることから、チョコレートかココアの摂取は糖尿病の予防効果が期待出来ます。

 

さらに、チョコレートかココアの習慣的摂取により流量依存性拡張 (FMD) が改善したと述べています。

FMD は血圧の調整に関与する重要な機能で、血管内皮機能は加齢とともに低下し、FMDの低下は動脈硬化と関係するのですが、チョコレートやココアはこれらを改善する効果があるのです。FMDの改善に伴って血圧も低下し、平均で最低血圧(拡張期血圧)が 1. 60 mmHg 、平均動脈圧が 1. 64 mmHg 低下しています。

研究報告では、血圧の有効改善には1日 50mg以上のエピカテキンの摂取が必要だとしていますが、CACAO86%の場合だと1枚のカカオポリフェノールの含有量は136mgですから毎日1枚でOKということです。

コレステロールについては悪玉(LDL)コレステロール値が平均で 2. 7 mg/dL 減少し、善玉(HDL)コレステロール値が 1. 2 mg/dL 増加しています。

この研究は過去のデータ解析に基づく分析成績ですから、チョコレートの心血管への効果を確認するためには大規模な介入試験が必要でしょうが、

チョコレートには、血管を守り、糖尿病やメタボを予防する効果がある

ことは間違いないようです。

ただし、チョコレートの全てに効果があるのではなく、ダークチョコレートのようなカカオ含有量が高いチョコレートのみだということですからご注意下さい。

  詳しく見る ⇒ ワインは糖尿病の血糖値にいい


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チョコレートには糖尿病の予防効果がある

最近の研究では、「チョコレートを食べる人は、まったく食べない人よりも糖尿病になるリスクが低い」ということが分かっています。

2014年11月、東京医科大学とハーバード大学の研究グループは、American Journal of Clinical Nutrition誌電子版に、「板チョコを週に1枚食べると、糖尿病のリスクが17%も減少する」ということを報告しています。

Matsumoto C et al. Chocolate consumption and risk of diabetes mellitus in the Physicians’ Health Study.
Am J Clin Nutr. 2015 Feb;101(2):362-7. doi: 10.3945/ajcn.114.092221. Epub 2014 Nov 26.

  ⇒ 詳しく見る

この研究では、米国における糖尿病ではない男性1万8、000人以上のデータを分析して、チョコレートと糖尿病の因果関係について調査しているのですが、

チョコレートを食べる人は全く食べない人に比べて糖尿病のリスクが低い

ということを明らかにしたのです。

研究では、

  1. 板チョコを月に1/2~3/2枚食べる
  2. 板チョコを週に1/2枚食べる
  3. 板チョコを週に1食べる

のグループについて糖尿病のリスクを調べたところ、

  1. 板チョコを月に1/2~3/2枚食べる : 7%減少
  2. 板チョコを週に1/2枚食べる      : 14%減少
  3. 板チョコを週に1枚食べる      : 17%減少

と、チョコレートを食べる人ほど糖尿病のリスクが低くなることが分かったのです。

ただし、「糖尿病リスク低減効果」がみられたのは、

65歳以下でBMIが25以下の人

だけだったということですから、肥満気味の人には効果がないことは要注意です

今回の研究対象は男性のみですので、女性でも各自に効果があるとは言い切れませんが、同様な結果があるものと思われます。

糖質とカロリーには要注意

このように、

  • チョコレートには、血管を守り、糖尿病やメタボを予防する効果がある
  • チョコレートには糖尿病のリスクを低減する効果がある

といっても、チョコレートには糖分も脂肪分も多く含まれてカロリーも高い食品ですから食べすぎには注意が必要です。

糖尿病の予防効果を期待してチョコレートを食べるのであれば、明治の「チョコレート効果」のようなカカオが高濃度のチョコレートを食べる必要があります。

明治のカカオ85%や95%であれば、1枚当たり糖質は1g内外ですので血糖値に対する影響は少ないのですが、特に気になるのであれば、サンスターの「健康道場 <うまくつきあう80kcalショコラ>」のような糖質ゼロのチョコレートを選んで下さい。

しかし、「健康道場 <うまくつきあう80kcalショコラ>」にはカカオが含まれていないようですから、糖尿病の予防効果は期待せず、甘いものを食べたいという方に向いている製品のようです。

  詳しく見る ⇒ サンスターの糖質ゼロチョコレート

その他見も、2012年から発売されている超人気のチョコレートもあります。

  詳しく見る ⇒ 糖尿病に良いドクターズチョコレート


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