菊地亜美の16時間ダイエット

製薬会社で20年以上、新薬の研究開発に携わった経験をもとに、科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えしています。
糖尿病治療では、日本糖尿病学会や厚生労働省も示しているように、食事療法と運動療法が基本です。

はじめに

タレントの菊地亜美さんは、第2子妊娠中に70kg超と、妊娠前と比べ20kgも増えたことを告白していましたが、出産後のダイエットで大幅に痩せたことが話題になっています。

菊地亜美さんが取り組んだのは「16時間ダイエット」。

ところが、菊地亜美さんのダイエット歴を調べてみると、なんと以前にはライザップ(RIZAP)にも挑戦していたのです。

ライザップと16時間ダイエットでは、減量の方法は大きく異なりますが、菊地亜美さんは、それぞれどのような方法でダイエットに取り組んだのでしょうか。

菊地亜美はライザップで10.5kgの減量に成功していた

菊地亜美さん(以下敬称略)は1990年9月5日生まれ。
女性アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバーで、現在はバラエティタレントやモデル、YouTuberとして活動しています。

2018年2月に一般男性と結婚し、2020年8月に長女、2025年3月に次女が誕生しています。

菊地亜美さんは2019年、ライザップのボディメイクに挑戦しました。

ライザップのボディメイクは、専属トレーナーによる完全個室のマンツーマン指導と糖質制限を主軸とした食事管理を組み合わせ、2〜3ヶ月で引き締まった理想の体型を目指すプログラム。

当時の菊地亜美は結婚式を控え、きれいなウエディングドレス姿を夫や両親に見てもらいたいという思いもあり挑戦したと語っています。

4ヵ月の成果は、
・体重 60.2kg → 49.7kg(-10.5kg)
・体脂肪率 31.0% → 24.4%(-6.6ポイント)
・ウエスト 88.5cm → 68.5cm(-20.0cm)
と、大きく変化しました。

特にウエストは88.5cmから68.5cmへ20cmも減少しています。

ライザップでは、トレーナーによる筋力トレーニングとともに厳重な食事管理を行います。

このサイトでは以前、TKO木本武宏が挑戦したときの食事について詳しく紹介しました。
👉 TKO木本武宏がライザップの糖質制限食で減量

また、糖尿病だった森永卓郎もライザップに挑戦し、糖尿病を寛解しています。
👉 森永卓郎がライザップの糖質制限食に挑戦

このように菊地亜美は、2019年にはライザップという管理されたプログラムに参加し、大幅な減量に成功していました。

菊地亜美は妊娠で体重が70kgを超えた

ライザップで49.7kgまで減量した菊地亜美ですが、その後、2020年8月に長女、2025年3月に次女を出産しています。

第2子の妊娠では体重が70kgを超え、妊娠中に20kg弱増えたと告白しています。

第1子を出産したときは、出産後には1ヵ月程で体重は自然に10kg減ったそうです。

ところが第2子出産後は6kgしか減らず、その後も体重がなかなか戻らなかったといいます。

そこで産後のダイエットに取り組むことになったということです。

妊娠中の体重増加は妊娠糖尿病のリスクが高い

妊娠中は胎児の成長だけでなく、胎盤や羊水、母体の血液量なども増えるため、体重が増加しますが、「妊娠糖尿病」に注意する必要があります。

胎盤からのホルモンの影響もあり、妊娠が進むにつれてインスリンの働きが弱まり、血糖値が上がりやすくなりますが、妊娠中の過度の体重増加は妊娠糖尿病を引き起こす可能性が高くなります。

日本産科婦人科学会によれば妊婦の7~9%が妊娠糖尿病と診断されているそうです。

妊娠糖尿病では胎児に影響を与えるだけでなく、出産後に糖尿病になるリスクも高いことから充分気を付ける必要があるのです。

妊娠糖尿病については、こちらの記事にまとめています。
👉 【妊娠糖尿病】気をつけたいポイント

菊地亜美は出産後に16時間ダイエットで17kgの減量に成功

第2子出産後、菊地亜美が減量のために行ったのは「16時間ダイエット」。

1日のうち食べない時間を16時間つくり、残りの8時間に食事をする方法ですが、
菊地亜美は夕食から翌日の食事まで16時間空けるようにしていたそうです。

食事については、
・3食はきちんと食べる
・夕食では炭水化物を少なめにする
・お菓子を完全に禁止しない
といった方法を取り入れ、
本人の言葉では「ゆるくゆるく」続け9ヵ月かけ、
約17kg〜20kg弱の減量に成功し、産前の体重に戻ったことを、YouTubeで報告しています。

YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」

菊地亜美の16時間ダイエットは8時間ダイエットとは違うの?

菊地亜美がおこなったのは「16時間ダイエット」で、「16時間ファスティング」とも言われますね。

日本語で言えば「16時間断食」で、1日の内「16時間は食べない」というものです。

「16時間ダイエット」はこのサイトでも紹介している「8時間ダイエット」とは違うものでしょうか。

基本となる時間の考え方は共通しています。
・1日のうち16時間は食べない
・残りの8時間に食事をする

「食べない16時間」に注目すれば16時間ダイエット、「食べる8時間」に注目すれば8時間ダイエットとなります。

ただし、それぞれが広まった経緯を見ると、多少異なるようです。

16時間ダイエットは筋トレと食事療法の組合せ

16時間の断食+8時間の食事時間を組み合わせた、「16:8」(女性では14/10もある)の方法を提唱したのはスウェーデンの栄養コンサルタントでフィットネストレーナーのマーティン・バークハンで、2006年頃から普及したようです。

それまでフィットネス界で常識とされていた「朝食をしっかり食べ、少量の食事を1日5〜6回に分ける」という食事法を否定し、
16時間の断食に加えて週に3回程度のトレーニングを行い、
・トレーニングする日:高糖質低脂質の食事
・トレしない日 :低糖質中脂質の食事
をする、というものです。

トレーニングでは、筋力トレーニングを重視し、トレーニング日と休養日では炭水化物や脂質の摂り方を変えるなど、食事と運動を組み合わせたダイエット方法です。

8時間ダイエットは『The 8-Hour Diet』から広まった

一方、「8時間ダイエット」は、 8時間ダイエットは本当に痩せる?16時間断食と糖尿病への効果にも詳しく書きましたように、2012年に出版されたピーター・ムーアの『The 8-Hour Diet』がブームの火付け役となりました。

この方法では、1日の食事を8時間以内に収めることを中心とし、
肉や魚、卵、大豆製品などのタンパク質、野菜、乳製品などを組み合わせやバランスを考えることは普通の食事と同じで、軽い運動を取り入れることも提唱しています。

8時間ダイエットも、16時間ダイエットも絶食時間を重要視している

8時間ダイエットも16時間ダイエットも、
「24時間食べ続ける生活スタイルが肥満や糖尿病の原因」
であるという考えが根底にあることで共通しているようです。

これらのダイエット法は「16時間断食ダイエット」や「オートファジー・ダイエット」と呼ばれることもあるのですが、絶食によりオートファジーが働くとされるからです。

オートファジーとは「自食作用」のことで、細胞が自分の中にある古くなったタンパク質や壊れた細胞断片などを分解してエネルギー源とする仕組みのことで、特に、飢餓状態や栄養不足の際に自らを分解してエネルギー源にするのです。

16時間断食することで「オートファジー」が働き、細胞内の老廃物が処理され細胞が若返るとの考えもあるのですが、オートファジーにより痩せるというわけではないようです。

ライザップと16時間ダイエットのどちらが効果がある?

菊地亜美は2つのダイエット法で、
・ライザップでは : 4ヵ月で10.5kgの減量
・16時間ダイエットでは: 9ヵ月で17.0kgの減量
と大幅な減量に成功しています。

気になるのが「ライザップ」と「16時間ダイエット」で、
・どちらが効果がある?
・どちらが楽?
ということでしょう。

ライザップでは : 「完全な糖質制限」+「週2回の筋トレ」
16時間ダイエットでは : 「16時間の絶食」+「8時間以内であれば自由な飲食」
という大きな違いがあるようです。

菊地亜美は、「私は16時間ダイエットが一番合う」と話していますが、
どちらが優れているか、どちらが楽かというより、
自分に合った方法を選び、それを続けることが減量には大切なのでしょう。

最近約8kg痩せたことで話題になった「むめい」さんも、菊地さんと同じように16時間食べない方法を続けていました。

👉 むめいさんはマンジャロを使わずにどうして痩せられたのか?

チャンカワイさんはテレビ番組で、「8時間以内なら好きなものを好きなだけ食べても太らないのか?」という実験に挑戦し興味深い結果を出しましたが、8時間以内なら何を食べても良いというわけではありません。

👉 チャンカワイの8時間ダイエットは本当?大量に食べても太らないのか

まとめ

菊地亜美は2019年にはライザップに挑戦し4ヵ月で10.5kgの減量に成功。

2025年には16時間ダイエットで17kgの減量に成功しました。

ライザップと16時間ダイエットでは方法が大きく違いますが、菊地さんはどちらでも減量に成功しましたが、
今回の減量では、「一番合う」という方法を「ゆるくゆるく」続けたことが成功の秘訣だったようです。

ダイエットは、一時的に体重を落とすだけで終わるものではありませんから、自分の生活の中で無理なく続けられる方法を見つけることが、体重管理を考えるうえで大切なポイントではないでしょうか。

👉 【体重と血糖値が気になる人へ】肥満と糖尿病の基礎知識

最終更新日:2026年9月

【参考記事】
RIZAP:菊地亜美さんボディメイク結果
ORICON NEWS:菊地亜美さん産後ダイエット
日本産科婦人科学会:妊娠糖尿病
Leangains:Sure-Fire Fat Loss
The 8-Hour Diet