糖尿病によるEDを防ぐ方法

近年、日本人男性においては性機能の低下がいちじるしく、

成人男性の4人に1人が、

  • 勃起が十分でない(中等度ED)
  • 勃起しないため挿入できない(完全ED)

という、EDに悩まされているといいます。

さらに、

糖尿病ではEDになる確率が非常に高く、

糖尿病患者では健常者に比べED率が2~4倍も高い

のです。

EDは糖尿病の合併症といっても良いくらいなので、

さらには、

糖尿病のEDではバイアグラがあまり効かないのです。

しかし、朗報です!

糖尿病におけるEDを防ぐ方法が発表されました

糖尿病ではEDが多い

世界で、特に先進国ではEDに悩んでいる男性が多く、先進国の人口の1割以上がEDであると報告されています。

症状が症状だけに、ED人口の正確な実態はなかなか把握できないのですが、

日本人においても1,000万人~1,800万人の男性がEDに悩んでいると見られています。

下記の図は、2002年に日本臨床に発表された年齢別のED率ですが、もう15年以上前の調査ですから、最近はもっと多いと思われます。

糖尿病でEDを防ぐ方法は糖尿病を防ぐことです 

糖尿病患者ではEDが多い

さらに、以前にお知らせしましたように、

糖尿病ではEDが非常に多い

のです。

糖尿病に限らず、肥満症や高血圧などのメタボリック症候群でもEDが多く、

  1. 高血圧   : 41.6%
  2. 糖尿病   : 42.0%
  3. 高脂血症  : 20.0%

がEDだったと日本泌尿器科学会が報告しています。

 

高血圧、高脂血症、そして糖尿病では心筋梗塞、狭心症など生命に関わる命にかかわる心血管疾患が起こるのですが、

それら、致死的な心血管疾患の発症前にEDを自覚しているというのです。

 

糖尿病も血管の障害の病気ですが、糖尿病患者の約50%もがED症状を伴っているのです。

 

 詳しく見る ⇒ 糖尿病ではEDが多い

糖尿病のEDではバイアグラの効果も低い

糖尿病患者でEDの発生頻度が高い理由は、

  1. 血行障害で陰茎海綿体の血流が悪い
  2. 高血糖による糖尿病性神経障害

が主な原因だと考えられているのです。

 

   詳しく見る ⇒ 糖尿病におけるEDの原因と治療

ED治療の代表的な薬はバイアグラです。

しかし、

糖尿病によるEDの原因が、「血行障害」と「神経障害」であるため、

糖尿病によるEDでは、ED治療薬の効果が他の原因によるEDに比べて低く、

アメリカのホワイトハンズ大学の調査では、

  • 糖尿病EDでのバイアグラの有効性は50%

だというのです、、、。

 くわしく見る ⇒ 糖尿病のEDではバイアグラが効かない


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糖尿病のEDを防ぐ方法

最近は、若い人での糖尿病が増えています。

そして、

  • 糖尿病ではEDになりやすい
  • 糖尿病のEDにはバイアグラも効かない

これでは、非常に悲観的です。

しかし、

愛媛大学の疫学・予防医学講座の古川慎哉准教授らの研究グループは、

糖尿病患者のEDの予防に関して非常に興味深い発表をしています。

これは、するチームが発表した。

2型糖尿病患者、座位時間が長いほどEDリスク上昇 愛媛大、道後スタディの解析から

2型糖尿病の男性患者は、座位時間が長いほどED(勃起不全)リスクが上昇している可能性があるとする研究結果を、愛媛大学大学院疫学・予防医学講座の古川慎哉准教授らの研究チームが発表した。

Self-reported sitting time and prevalence of erectile dysfunction in Japanese patients with type 2 diabetes mellitus: The Dogo Study.

CONCLUSIONS:
Self-reported sitting time may be positively associated with ED in Japanese patients with type 2 diabetes mellitus.

    ⇒ 原著論文(Journal of Diabetes and its Complications)

タイトルの中の、“The Dogo Study”というのは、“道後研究”のことで、2009年から愛媛大学が中心となり愛媛県内の関連病院が参加して生活習慣や健康状態の変化を追跡している共同研究のことですが、

研究グループは、

糖尿病が高率でEDを引き起こすことは知られているものの、どうして糖尿病患者でED発症が高まるのかは明らかにされていないとして、

糖尿病患者におけるEDの原因について調査したのです。

 

研究では、

愛媛県内で糖尿病の治療を受けている男性患者430人(平均年齢60.5歳)を対象に、

  • 12ヵ月間の1日平均座位時間

をアンケート調査したのです。

回答結果から、

  1. 5時間未満
  2. 5~7時間
  3. 7~9時間未満
  4. 9時間以上

の4群に分け、

ED診断の問診票により、

が、

  1. 中等度ED : 勃起が十分でない
  2. 完全ED  : 勃起しないため性交できない

を診断したのです。

 

その結果、

中程度ED : 36.1%、

重症ED  : 49.8%

と、全体の85.9%もがEDだったのですが、

 

座位時間とEDの関係を調べたところ

座位時間が9時間以上の人5時間未満の人に比べ

  • 重症のED発症リスクが85%高い

ということが判明したというのです。

 

座位時間と中程度EDとの間には有意な関係はなかったそうですが、

65歳以上の人については、

  • 座位時間が9時間以上の人では中程度EDの発症リスクも上昇

していたと報告しています。

 

残念ながら、

座位時間が長いとどうしてEDのリスクが高かうなるのかについては言及していませんが、

このサイトでも既にお知らせしましたように、

  • 座る時間が長くなると糖尿病のリスクは2倍になる

ということが分かっており、座る時間が長いと糖尿病のリスクが高くなるとEDのリスクも高くなるのではないでしょうか。

これは、

座る時間を短くすると糖尿病が改善するという報告からも裏付けられます。

 

あなたは座りすぎていませんか?

もし、EDの兆候があるのであれば、座る時間を短くし、少し運動をしてみたらいかがでしょうか?

ウオーキングやサイクリングだけでも効果があるのですが、

座る時間を短くすると糖尿病が改善するという記事でもご紹介しましたが、

30分ごとに立ち上がるだけで良いのです。


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