藤田紘一郎さんは糖質制限と酢キャベツで糖尿病を克服
今日もご覧になっていただきありがとうございます
臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。
糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、
糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。
今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。
はじめに
東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎氏は免疫学や寄生虫学の第一人者で、
腸内細菌などに関する多くの著書がありますが、
「糖尿病を治したければ腸内細菌を変えなさい」
という本を出しています。
実は、藤田紘一郎さんはインスリン注射が必要なほどの重度な糖尿病を患ったのですが、
糖質制限で糖尿病を克服したのです。
そんな重度な糖尿病も糖質制限で改善するとは驚きですね。
藤田紘一郎さんは重度な糖尿病を糖質制限で克服
藤田紘一郎さんが自分が糖尿病だと気付いたのは、
長崎大学や東京医科歯科大学で教授を務めていた55歳頃だったそうです。
この頃は研究生活が忙しく、
- 生活が不規則
- 昼食はこってりラーメンと半ライスに餃子
- 間食にはアイスやチョコレート
というメタボに一直線というような生活を送っていたそうです。
そしてついには、
重度の糖尿病
に陥ってしまったのだそうです。
その頃の様子は自書の「心の免疫学(新潮社)」に紹介しています。
2000年に糖尿病を発症
インスリン注射で小康状態に、、
2010年に急激な体重減少
空腹時血糖が450mg/dlを超える、、
2010年にスーパー糖質制限を開始
2週間で空腹時血糖値が90mg/dlまで改善!
と記載されています。
藤田紘一郎さんはスーパー糖質制限と酢キャベツで糖尿病を克服
藤田紘一郎さんが糖尿病を克服できたのは、
- スーパー糖質制限
- 酢キャベツ
だったのです。
スーパー糖質制限
糖質制限とは高雄病院の江部康二医師が、
自らの糖尿病を糖質制限食で改善した経験をもとにして国内に広めた糖尿病改善の食事療法です。
江部医師は、自分の病院でも糖尿病患者の治療法として糖質制限を実施しているのですが、
高雄病院では糖尿病の重症度によって糖質制限を3つに分けています。
- プチ糖質制限食 : 夕食だけ炭水化物(糖質)を食べない
- スタンダード糖質制限食 : 朝、夕食は炭水化物(糖質)を食べない
- スーパー糖質制限食 : 朝、昼、夕の3食とも炭水化物(糖質)を食べない
の3つですが、朝食と夕食では炭水化物を摂らないのがスタンダード糖質制限食なのです。
詳しく見る ⇒ 高推病院の糖質制限食
種類 | 内容 | 効果 |
プチ 糖質制限食 |
夕食のみ糖質制限 | ダイエット目的の場合や、どうしても炭水化物をやめられないヒト。 |
スタンダード 糖質制限食 |
昼食と夕食で糖質制限 | 糖尿病や肥満の解消を目指したいが、どうしても昼食で糖質制限食が難しいヒト向き。 |
スーパー |
3食とも糖質制限 | 効果抜群で早く、糖尿病や肥満、メタボリック症候群を速やかに解消したヒトに向いている。 |
詳しく見る ⇒ スタンダード糖質制限食のやり方
酢キャベツ
藤田紘一郎さんは、2018年の4月と5月に放映された日本テレビ「世界一受けたい授業」の「腸内細菌とダイエット」で「酢キャベツ」を紹介し、大反響を呼びました。
酢キャベツはキャベツをザク切りにして2週間くらい酢に漬けた非常に簡単なものですが、
酢キャベツは腸内環境も改善することにより、太りやすい体質から痩せやすい体質に変えるのです。
重度の糖尿病だった藤田紘一郎さんが、
糖質制限と同時に酢キャベツを食べ始めてから、
- 2週間後には血糖値は90mg/dlで低下
- 4ヵ月後にはHbA1Cが11%から6%台まで急降下
- 体重が88kgから73kgまで減量
- 中性脂肪値が300mg/dlから2ヵ月で半減
と健康状態が格段に向上したと述べています。
現在でも毎日どんぶり一杯分のせん切りキャベツに大さじ1杯の酢をかけて食べているそうです。
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まとめ
糖質制限と食べる炭水化物の量を制限することで、
炭水化物を全く食べないということではありません。
制限する量は自分の目的と症状に合わせて変えれば良いのです。
藤田紘一郎さんは糖質制限と酢キャベツで、インスリン注射が必要なほどの糖尿病を克服したのです。
そして、
この食事療法でハゲも改善されたそうなのです。
あなたも挑戦してみませんか?
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