血糖値が高めと言われたときの対策

血糖値が高めと言われた、、

こんなときにはどうしたら良いんだろう、、、

このまま放って置いて良いんだろうか、、、

 

血糖値がやや高いと言われたら

血糖値がやや高いと言われたらどうしたら良いんでしょう。

血糖値がやや高いと言われたら、「糖尿病だと思って下さい」。

  血糖値がやや高い = 糖尿病

です。

 

Sponsored Link

 

正しくは、

「糖尿病予備軍」ですが、

糖尿病予備軍は、「このままにしておけば糖尿病になる人」のことです。

 

血糖値は、食事の後に上昇し、その後は低下し、また食事をすれば上昇し、空腹になれば低下し、、、


一日の血糖値の変化

という波形の変化を繰り返しています。

食後に血糖値が上がるのは、炭水化物が消化されてブドウ糖に変化し、血中にブドウ糖が増えたからです。

このブドウ糖は、脳や身体の細胞でエネルギーとして使われ、余ったブドウ糖は肝臓にグリコーゲンとして蓄えられることによって血液中のブドウ糖が消費されて食事前に値に戻るのです。

 


Sponsored Link

 

糖尿病では血液中にブドウ糖が溢れる

糖尿病では、、

  • 膵臓から分泌されるインスリンの量が少なくなる
  • 組織でのインスリンに働きが悪くなる

ことによって、血液中のブドウ糖が処理できなくなり、血液中にブドウ糖があふれ出た状態なのです。

糖尿病予備軍の人では、「何とかかんとかブドウ糖を頑張って下げた状態」なのです。

 

糖尿病患者の血糖値の変化

食後に上がった血糖値を、インスリンが頑張って分泌され、組織でも何とかブドウ糖を消費して、血糖値が何とか下がったのですが、もう少しすると、

  • インスリンがますま出なくなる
  • 組織でのインスリンに効きが悪くなる

ことによって、糖尿病になってしまうのです。

隠れ糖尿病が急増

このような、糖尿病予備軍と言われる方が急増しているのです。

 


Sponsored Link

 

糖尿病はメタボリックシンドローム

糖尿病はメタボリックシンドロームといわれます。

メタボリックシンドローム( metabolic syndrome)とは、内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に、高血糖や高血圧、脂質異常症のうち2つ以上を合併した状態をいいます。

日本語では、代謝症候群といい、最近ではメタボとも言いますね。

 

メタボリックシンドロームは、

以前は、

  • シンドロームX
  • 死の四重奏
  • インスリン抵抗性症候群
  • マルチプルリスクファクター症候群
  • 内臓脂肪症候群

などと様々な名称で呼ばれていましたが、それらの呼称を統合整理した疾患名です。

 

メタボの原因は、内臓脂肪型肥満です。

 

内蔵脂肪型肥満

 

メタボは癌よりも怖い

メタボはかつては、「死の四重奏」とも呼ばれていたほど怖い疾患です。

「癌」と宣告されると、この世の終わりのように落ち込んでしまいまう方が大部分だと思いますが、

「メタボ」と診断されても、「太りすぎか、、、」という程度にしか感じない方が多いと思いますが、実は、メタボは癌よりも怖いのです。

 

下の図は、国立がん研究センターが、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、東京都葛飾区、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の11保健所管内の居住者で40~69歳の男女約3万4000人を追跡調査した結果です。

 

メタボリックシンドロームの死亡率は癌より高い

 

メタボの診断基準は世界の各国で異なるのですが、米国基準でも日本基準でも、疾患別死亡率は、癌よりも、虚血性心疾患、脳卒中、循環器系疾患での死亡率が高いのです。

 


Sponsored Link

 

糖尿病は血管の病気

糖尿病では血糖値が高くなるのが症状ですが、その他には、痛くもありませんし、気分が悪いことも、全く症状がありません。

ですから、糖尿病になっても多くの方は無頓着なのです。

しかし、高血糖が続くと、病状は着々と進行しているのです。

高血糖状態が長く続くと、糖尿病合併症といわれる病気が現れます。

  1. 糖尿病神経障害
  2. 糖尿病網膜症
  3. 糖尿病腎症

が、糖尿病の三大合併症と言われるものです。

糖尿病の合併症が怖い

 

これらの合併症が進行すると、

す。

  1. 糖尿病神経障害  → 下肢切断
  2. 糖尿病網膜症   → 失明
  3. 糖尿病腎症    → 人工透析

というような状態に陥るのですが、実は、糖尿病は血管の障害なのです。

高血糖状態が長く続くと、「血管壁が障害を受ける」のです。

網膜の血管壁がもろくなって出血が起こるのが「糖尿病性網膜症」であり、腎臓の糸球体と言われる部分の血管が損傷するのが「糖尿病性腎症」です。

これらは、比較的細い血管が障害を受けたことによる合併症ですが、太い血管が障害を受けたのが、「脳卒中」、「心筋梗塞」なのです。

糖尿病の血管障害

 

糖尿病の血管障害は直す方法がない

糖尿病になり、高血糖状態が続くと、血管壁が損傷して、「血管が破れやすくなったり」、「血管が詰まったり」するのですが、この原因はまだ良く分かっていないのです。

原因が分かっていない  =  治療法がない

ということです。

唯一出来ることは、「血糖値を下げる」ことです。

糖尿病性合併症の治療方法は、食事療法で血糖値を下げる

ことだけなのです。

最近は、いろいろな薬も開発され、それらの薬を飲めば一時的に血糖値を下げることは出来るのですが、薬を止めれば再び血糖値は上がり、あなたが食べ過ぎれば薬を飲んでも血糖値は下がらないのです。

血糖が高いと言われたら明日から食事療法

これしか方法がないのです。

関連記事(一部広告を含む)

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ