早食いでは糖尿病や肥満になりやすい

糖尿病になりやすいのは、

炭水化物の多い食事

だということはご存じでしょうが、

広島の三次市民病院の研究グループは、

早食いではメタボのリスクが高まる

という研究結果を発表しました。

早食いの人はゆっくり食べる人より5倍も糖尿病になりやすいのです。

糖尿病の食事療法では、

野菜を最初に食べるなど食事の順番が大事なのですが、

食事のスピードにも気をつけてください。

 

 

早食いでは糖尿病や肥満になりやすい

広島県三次市の三次中央病院・山路貴之医師らの研究グループは、

食事が早食いの人とゆっくり食べる人を5年間追跡調査したところ、

早食いの人は糖尿病などのメタボの発症率が高いことが分かった

としてアメリカの心臓病学会(AHA)で発表しました。

 

Gobbling Food May Boost Metabolic Risk

People who eat slowly are less likely to become obese or develop metabolic syndrome, a cluster of heart disease, diabetes and stroke risk factors, according to preliminary research presented at the American Heart Association’s Scientific Sessions 2017

詳しく読む ⇒ コチラ

 

研究グループは、

2008年の健康診断時にメタボではなかった、

  • 男性 : 642人
  • 女性 : 441人

を対象にして、

  • 日常の食事のスピードによって、

     1、早食い
     2、普通
     3、ゆっくり

      の3グループに分け

  • 5年間、健康状態を追跡調査

したのです。

 

その結果、

メタボを発症した割合は

  1.  早食い : 11.6%
  2.  普通  : 6.5%
  3.  ゆっくり: 2.3%

と、早食いの人は、

ゆっくりの人より5倍

普通の人よりも2倍

もメタボを発症する割合が高いことが判明したのです。

 

さらに、

早食いの人は、

  • 体重の増加
  • 血糖値の上昇
  • 腹囲周囲径の増加

と関連していることも判明したのです。

 

追跡開始時に全員がメタボではなかったのですが、

早食いの人は、

  • 空腹時血糖値が高く
  • 就寝の2~3時間前に夕食をとる回数が多い

ということもわかったそうです。

 


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早食いでは糖尿病になりやすい

研究グループは、

自分の食べるスピードが他の人よりも速いと感じるならばメタボリックシンドロームのリスク因子をもっている可能性がある

と述べていますが、

早食いではどうして糖尿病や肥満などのメタボになりやすいのでしょうか?

 

早食いでは食べ過ぎてしまう

早食いが糖尿病などのメタボの原因になるというのは、

早食いでは食べ過ぎてしまう

ことが大きな理由の1つです。

 

満腹感を覚えるのは、脳にある満腹中枢が刺激を受けて満腹感を感じるのですが、

満腹中枢を刺激するのは食事による血糖値の上昇なのです。

 

満腹中枢が刺激されるまでには食物が胃に入ってから約20分かかるといわれていますが、早食いでは満腹中枢が刺激される前に大量に食べてしい過食につながるのです。

ゆっくり食べると大量に食べる前に満腹中枢が刺激され満腹中枢が刺激され食べられなくなってしまうのです。

 

食後高血糖を引き起こしやすい

食事後には誰においても血糖値が上昇しますが、

早食いをすると食後の血糖値はグルコーススパイクと言われる血糖値の急上昇が起こり、

グルコーススパイクは糖尿病を引き起こす原因なのです。

 詳しく読む ⇒ グルコーススパイクは糖尿病や合併症の原因

 

今回ご紹介した山路貴之医師らの研究調査では、

早食いの人は食事時のアルコール飲料の機会が少なかった

ことも明らかになりました。

 

だからといって食事の時に飲酒することをおすすめするわけではありませんが、

家族や友人達とお酒を飲んだり、話をしながら楽しくゆっくりとした食事は食後高血糖を引き起こしにくいのです。

 

山路貴之医師らの研究グループも、

早食いは急激な血糖上昇の原因になり、酸化ストレスが増加して、インスリン抵抗性の増大やインスリン分泌の低下が引き起こされ、さらに高血糖につながる可能性がある

とコメントしています。

 


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早食いによる糖尿病を予防するには

早食いによる糖尿病を予防するにはどうしたらよいのでしょうか?

それは、

ゆっくり食べれば良いのです

しかし、身についた食習慣はなかなかなおらないものです。

 

日本生活習慣病予防協会は、

早食いによる肥満やメタボを防ぐには良く噛んで食べること

だとして、

よく噛んで食べるための6つの対策

を挙げています。

 

  詳しく ⇒ 日本生活習慣病予防協会

 

 

自然に噛む回数を増やす6つの対策があるというのです。

  1.  ひと口の量を減らす
  2.  食事の時間に余裕をもつ
  3.  まずは噛む回数を5回増やす
  4.  食材は大きく、厚めに切る
     
  5.  歯ごたえのある食材を選ぶ
  6.  薄味にする

目標はひと口30回以上噛むことだそうです。

 

いかがでしょうか?

家族団らんで話をしながら食べればゆっくりと食事をすることができますが、

空腹で夜遅くの食事では一気にかき込むような食事をしてしまいがちです。

テレビを見ながらの食事はあまり行儀が良いものではありませんが、

ゆっくりした食事のペースをつかむまでは良い方法かもしれません。

 

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