ドカベン香川伸行の糖尿病闘病|なぜ52歳で亡くなったのか
その背景には、糖尿病による合併症(腎不全・心筋梗塞)があったとされています。
本記事では、その経緯と糖尿病のリスクについて分りやすく解説します。
本記事は、20年以上にわたり糖尿病の研究や治療薬の開発に携わってきた医学博士・けんぞうが、科学的根拠に基づいて解説しています。
香川さんは52歳という若さでなくなったのですが、
糖尿病合併症の糖尿病腎症での透析で仕事もできず、生活保護を受給する貧困生活。
最期は糖尿病の血管障害による心筋梗塞だったそうなのです。
糖尿病の進行を防ぐためには、早期の食事管理が重要とされています。
詳しくは「糖尿病の食事療法まとめ」で解説しています。
⇒ 糖尿病の食事療法まとめはこちら
糖尿病の背景にあった体重増加と食生活の乱れ
香川伸行さんは、
「ドカベン」の愛称で人気があった選手でした。

1980年の南海ホークスへ入団当時は身長172cm、体重95kgと現在のプロ野球選手と比べればさほど巨漢というほどではありませんでした。
しかし、
1987年のキャンプ時には、体重130.6kg、体脂肪率46.8%と、
当時のプロ野球史上最重量で、球団からは強制入院を命じられるほどの肥満でした。
あれだけ激しい運動をするプロ野球の選手だから糖尿病なんて無縁だろうと思うかもしれませんが、
香川伸行さんは食欲は類を見ない大食漢として知られ、
現役時代から体重増加が続き、食生活の乱れも指摘されていたのです。
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引退後の香川伸行さんは重度の糖尿病合併症に
1989年に肥満による成績低下により、戦力外通告を受け現役を引退。
引退後は野球解説者や野球評論家を務めながら香川県高松市で讃岐うどんの全国通信販売を手掛けます。
香川県はうどん県として有名ですが糖尿病でも日本一です ⇒ うどん県の神奈川県では糖尿病が多い
しかし、引退後も旺盛な食欲は変わらず、それが後の健康状態に大きく影響したようです。
2001年には高校時代の恋人と再々婚したのですが、
その段階で既に糖尿病を患っていたそうですが「なるようにしかならへん」と病院通いを拒んでいたそうです。
2002年からは福岡市博多区中洲で居酒屋を経営し、営業も順調でしたが、
糖尿病による合併症の急性腎不全により緊急手術。
その後3年間の療養生活を余儀なくされ週3回の人工透析のため繁盛していた居酒屋を手放すこととなります。
2008年には筑紫野市の自宅が差し押さえられ、自己破産していたことが後に判明します。
そして2014年、自宅で電話機を持ったまま倒れているところが見つかり52歳の若さで急逝したのです。

死因は心筋梗塞。
通話履歴と妻の証言では死の間際まで仕事を探していたそうです。
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糖尿病では合併症がもっとも怖い
糖尿病では高血糖の状態が続くことで血管が傷つき、動脈硬化が進行します。
その結果、心臓の血管が詰まる「心筋梗塞」や、
腎臓の機能が低下する「腎不全」などの重篤な合併症につながると考えられています。
血糖値が高い状態が長く続くと、
微細な血管が障害され、
- 糖尿病性神経障害
- 糖尿病網膜症
- 糖尿病性腎症
という合併症が引き起こされるのですが、
糖尿病合併症は血管が傷害されて起こるのです。
- 糖尿病が原因で下肢の切断に至る人は年間約1万人以上、
- 糖尿病が原因で失明する人は、日本国内で年間約3,000人〜5,000人
- 糖尿病が原因で人工透析を始める人は年間約1.4万〜1.5万人
もいるのです。
そして、大きな血管が傷害されれば香川伸行さんのように「心筋梗塞」と死に至ることも希ではないのです。

このように糖尿病は自覚症状が少ないまま進行し、気づいたときには重篤な合併症に至るケースも少なくありません。
まとめ
香川伸行さんが糖尿病と認識したのは2000年頃でしょうか、
そして心筋梗塞でなくなったのが2015年ですから、15年も高血糖状態を放置したことになります。
せめて食事療法でもキチンとやっていれば元気でおられたかもしれません。
糖尿病は初期には自覚症状がほとんどありませんが、放置すると重大な合併症につながる可能性があります。
そのため、早い段階での食事管理や生活習慣の見直しが重要とされています。
糖尿病の進行を防ぐためには、早期の食事管理が重要とされています。
詳しくは「糖尿病の食事療法まとめ」で解説しています。
⇒ 糖尿病の食事療法まとめはこちら
最終更新日:2026年4月 初掲載日:2015年5月



















