今日もご覧になっていただきありがとうございます。
臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。
糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、
糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。
今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えします。
はじめに
糖尿病の予防では「空腹時血糖」ではなく「血糖トレンド」を知ることが大事だとお知らせしてきました。
空腹時血糖では食後高血糖が分からないからです。
血糖トレンドを知るためにはフリースタイルリブレのような非観血的な持続的血糖測定デバイスが必要です。
フリースタイルリブレは二の腕にデバイスを貼り付けるタイプで、入浴もシャワーもOKなのですが、
血糖値測定ができるスマートウオッチの発売がもうすぐだというのです。
血糖測定ができるスマートウォッチ
私が使っているのはフリースタイルリブレ。
フリースタイルリブレにより国内で初めて非観血的な持続的血糖測定が可能になったのですが、
より簡便な、
血糖値測定ができるスマートウォッチがもうすぐ発売されるというのです。
これは、イギリスのPKvitality社が開発中のK’Watch Glucoseという製品ですが、
2022年6月30日にアメリカでの臨床試験を終了し、
2022年~2023年に199ドルで発売されるというのです。
Painless continuous blood sugar monitoring on the horizon for US$199 thanks to the K’Watch Glucose from PKVitality
詳しく見る ⇒ NOTEBOOK CHACK
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PKVitality社のスマートウオッチK’Watch Glucoseは、
針がなく採血が不要な血糖値測定機能が付いているのです。
K’Watch Glucoseの血糖測定技術は「SkinTaste」といわれるもので、
スマートウオッチの肌に接する裏面には、
マイクロポイントといわれる血糖値を測定するセンサーが付いているのです。
詳しく見る ⇒ K’Watch Glucose
このセンサーの表面に使い捨てのK’apsulというパッチを貼って普通の腕時計のように手首に装着しますが、パッチは7日毎に交換するようです。
血糖値の測定は自動的におこなわれbuetoothでスマホに測定値を送信しますが、設定した低血糖や高血糖値を出した場合にはアラームを鳴らすこもできます。
K’Watch Glucoseには血糖測定の他、
- 活動量
- 心拍数
- 睡眠の質
など、一般的なスマートウォッチに搭載されている機能もあり、
シャワーも装着したままで浴びることができます。
臨床試験は2022年6月30日に終了し、2022年~2023年に発売されるようですが、
発売時期は地域によって異なるとされています。
アメリカでの価格は199ドル(約22,500円)、ヨーロッパでは199ユーロ(約25,400円)と予定されていますが、日本での発売時期や価格については未公表です。
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まとめ
糖尿病の予防や管理では血糖トレンドを調べることが重要です。
血糖値の変化を曲線で知ることにより「食後高血糖」を知ることができるのです。
フリースタイルリブレで血糖トレンドを知ることができますが、
スマートウオッチ型の非観血持続的な血糖測定が発売されればより簡単に血糖トレンドを調べることができるようになります。
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