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脳梗塞で亡くなった西城秀樹は糖尿病だった

今日もご覧になっていただきありありがとうございます。

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。

糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、

日本糖尿病学会厚生労働省も述べるように、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。

今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

西城秀樹さん(以下敬称略)が、5月16日夜に亡くなった。

所属事務所の公表では、

5月16日午後11時53分に急性心不全のため逝去いたしました

ということだった。

 

YMCAで踊りながら歌う西城秀樹は健康体そのもので元気の見本のようだった。

しかし、

2回も脳梗塞で倒れていたことは意外と知られていない。

若いのに脳梗塞?

糖尿病だったんではないのか?

と思っていたのだが、

今日発売された週刊新潮には、

西城秀樹は糖尿病でインスリン注射までしていたことが明かされていた。

やっぱり、、、

 

 

西城秀樹の脳梗塞はラクナ梗塞

西城秀樹は、

1955年4月13日生まれ

で、4月に63歳になったばかりでした。

 

西城秀樹は2回脳梗塞を起こしていた

西城秀樹は1984年に、

髄液が漏れて脳圧が下がる低髄液圧症候群で面会謝絶になるほどの入院を経験していますが、

181センチで70kgの健康体。

 

しかし、

お酒をたくさん飲み、タバコもセブンスターを1日に3、4箱吸っていた。

そうです。

 

そして、

1)2003年6月:脳梗塞を発症

 ディナーショーのために訪れていた韓国の済州島での脳梗塞を起こす。

  2003年11月:再度の脳梗塞を発症 

  再度、脳梗塞の発作を起こす。

 

2)2011年 : 脳梗塞で倒れる

 

その後の経過は不明なのですが、

2015年頃から、ジャパンリハビリワークアウトで本格的にリハビリを開始。

 

最初は車椅子で、自立での歩行はほとんどできなかったそうですが、

もう一度歌って踊りたいと懸命にリハビリを続けたようです。

 

亡くなる前日の4月25日にも、14時~17時までリハビリを行って帰宅したのですが、

その夜に意識を失って病院に緊急搬送され、

意識が戻らないまま5月16日の夜に亡くなったのだそうです。

 

 

西城秀樹の脳梗塞はラクナ梗塞

西城秀樹は、181センチで70kg。

ヤングマンやYMCAを謳う姿からは脳梗塞など思いも浮かばないですね。

そして、

脳梗塞をおこしたのは2003年と、今から15年前で、西城秀樹は48歳だったのです。

 

週刊新潮の記事の中で、23年間に亘って西城秀樹のマネージャーを務めてきた赤井氏は、

秀樹さんは健康なイメージで売っていたこともあって身体を鍛えていて、空き時間があればジムに通い、ニューオータニのサウナにも通っていた。

そうなのです。

 

西城秀樹は2001年に結婚しており、脳梗塞を起こしたときに奥さんは第2子になる長男を妊娠中だったそうなのです。

 

そして、

さらに良い仕事をするためにと減量を目指し、

ジムで3時間も汗を流した後にサウナに入り、水はあまり飲まないという過酷なダイエットをしていたそうなのです。

 

そして、そんな最中に脳梗塞、、、。

 

西城秀樹の脳梗塞はラクナ梗塞だったそうです。

脳梗塞とは、脳の動脈に凝固した血液などが詰まり、その周辺の脳細胞が死んでしまう致死的な病気です。

 

脳梗塞には、

  1.  アレローム血栓性脳梗塞
  2.  ラクナ梗塞
  3.  心原性脳塞栓症

の3種類があります。

 

 

アテローム血栓性脳梗塞は、

アテローム(動脈硬化)で狭くなった太い血管に血栓ができて血管が詰まる脳梗塞。

 

心原性脳塞栓症は、

心臓でできた血栓が脳の動脈に運ばれておきる脳梗塞。

 

そして西城秀樹の脳梗塞だったという、

ラクナ梗塞は、

脳内の直径0.2~0.3mm位の非常に細い動脈が詰まる脳梗塞で、高血圧や糖尿病によって引き起こされることが多い脳梗塞です。

 


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西城秀樹は糖尿病でインスリン注射をしていた

ヘビースモーカーで、

やや過激なダイエットをしていた西城秀樹ですが、

どうして48歳という若さで脳梗塞になったのでしょうか?

 

週刊新潮に記事でマネージャーの赤井氏は、

1996年頃に西城秀樹さんと僕が一緒に健康診断を受けました。

その結果、たら二人とも血糖値が高く、

僕は糖尿病と診断されて薬を処方され、

西城秀樹さんはインシュリン治療することになりました。

と、衝撃的な事実を打ち明けています。

 

健康診断で高血糖を指摘され、即、インスリン注射、、、

 

このような例は、

アントニオ猪木

長州小力

森永卓郎

クロちゃん

などでも見られました、、、、。

 

健康診断で血糖値が高いと診断され、インスリン注射を開始、

というのであれば血糖値が300mg/dlとか400mg/dlとかかなりの高血糖だったと思われます。

 

脳梗塞は糖尿病の合併症

糖尿病と脳梗塞とは何ら関係がないように思うでしょうが、

脳梗塞は糖尿病の合併症ともいわれています。

 

糖尿病は血糖値が高い病気ですが、

高血糖が長く続くと血管壁が傷害されるのです。

 

 

週刊新潮の記事の中でも、

東京慈恵会医科大学の阪本要一客員教授も、

糖尿病の状態が続くと、血管の内皮細胞が異常をきたして動脈硬化が進み、脳の血管が詰まって脳梗塞などを引き起こす危険性がより高まります

と述べています。

 

さらに、

くどうあきこ脳神経外科クリニックの工藤千秋院長は、

タバコや過度の飲酒は動脈硬化を促進する要因になります。

タバコは血中酸素を減らし、煙に含まれる過酸化水素は血管の内皮を傷つけ、その部分にコレステロールや血小板が詰まり、梗塞を引き起こします。

水分をあまり摂取しないダイエットは最悪です。

と述べています。

 

そして、

西城秀樹は心臓になんらかの持病があり、リハビリによる負担が蓄積し、

急性心不全が起きた可能性が考えられる

というのです。

 

西城秀樹は、

コンサートなどで激しく動いた後に、

  • 暴飲暴食
  • アルコールの飲み過ぎ
  • 過度の喫煙

などが重なって糖尿病を引き起こし、

 

さらに、

  • 脳梗塞

そして、

  • 心不全

へと進んだのではないかというのです。

 

血管障害は「血糖値がやや高い糖尿病予備群」でも進んでおり、

気づいたときには糖尿病がかなり進行していた、、、

という例は少なくないのです。

 

 

 

血管障害は糖尿病予備群でも進んでいる

この一文を頭に入れておいて下さい。

 

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