関西で糖尿病の名医がいる病院を教えてくださいとの質問がありました。
糖尿病の専門医と言われる医師は関西にも沢山おられます。
糖尿病を患ってから10年間、薬物治療を受けているそうですが、
はたして、名医と言われる医療機関に転院すれば糖尿病は完治するのでしょうか?
糖尿病治療の根本を振り返ってみる必要がありそうです。
関西の糖尿病の名医がいる病院
先日、読者のAさんから、
糖尿病の治療を始めて10年になりますが、一向に治りません。
奈良に住んでおりますが、関西の病院で糖尿専門の良い病院を紹介してください。
というお便りをいただきました。
ご返事を差し上げましたが、メールアドレスが間違っているのか届かないのです、、、。
恐らく、返事を待っておられるのではないかと思います。
そこで、他の読者の方にも参考になるのではと、記事にいたしました。
関西の糖尿病専門医を探す
糖尿病の名医を探すには、本やインターネットで探すことができます。
書店に行けば、「名医年鑑」とか「評判の良い名医」の様な本がたくさん並んでいます。
インターネットで、「関西+糖尿病+名医」と検索するとリストが出てきますし、「ドクターズガイド」では個人単位で検索できます。
ちなみに、病院では、
大阪府ですと、
- 関西電力病院 大阪府大阪市福島区
- 住友病院 大阪府大阪市北区
- 大阪赤十字病院 大阪府大阪市天王寺区
- 大阪市立大学医学部附属病院 大阪府大阪市阿倍野区
- 近畿大学医学部附属病院 大阪府大阪狭山市
などがリストアップされます。
1番目の関西園力病院には、清野裕医師がおられます。
清野氏は、京都大学名誉教授で、公益社団法人・日本糖尿病協会の理事長も務められていますが、インスリン分泌を促進する消化管ホルモンであるインクレチンの研究では世界のリーダー的な研究者です。
住友病院には、糖尿病・代謝センターがあり、メタボリックシンドローム、糖尿病、高脂血症などの人が食事療法や運動療法をマスターできるシステムがあります。
糖尿病は薬物療法で治るのか
しかし、問題は、
糖尿病は薬で完治するのか?
ということです。
糖尿病は、食生活や生活習慣により、
- インスリンの分泌が悪くなった
- インスリンの効果が弱くなった
ことにより、
血糖値が高くなる病気です
何度も書いていますが、血糖値が高くなること自体は体に不調が現れないのですが、血糖値が長期に亘って高い状態が続くと血管壁が障害され、
- 糖尿病神経障害
- 糖尿病網膜症
- 糖尿病腎症
などの合併症や、更に太い血管が傷害されれば、
- 心筋梗塞
- 脳卒中
などで命を失う危険性が高まるのです。
糖尿病の薬は血糖値を下げるだけ
国内で厚労省に認可されている糖尿病治療薬は7種類で、いずれも経口剤で、この他にインスリン注射薬があります。
糖尿病治療薬は作用から3つのグループに分けられます。
詳しく見る ⇒ 糖尿病の治療薬とサプリメント
薬の作用 | 薬の種類 | 作用部位 |
インスリンの分泌促進 | インクレチン薬 | 小腸 |
SU薬 | 膵臓 | |
グリ二ド薬 | 膵臓 | |
インスリンの効果促進 | グビアナイド薬 | 肝臓、小腸 |
チアゾリン薬 | 肝臓、筋肉 | |
食後血糖の抑制 | α-グリコシダーゼ阻害薬 | 小腸 |
SGLT2阻害薬 | 腎臓 |
すなわち、
- インスリンの分泌を促進する薬
- インスリンの効きを良くする薬
- 糖の吸収を抑えたり、糖の消費を高める薬
ということで、いずれも血糖値を下げる目的の薬なのです。
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名医のいる高雄病院で糖尿病を完治する
高血圧の治療薬を飲めば血圧は下がりますが、薬を止めれば血圧は再び上がります。
糖尿病の治療でも同じことがいえるのです。
糖尿病治療薬は血糖値を下げる薬なのです。
日本糖尿病学会の食事療法は高糖質食
糖尿病治療の基本は、
- 食事療法
- 運動療法
で、食事療法と運動療法で血糖値のコントロールができないときに薬物療法が開始されます。
現在、日本糖尿病学会の推奨する食事療法は、
- 自分の身体活動に見合ったカロリーを摂る
- 必要カロリーの60%は糖質で摂る
ということで、日本糖尿病学会の推奨する食事療法は高糖質食です。
糖質が多ければ食後血糖値は急上昇してグルコーススパイクが起こり糖尿病は悪化するのです。
高雄病院の糖質制限療法
糖質制限の効果についてはこのサイトでも数多く説明していますから、もう充分にご存じだと思います。
日本糖尿病学会は、糖質制限を認容していませんが、
日本糖尿病学会の理事長である門脇孝氏は、
- 病院長である東大附属病院では40%の糖質制限を実践
- 自らも糖質制限を実践
ということで、糖質制限食の推奨者なのです。
糖質制限食を国内で提唱したのは、
京都市の高雄病院の江部康二医師
です。
詳しく見る ⇒ 高雄病院(糖質制限食)
経済評論家でテレビタレントである森永卓郎さんは、インスリン注射を打つほどの重度の糖尿病でした。
しかし、森永卓郎さんは糖尿病を完治し、現在は薬も飲む必要がなくなったそうです。
どうして森永卓郎さんは糖尿病を完治したのか?
それは、ライザップの食事療法です。
しかし、
糖尿病治療薬を服用している人が、自己判断で糖質制限食を行うことは避けるべきです。
その理由は、
血糖低下薬を服用しながら糖質制限を行うと低血糖になるからです。
高雄病院は日本の糖質制限の先駆者のいる江部康二医師が理事長を務める病院です。
高雄病院では多数の糖尿病患者が糖質制限で糖尿病を完治しています。
糖尿病の名医がいる病院を探しているのであれば、京都の高雄病院で相談されたらいかがでしょうか。
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