糖尿病は生活習慣病の1つです。
生活習慣病というのは読んで字のごとく、
糖尿病は生活習慣が起因となる病気です
ですから、
糖尿病を改善するには生活習慣の改善が必要なのです。
糖尿病の治療薬は、
- 糖の吸収を抑える
- 糖の排泄を促進する
- インスリンの働きを良くする
などの作用で血糖値を下げることはできますが、
糖尿病治療薬は糖尿病を治すことはできないのです。
糖尿病を改善するには生活習慣の改善が必要なのです。
日本糖尿病学会のガイドラインでも糖尿病の治療は、
- 食事療法
- 運動療法
が基本だとしているのです。
しかし、
食事療法や運動療法などは自分との闘いでなかなか長続きしないものです、、、
そんな糖尿病や糖尿病予備群のヒトの有用な、
スマホアプリ
をご紹介しましょう。
糖尿病の改善にお薦めなスマホアプリ
糖尿病の改善にお薦めなスマホアプリは、今月上旬に開催された、
第52回糖尿病学の進歩
で紹介されたスマホアプリです。
第52回 糖尿病学の進歩では、
リアルワールドデータによる糖尿病治療の最前線
~PHRや検査データを活用した新しい診療の実際と展望~
と題したセミナーが開催され、
医療法人純正会ソレイユ千種クリニックの 木村 那智院長が、
糖尿病患者向けのスマホアプリ「Welbyマイカルテ」の有効性について紹介したのです。
PHRとはPersonal Health Records(パーソナルヘルスレコード)の略称で、
個人が自分自身の医療や健康情報を収集・保存し活用でする仕組みのことです。
これらの健康情報は、医療機関や健康サービス事業者との情報共用ネットワーク環境を整備することにより、より効果的で効率的な医療・健康サービスの提供ができるようになります。
スマホアプリによる健康情報管理は糖尿病が問題となる中高年層では「苦手!」と思われがちなのですが、
年齢が高くなるほどアプリの利用継続率が高まり、
50歳代以上の年齢層での利用率が高かったそうなのです。
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糖尿病のお薦めアプリWelbyマイカルテとは
第52回 糖尿病学の進歩で、有用性が紹介されたアプリは、
Welbyマイカルテ
というスマホアプリで、(株)ウェルビー(Welby Inc.)がリリースしているスマホアプリです。
詳しく見る ⇒ Welbyマイカルテ
2015年に提供を開始して以来、約22万人が利用登録しており、
・東京新聞
・雑誌・PRESIDENTでも紹介されています。
Welbyマイカルテは糖尿病患者の自己管理ノート
Welbyマイカルテはいうなれば“糖尿病患者の自己管理ノート”で、
- 生活改善をしたいけどなかなかできない
- 自己管理が続かない
- 忙しくて記録できない
- 食事管理が面倒で大変
- 血糖値がコントロールができているか良くわからない
- 体重管理ができない
- 眠れない
という糖尿病患者や糖尿病予備群をサポートし、
- 簡単で楽に記録できる
- 主治医に記録を見てもらえる
- 管理栄養士の食事指導も受けられる
という特徴があり、
記録はクラウドに保存できるのでなくなる心配もないのです。
さらには、
各種の血圧計や血糖測定器、体重計などの家庭用健康測定機器
ともつながるのです。
- 血糖測定器 : アークレイ㈱・㈱三和化学研究所、テルモ㈱
- 血圧計 : オムロンヘルスケア㈱、㈱エー・アンド・デイ、テルモ㈱
- 体組成計 : ㈱エー・アンド・デイ、テルモ㈱
さらに、ウエアラブル活動量計(テルモ㈱、㈱エー・アンド・デイ、Apple Inc.)ともつながりますから、活動量や睡眠管理もできるのですね。
そして、
このアプリは医療機関と連携せずに、
糖尿病患者や糖尿病予備群などが個人で利用することもできる
ので、あなたの自己管理ノートとしても活用できるのです。
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糖尿病のお薦めアプリWelbyマイカルテの有用性
第52回 糖尿病学の進歩におけるセミナーで木村 那智医師は、
では、
- 糖尿病患者は無料でダウンロードできる
- 使い方も簡単
と紹介しましたが、
医師や看護師からコメントを返すことができる患者の安心感と継続につながる
と説明し、
糖尿病患者にとっては医師に見守ってもらえているという安心感につながる
とアプリの有用性を話していました。
さらに、
患者のモチベーションアップにもつながり、
ある40歳代男性では、
- 食事内容を撮影する
- 運動量を記録する
などのアプリの使用にハマり、
生活習慣が改善され、
- 体重減少
- 血糖値低下
につながった症例を紹介していました。
中高年齢層では継続率が高い
スマホのアプリというと、
どうしても中高年は苦手
というイメージがあるのですが、
木村医師は、
- 若い人のほうが続かない傾向があった
- 年齢が上がるほど継続率が高くなった
- 50歳代以上での利用率と継続率が高かった
と講演で明らかにしました。
さらに、
開発したウェルビー社の調査では、
医療機関と連携した場合には3ヵ月後の継続率が5倍となった
と説明しています。
糖尿病における、
食事療法
運動療法
は、ある時期だけおこなえば良いというものでは有りません。
食事療法も運動療法も自分の生活リズムに組み込む必要があるのです。
それには、
というのも良い方法なのですが、
今回紹介しましたようなスマホアプリを使って
習慣化する
のが一番良い方法なのです。
このサイトでは糖尿病にお薦めのアプリをいくつか紹介してきましたが、
自分に合ったアプリを見つけることが“継続”するための“コツ”なのです。
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