今日もご覧になっていただきありがとうございます。
臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。
糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、
糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。
今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えします。
はじめに
コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールは抗酸化作用があるのですが、
コーヒーに酢を入れた酢コーヒーは、
医者が実践して血圧を下げる効果を確認した「薬いらずの特効法」だそうです。
1日に3杯のコーヒーを飲むことで糖尿病のリスクが21%も下がるという研究結果も報告され、
酢には食後高血糖値を抑える効果のあることが明らかになっています。
酢コーヒーは両者の相加効果があるようです。
明日から、コーヒーに酢を入れてみませんか?
酢コーヒーは血圧を下げる
芝浦スリーワンクリニック名誉院長である板倉弘重氏は、
『薬いらずの特効法;血圧を下げる50のコツ』
という本を出版しています。
この本は、
14名の医師が、
- 自ら実践して血圧を下げることを確認し、
- 患者からも「血圧が下がった」「続けやすい」と高評価を得た、
という【血圧を下げるコツ】を厳選してまとめた本です。
この中で紹介されている1つが酢コーヒーは血圧を下げるという特攻法なのです。
コーヒーに酢を入れるの?、チョット驚きですが、
近年の研究で、
コーヒーに酢やレモンを足すことが体に良い
ということが科学的に立証されたというのです。
コーヒーに酢を入れるの?
どんな味なのか疑問に思われる方も多いと思いますが、
小さじ1杯程度の酢ではコーヒーの味わいにさほど影響をおよぼさないどころか、
逆に、ほのかな酸味がコーヒーの苦味とマッチしてまろやかで奥行きが深い味になる
というのです。
飲み方は、
- コーヒー : インスタントでもドリップでも良い
- 酢の量 : コーヒー1杯に小さじ1(5mL)
- 酢の種類 : どんな酢でもレモンでも良い、黒砂糖やハチミツを少量加えて良い
- 飲む量 : 1日4杯まで、ベストは3杯まで
ということです。
コーヒーのクロロゲン酸が
コーヒーに、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸という物質が含まれています。
ポリフェノールであるクロロゲン酸には強い抗酸化作用があるのですが、
強い抗酸化作用
↓
・体内の炎症を抑える
・血管の内皮細胞を保護して、血管をしなやかに保つ
↓
血圧が下がる
+
酢の「酢酸」やレモンの「ヘスペリジン」は血圧改善効果をさらに高める
という原理なのです。
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コーヒーのクロロゲン酸は糖尿病にも良い
コーヒーに含まれるポリフェノールの一種であるクロロゲン酸は血圧を下げる効果が期待されるということなのですが、
糖尿病に良いポリフェノールをご存じですか?という記事にも書きましたように、
クロロゲン酸は糖尿病の血糖値にも良い効果を示すのです。
ポリフェノールは様々な植物に含まれ4,000以上もの種類があるのですが、
海外の研究で、
- ポリフェノールの摂取量が多い人では糖尿病の発症が28%低い
ということがわかっています。
コーヒーはアデポネクチンを増加させ糖尿病を予防するにも書きましたようにポリフェノールは糖尿病に有効であることが知られて、
コーヒーはアデポネクチンを増加させ糖尿病を予防することが分かっているのです。
ポリフェノールを多く含む食品として、
などが知られていおり、コーヒーは糖尿病の予防に良い飲み物なのです。
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まとめ
緑茶のカテキンは血糖値を下げる効果があるのですが、
コーヒーも緑茶と同じように糖尿病の血糖値を下げる効果があるのです。
さらに、酢には糖尿病に対する健康効果あることが知られ、
などを試みている人も多いのです。
私はまだ酢コーヒーを試したことはないのですが「まろやかで奥行きが深い味になる」とのことですから、試してみたいと思います。
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