糖尿病の血糖値は必ず食事で下がります

糖尿病の食事療法は、

  1. 必要な量だけ食べる
  2. バランスよく食べる

この2つを守るだけです。

あなたは、あなたの体は必要なエネルギーの量を知っていますか?

糖尿病の食事療法は簡単

糖尿病の食事療法の目的は、血糖値を下げることです。

血糖値が高いままにしておくと、糖尿病性合併症が起こり、大変なことになるからです。

血糖値が上がる原因は、食事の摂り過ぎです。

炭水化物は消化管で分解され、ブドウ糖になって血液に吸収されます。これが血糖です。血糖はインスリンの働きによって筋肉や組織でエネルギー源として使われ、余った血糖は肝臓に蓄えられるのですが、インスリンが処理できないほどブドウ糖が一杯なのです。

食事療法では、

 食べ過ぎないこと

が一番の目的です。しかし、血糖が上がるからといって、炭水化物を全く摂らないような偏った食事では身体の健康が取り戻せませんし、偏った食事を長く続けると身体を壊してしまいます。

また、ダイエットではありませんので無理して食事の量を減らす必要はありません。「あなたの身体が必要な量だけ食べる」ことが重要なのです。

糖尿食事療法のポイントは、

  1. 必要量だけ食べる
  2. バランスよく食べる

これだけで、難しいことではないのです。


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必要エネルギーを計算する

必要量だけ食べるには、あなたの身体がどれだけエネルギーを必要としているかを知らなければなりません。

身体が必要なエネルギー量が、あなたの、適正エネルギー量なのです。

適正エネルギー量を計算する

適正体重を計算する

適正体重とは、一番健康に過ごせる理想的な体重のことです。

適正体重 = 身長(m) × 身長(m) ×22

例)170cmの場合、1.7×1.7×22=63.6Kg

ということですが、糖尿病の方や糖尿病予備軍の方は肥満傾向にあります。もしオーバーしているときには、今後、時間をかけてこの適正体重にまで減量する必要があります。

基礎代謝量を計算する

基礎代謝量とは、生命維持に必要な最小限のエネルギー消費量です。何もしないで横になっていたとしても心臓は拍動しますし、体温を維持するためにもエネルギーが必要で、これが基礎代謝量ですが、基礎代謝量は年齢に異なり、下表の基準値で計算します。

1日の基礎代謝量 = 適正体重 × 基礎代謝基準値

例)40歳で身長が170cmの男性  63.6 x 22.3 =  1,418 Kcal

年齢 男性 女性
18~29歳 24.0 23.6
30~49歳 22.3 21.7
50歳以上 21.5 20.7

エネルギー必要量を計算する

基礎エネルギー量は、じっとして動かないときに必要なエネルギー量ですが、実際は仕事に出かけたり、運動をしたり、身体を動かすのにエネルギーが必要となります。このエネルギー量は身体活動レベルによって異なりますから、身体活動レベルによって下表の数値を使います。

エネルギー必要量(kcal) = 1日の基礎代謝量 × 身体活動レベル

例)40歳、身長が170cm、男性、身体活動レベルが普通 の場合

1,418 Kcal x 1.75  =  2,482 Kcal

身体活動レベル 18~69歳 70歳以上
低い 1.50 1.30
普通 1.75 1.50
高い 2.00 1.70

40歳、身長170cm、活動量が普通、の男性の 1日の必要エネルギーは 2,482 Kcal です。

自動計算サイトを利用する

やや計算が面倒でしょうか、、、。

年齢、性別、身長、体重、活動レベル を入力してくれるサイトもありますから、それを利用すると簡単です。
また、BMIも計算してくれ、痩せているか、太っているかも知ることもできます。

基礎代謝量を計算する


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 必要エネルギー内で食事を摂る

40歳、身長170cm、活動量が普通、の男性の 1日の必要エネルギーは 2,482 Kcal です。

このエネルギー内で朝、昼、夕の3食を摂るのですが、目安として3等分し、

朝食 : 700 kal

昼食 : 800 kal

夕食 : 800kal

とします。

さて、ここからが少し難しいのですが、

各食品を、80kclで1単位と考えます。

これは日本糖尿病学会が編集し、日本糖尿病協会が、「食品交換表」として発行していますから、これを購入して参考にする必要があります。

食品交換表

80kclとは、

ご飯 : 小さめの茶碗に半分

食パン : 6枚切りの1/2枚

牛乳 : 120cc

などですが、

800kclの夕食を食べるときには、10単位の量を食べて良いと言うことになります。

この80cal単位の食品は、

Ⅰ群 : 炭水化物を含む食品

表1 : 穀類、いも、炭水化物の多い野菜
表2 : 果物

Ⅱ群 : 蛋白質を含む食品

表3 : 魚、肉、卵、チーズ、大豆
表4 : 牛乳、乳製品

Ⅲ群 : 脂質を含む食品

表5 : 油脂、多脂性食品

Ⅳ群 : ビタミン、ミネラルを含む食品

表6 : 野菜、海藻、きのこ、こんにゃく

に分けられており、この食品から食べるものを選んで合計が10単位になるように組み立てるのです。

最初は市販プログラムの利用が楽

最初はなかなか食品群、そして1単位がどのくらいの量か見当が付きませんが、慣れてくると、

「ご飯を1杯食べたから16cal、2単位」、「パンを1枚と、牛乳を飲んだから、3単位」と見当が付くようになります。

しかし、ご飯やパンなどは見当を付けやすいのですが、「刺身定食を食べた」、「とんかつを食べた」、「牛丼を食べた」などという場合はどうなのかは分からなくなってしまいます。

そんなときには、市販の「糖尿病食事療法プログラム」を利用するのが便利です。

その様な市販プログラムには、実際の献立のレシピなども書いてあることから、それに従って調理すれば規定カロリーの食事を作ることが出来ます。

糖尿病の食事療法は慣れです!

数週間続ければ、おおよその見当が付き、自然とできるようになります。

最初は大変でしょうが、あなたの健康を守るためなのですから、頑張ってやって下さい。


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