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    Categories: 糖尿病のサプリメント

富士フイルムのメタバリアは血糖値を下げるのか?

最近、新聞や雑誌などで富士フイルムのメタバリアの広告をよく見ますが、

このブログの読者の方から、

富士フイルムのメタバリアというのは本当に効果があるのでしょうか?

糖の吸収をおさえると宣伝していますが科学的根拠はあるのでしょうか?

という質問がありました。

 

 

メタバリアは富士フイルムの製品で、

累計で500万本も売り上げた製品のようです。

このサイトでは糖尿病に有益な食事法やサプリなどを取り上げてきたのですが、

このメタバリアについては未掲載でした、、、

そこでさっそく調べてみました。

 

 

メタバリアは富士フイルムのW機能性表示食品

メタバリアは富士フイルムの製品です。

富士フイルムといえば、まさしく写真などのフィルムの会社です。

写真のフィルムの会社どうしてサプリを?

と思ってしまうのですが、

 

富士フイルムは、

1934年(昭和9年)に、写真フィルムの国産化を目指して、大日本セルロイド社の写真事業を分社化して設立された会社で、84年の歴史を誇る会社なのですね。

なお、富士フルムはフルムではなく、イは小文字のイではないのだそうです。

ちなみに、写真のキノンもキノンではないそうです。

 

本業は写真フイルムの製造販売でしたが、2000年以降には、写真フィルム製造で培われてきた化学合成などの技術力を応用して、医療や医薬、機能性化粧品、サプリメントなどのメディカル・ヘルスケア分野へも進出し、

2008年には 富山化学工業・大正製薬との戦略的資本・業務提携をおこなっているのです。

 

化粧品やサプリメントの事業を展開しているのは、

富士フイルム ヘルスケアラボラトリーで、

化粧品のアスタリフト シリーズは女性に好評だそうですがご存じですか?

 

サプリメントとしては、

  • メタバリア
  • メタバリアNEO
  • オキシバリア
  • グルコサミン&コラーゲン
  • コラーゲンドリンク10000
  • ホワイトシールドサプリメント

などの発売をおこなっています。

 

 

 

メタバリアは日本初のW機能性表示食品だそうです。

 

機能性表示食品というのは、

消費者庁が、

その食品の機能性には科学的根拠があるとして認めた食品で、

メタバリアには、

  1. 糖の吸収を抑える機能がある
  2. 腸内環境を整える機能がある

として、2つの機能が認められた食品で、

1つの食品で2つの機能が認められたのは国内は国内で初めてだそうです。

 

 

なお、トクホ(特定保健用食品)との違いは、

特定保健用食品は、消費者庁が審査して許可を与えた食品で、

機能性表示食品は、企業が機能性の科学的根拠を確認して消費者庁に届け、承認されたものですね。

 


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富士フイルムのメタバリアの主成分はサラシノール

メタバリアの成分表示を見てみると、

ということで、

主要な有効成分は、

  1. サラシア濃縮エキス
  2. 赤ワインポリフェノール
  3. 緑茶ポリフェノール

の3つのようです。

赤ワインのポリフェノールは糖尿病に良いことや、

緑茶のポリフェノールも糖尿病改善効果がある

ことは既に何回かこのブログでももお知らせしましたが、

 

メタバリアで注目すべき成分はサラシノール

なのです。

 

サラシノールとはサラシアという植物から抽出されて成分です。

 

サラシアという植物は、

はインドや南アジアにおいて古くから民間療法として使われてきた植物ですが、

 

王侯貴族たちのあいだでは、

  • ダイエット
  • 糖尿病

の特効薬として用いられてきた植物なのです。

 

スリランカの王族は、食事の時にはサラシアの幹や根で作ったコップで水やお酒を飲み、肥満や糖尿病の予防をしていたそうなのです。

 

近畿大学の村岡修副学長と京都薬科大学の吉川雅之教授は、

現地調査と試験を約20年間に亘っておこない、

サラシアの有効成分は、

  • サラシノール
  • ネオコタラノール

であり、糖の吸収を抑える効果があることを発見したのです。

 

 

 

 

メタバリアのサラシアが糖尿病に良い科学的根拠

 

メタバリアの主成分は、サラシア濃縮エキスで、サラシノールが主成分なのです。

 

富士フイルムはメタバリアには、

  1. 糖の吸収を抑える機能がある
  2. 腸内環境を整える機能がある

の2つの機能性があるとしています。

 

サラシノールは糖の吸収を抑える

サラシノールに食後高血糖を抑える働きがあることは、

近畿大学の村岡修副学長と京都薬科大学の吉川雅之教授らが、グルコオキシダーゼ阻害作用があることを明らかにし、

 

サラシアで食後高血糖が下がる科学的根拠でもお知らせしたように、

サラシア属植物普及協会は、サラシア属植物抽出物が食後血糖の上昇を抑制する作用があることを科学的に証明しています。

 

サラシアの食後高血糖を抑える作用は、

糖を分解するα-グルシダーゼという酵素を阻害する作用によるもので、

これは糖尿病治療薬と同じ作用なのです。

 

 

メタバリアに含まれるサラシアは糖の吸収を抑えることは科学的根拠があるのです。

 


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サラシアは腸内環境を整える

メタバリアのもう一つの機能である、

腸内環境を整える

ということはどういうことなのでしょう。

 

サラシノールを4週間摂取すると腸内のビフィズス菌が5倍に増えた

ということなのです。

 

オリゴ糖は、腸内環境を改善する効果が高いとしてよく知られているのですが、サラシアはそのオリゴ糖よりもビフィズス菌を増やしたということが明らかになっています。

そして同時に悪玉菌といわれるクロストリジウムが約1/4まで減少していることも確認されています。

 

サラシアは食事で摂取した糖類からオリゴ糖を生成し、善玉菌であるビフィズス菌を増やしたと考えられています。

 

サラシアはα-グルコシダーゼという酵素を阻害して、糖の吸収を抑えるのですが、

吸収されなかった糖はオリゴ糖に変わり善玉菌のビフィズス菌を増やすというわけです。

 

いかがでしたでしょうか?

 

富士フイルムのメタバリアは機能性表示食品で医薬品ではありませんので、

食後高血糖を下げる

というような効能を表示してはいけないのです。

 

しかし、

メタバリアに含まれるサラシアには

食後高血糖を下げる作用があり、

その科学的根拠も明らかになっているのです。

 

メタバリアには血糖値を下げる作用のあるサラシアが配合されている 

ということなのです。

 

 

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