食事療法や運動療法は糖尿病治療薬より効果がある

糖尿病の治療は薬が一番だと思っていませんか?。

日本糖尿病学会のガイドラインでも、

糖尿病の治療は、

  • 食事療法
  • 運動療法

が基本だとし、

糖尿病治療薬の服用は食事療法と運動療法で血糖がコントロールできないときに始めると定めています。

イギリスの研究グループは、

食事療法や運動療法は糖尿病治療薬より効果がある

という研究論文を発表しています。

糖尿病の治療は食事療法と運動療法が基本なのです。

 

 

糖尿病を治すには食事療法と運動療法が基本

このサイトでは何回もお話ししているのですが、

糖尿病の治療は食事療法と運動療法が基本です。

糖尿病の治療は、

  1. 食事療法
  2. 運動療法

をおこなって、

それでも血糖のコントロールができないときに、

初めて、

  • 薬物療法

が開始されるのです。

 

日本糖尿病学会の糖尿病治療ガイドラインには、

 

2型糖尿病の治療の基本方針(ステップ)

1. 食事療法と運動療法

性、年齢、肥満素、身体活動量、血糖値、合併症の有無などを考慮し、エネルギー摂取量を決定する。
できれば毎日、少なくとも週3~5回、強度が中程度の有酸素運動を20~60分間おこない、系150分以上運動することが一般的には勧められる。

2. 薬物療法

食事療法、運動療法を2~3ヵ月続けても、なお、目標の血糖コントロールを達成できない場合には薬物療法を開始する。

 

    詳しく見る ⇒ 日本糖尿病学会のガイドライン

 

と明記され、

食事療法と運動療法をきちんとやるように定められているのですが、

多くの診療では、

では薬を出しておきますから、、

とすぐに血糖低下薬を処方してしまうのが現状のようです。

 


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食事療法と運動療法で糖尿病の薬が不要になった

先日もこのサイトで、

食事療法に加えて運動療法を強化したところ70%の患者で減薬に成功した

という論文をご紹介しました。

  くわしく見る ⇒ 糖尿病でも運動療法をすれば治療薬が不要になる

 

この研究での運動療法はやや強めの運動でした。

 

 

スコットランドのグラスゴー大学は1月11日、

糖尿病患者で食事療法と運動療法を実施したら減薬に成功した

というプレスリリースをしました。

 

16 WEEK NHS PROGRAMME CAN HELP TREAT TYPE 2 DIABETES

  詳しく読む ⇒ グラスゴー大学プレスリリース

 

この研究成果は、Diabetes, Obesity and Metabolismという科学雑誌に掲載されました。

 

Effect of non-surgical weight management on weight and glycaemic control in people with type 2 diabetes: A comparison of interventional and non-interventional outcomes at 3 years

    詳しく読む ⇒ 原著論文

 

 

今日はこの研究成果を簡単にご紹介したいと思います。

 

この研究は、

 

  1. NHSが制作した生活改善プログラムに参加した糖尿病患者 : 1,537人
  2. プログラムに参加せず通常の糖尿病治療を受けた糖尿病患者 : 1,934人

の糖尿病改善効果を比較したものです。

 

NHSとはイギリスの国営医療サービスで、

16週間の食事療法と運動療法を中心とする生活改善プログラムを2005年から提供しています。

 

この生活改善プログラムでは、食事療法と運動療法を重視し、

かつ、治療効果を可視化して療法を継続できるように認知行動療法が取り入れられています。

 

具体的には、16週間に、

  • 90分の糖尿病教室を4回開催

 

食事療法では、

  • 男性 : 1,900kcal/日
  • 女性 : 1,400kcal/日

として、

 

運動療法では、

  • ウォーキングなどの運動を週に5回以上20〜60分間行う

 

という非常にシンプルなものです。

 

その結果、

16週間のプログラムを最後まで継続できたのは : 808人

とおよそ半数だったのですが、

 

継続できなかった患者やプログラムに参加しなかった患者に比べ、

 

継続できた患者は、

  • HbA1c : 0.4%低下
  • 体重 : 5kg減少

という結果が得られたのです。

 

さらに、

16週間のプログラムの終了後も食事療法と運動療法を3年間続けた患者では、

  • 服用している糖尿病治療薬の量や種類を減薬できた
  • インスリン注射が必要な患者が半減した
  • インスリン注射をしていた患者では不要か減量できた

という成績もえられたのです。

 

プログラムに参加しなかった患者の大部分では、

糖尿病治療薬の増量が必要になった

というのです。

 

 

研究グループは、

結論として、

食事療法や運動療法により体重を減らすことは、

  1. 投薬量を減らして血糖値を改善できる
  2. 薬物療法より効果的である

と述べています。

 

糖尿病の治療は薬が一番だと思っていませんか?。

糖尿病の治療は食事療法や運動療法が基本なのです。

 


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