アーモンドミルクをご存じですか?
アーモンドミルクは糖尿病予防に良いと言うことをご存じですか?
アーモンドは知っていますが、アーモンドミルクとはいったい何なのでしょう?
糖尿病が怖いのは、高血糖による血管障害です。
糖尿病は血管障害により心筋梗塞や脳梗塞、神経障害、網膜症、腎症などを引き起こします。
アーモンドミルクはAGEsを減少させ、糖尿病合併症を防ぐのです。
糖尿病予防に良いというアーモンドミルクを調べてみました。
アーモンドミルクが評判です
2015年4月14日(火)のNHK・おはよう日本;けんコンで、
「いま注目!アーモンドミルク」
という番組をやっていましたが、ご覧になりましたか?
アーモンドミルクは、アーモンドをすりつぶして絞った、言うなればアーモンドの果汁です。
アーモンドミルクはビタミンEや食物繊維が豊富で、アレルギーをおこすことも少ないことから、牛乳の代用品としても注目を集めています。
アーモンドミルクを研究している慶應大学の井上浩義氏は、
毎日コップ1杯(250ml)のアーモンドミルクを飲むだけでもコレステロールを下げ、
脂肪の吸収を抑制するなど、
肥満や高血糖が気になるあなたにも非常に良い飲み物だと言っているのです。
アーモンドミルクの作り方
【材料(2人分)】
- アーモンド(脂や塩を使っていないもの) 100g
- 水 500ml
【作り方】
- アーモンドを200~500mlの水に一晩漬ける
- 水を切りミキサーに入れる
- 500mlの水を加えて1~2分ミキサーをかける
- 綿の布で漉す
と簡単なのですが、
最近はマーケットでも売っていますので、近くのマーケットに置いてあれば購入する方が簡単かも知れません。
販売している製品では口当たりを良くするため、できるだけ皮や繊維分を取り除いていますが、自作すると実や皮の食物繊維も摂取できることからより健康的です。
素焼きのアーモンドはAmazonで簡単に購入出来ます。価格は1kgで2,300円程度ですから、1回分250mlは115円ですから毎日飲んでも家計には大きな負担にはならないと思います。
高血糖や肥満が気になるあなたにはカロリーも少なく糖尿病の予防になるアーモンドミルクの方がおすすめです。
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アーモンドミルクの効果
アーモンドミルクは、豆乳に次いで、「第三のミルク」として注目が集まっています。
なお、ライスミルクも代替ミルクとして人気が出ていますが、ライスミルクは炭水化物そのものですから、血糖値が気になる方や糖尿病の方では厳禁です!
アーモンドミルクはアメリカなど海外では健康飲料としてたくさん消費されていますが、アンチエイジング(老化防止)として、また美容にも良いと言うことから人気が高いのです。
アーモンドミルクの成分
牛乳は長い間、健康飲料としてもてはやされていましたが、牛乳の欠点は動物性脂肪(飽和脂肪酸)が多いことです。
脂肪は体に必要な栄養素ですが、肥満の原因になり、動物性脂肪はコレステロール値を上げてしまいます。そこで、最近では、ローファット。ミルクなども多いのですが、
アーモンドミルクはカロリーも低く、植物性脂肪であることからコルステロール上昇の心配もないのです。
市販のアーモンドミルクの1パック(200ml)の栄養成分
- エネルギー 49kcal
- 蛋白質 1.2g
- 脂質 2.2g
- 糖質 5.8g
- 食物繊維 0.6g
- ナトリウム 127mg
- マグネシウム 13mg
- ビタミンE 8.9mg
- コレステロール 0mg
アーモンドミルクの効果
- アンチエイジング効果
アーモンドミルクにはビタミンEが豊富ですが、抗酸化作用で老化を防いでくれます。アーモンドのビタミンE含有量は食品品のナンバーワンです。 - 美容効果
ビタミンEには肌や各器官の粘膜の強化作用が有り、アーモンドに含まれるビタミンEはゴマの310倍もあるのです。
また、肌を健やかに保つ作用のあるオレイン酸もゴマの1.8倍も含まれています。 - 腸内環境を整える
アーモンドには不溶性食物繊維がたくさん含まれており、これが腸内環境を整え、便秘改善やデトックス効果が期待できます。
食物繊維はレタスの9倍、ごぼうの 1.8倍も含まれています。 -
脂質代謝改善
アーモンドミルクはステロールがゼロで、
体内の脂質を代謝してくれるオレイン酸がたくさん含まれます。
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アーモンドミルクは糖尿病に良い
アーモンドミルクは非常に健康的な飲み物なのですが、糖尿病にも非常に良いのです。
その理由は、
- 抗酸化作用がある
- 食物繊維が豊富
ということです。
アーモンドミルクの抗AGEs作用
アーモンドミルクにはビタミンEがたくさん含まれ亢老化作用があるのですが、この作用は老化物質であるAGEsを抑制し、便と一緒に排出させるのです。
AGEsとは終末糖化産物のことで、蛋白質と糖が結びついたものですが、この物質が体内に貯まると老化や生活習慣病につながり、シワや肌のたるみにもなります。
AGEsは「体のサビ」ともいわれ、体にとって良いことは全くありません。
AGEsはまた、血管壁をもろくし、心筋梗塞や脳梗塞が起きやすくなるのですが、糖尿病では高血糖によりAGEsができやすく血管壁の障害も進んでいるのですが、アーモンドミルクは、AGEsの排出を促してくれるのです。
糖尿病合併症の大きな原因は、AGEsの産生なのです。
食物繊維は血糖値の上昇を抑える
アーモンドミルクには食物繊維が豊富に含まれます。
もうすでにこのサイトでは何回もお伝えしましたように、食物繊維は食後血糖の上昇を抑制するのです。
食物繊維とは、食べ物の中に含まれる消化酵素で消化することのできない物質で、便通を整えて便秘を防ぐうえで欠かせないのですが、
その他にも、脂質、糖、ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する働きがあるため、2型糖尿病、高血圧、肥満、脂質異常症などの予防や改善の効果が期待できるのです。
血糖値が気になるあなたもアーモンドミルクを試してみたらいかがですか
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